夏目漱石 八十一夜 (795レス)
1-

788: 07/02(火)12:19 AAS
妙な本を買った

帝京新書
ミステリー作家漱石の謎を解く 百年計画で斃すべき敵の正体
外部リンク:bunko.sumikko.info

漱石の小説をそんなふうに読むの?
という点もあるけど、帝京新書って初めて見る名称
789: 07/27(土)12:39 AAS
NHKラジオが漱石作品の朗読をやってるけど、実況民はゼロ
790
(1): 07/30(火)02:18 AAS
猫の泉
「…逍遙が持論を具現した小説として翻訳出版したのが、エドワード・ブ
ルワー=リットンの小説『リエンツィ』であり、翻訳名を『開巻悲憤 慨
世士伝』(明18)という。のちには漱石がこの小説を原書で読んで、感激
したト書きを残している。それほど逍遙、或いは漱石を、を惹きつけたこ
の小説を、…」
2024年7月22日
791: 07/30(火)13:34 AAS
ブルワー=リットンは明治時代さかんに翻訳されていたのに、日本ではすっかり忘れ去られた存在になっている。(イギリス人の友人に聞いたら本国でもそうらしい)
かくいう私も、ジュブナイルの「ポンペイ最後の日」と国書刊行会のゴシック叢書から出ている『ザノーニ』しか読んだことがない。
792: 08/03(土)21:28 AAS
>>790
ヴァーグナーのオペラでしか知らない
793: 08/03(土)21:48 AAS
ブルワー・リットンは、19世紀のイギリスを代表する小説家の一人であり、その作品は当時の読者に広く愛読されていました。日本においても明治時代に翻訳され、特に『ポンペイ最後の日』は歴史小説として大きな人気を博しました。しかし、時代が下るにつれて、彼の作品は一般読者の関心から遠ざかり、現在ではかつてのような熱狂的な人気は失われていると言えるでしょう。

イギリスにおけるブルワー・リットンの人気についても、書き込みにあるように、かつてほどの熱狂的な人気はなくなっているという見解が一般的です。しかし、ヴィクトリア朝文学の研究者や、ゴシック小説ファンなど、一部の層ではいまだに高い評価を受けていることも事実です。
794: 08/03(土)21:49 AAS
日本の近代絵画のケースについて考えている。そこでの近代化は、制度的に芸術を受け入れることだったと言える。美術大学と画壇が形成されたのはその結果である。この流れとは別に、江戸絵画の流れが存在する。これは職人的な前近代的な世界観を持つが、明確な自律性と高い完成度を誇る。

漱石の「内発的」と「外発的」という概念で考えると、制度的な芸術は「外発的」なものに該当する。しかし、この職人的な絵画の世界に「内発的」な発展があったかというと、私はそうは思わない。師弟関係の中で、それぞれ独立した優れた画家が生まれ出てきただけである。漱石の「内発的」な発展こそが近代化であるという考え方は、まさに教義であり、「まともに近代化していない」という議論の原型をなしていると言える。
795: 08/04(日)01:13 AAS
40代に入ってからでしょうか。夏目漱石や川端康成、いわゆる文豪と呼ばれる人たちの小説を、能動的に読んでみようと思うようになったのは。

『こころ』をじっくり読んでみて驚きました。主人公が慕う「先生」は、一体どんな悩みを抱えているのだろうという大きな疑問が、ずっと頭から離れません。その謎が、読者を物語へと引き込んでいきます。序盤から、まるで「何かサスペンスが始まるのでは」という雰囲気が漂っているように感じます。エンターテイメント性も抜群です。

登場人物たちの心の揺れ動きや微妙な感情の変化が、驚くほど細やかに描かれています。緻密でありながら、あたたかみや愛情も感じられます。

こんなことを言うのはおこがましいのですが、周囲から見ると少し頑固だと思われがちの私自身と、些細なことに目を向ける夏目漱石の文章が、どこか重なるように感じます。

全編を通しての文体は、「これが美しい文体というものか」と感動しました。どの文章を切り取っても、すっと心に響きます。丁寧でありながら無駄がなく、テンポも良く、読み進めるのがとても心地よいです。
省2
1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 1.314s*