[過去ログ] 光文社古典新訳文庫17 (1002レス)
上下前次1-新
抽出解除 レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
173(5): 2022/03/02(水)14:50 ID:Pd6Ndmb0(1) AAS
原卓也訳の『カラマーゾフの兄弟』のグルーシェンカのこの言葉が好きなんだけど
[原訳] 第7編アリョーシャ (3)一本の葱
「それと、もう一つ付け加えてちょうだい。グルーシェニカは人生のほんのいっとき、ほんの一時だけお兄さんを好きになったことがあるの、
それも、そのひとときをお兄さんが一生おぼえていてくれるくらい、愛したのよ。
だから、グルーシェニカが一生忘れないでと言ったって、伝えてちょうだい!」
しかし、「それも、そのひとときをお兄さんが一生おぼえていてくれるくらい、愛したのよ。」は、他の訳書にはないから原文にないようだ
[米川訳]
「それからまだあるのよ、――グルーシェンカは一とき、たった一ときあの人を愛したことがあるの、だからこの一ときを今後一生わすれないように、とこういい添えてちょうだい。
一生涯といってグルーシェンカが念を押したってね!……」
[江川訳]
省12
174: 2022/03/02(水)16:20 ID:Q+nbwu3y(1) AAS
>>173
底本が違うとかで、そもそものロシア語原文に相違があるということはないのかな
罪と罰で、とある一文が訳本によってあったりなかったりというのは見たことがあるよ
175: 2022/03/02(水)18:10 ID:tVPggs+O(1) AAS
>>173
教養がゴイスー
昔の2ちゃんみたい
177(2): 2022/03/02(水)21:23 ID:7/eGB08r(1) AAS
>>173
訳の正確性はわからんが、江川訳と亀山役の「一時間」は日本語として違和感強いな。「ほんのいっとき」の意味で「一時間」と表現することってないよね?
181: 2022/03/03(木)02:11 ID:Qf0hxsb+(1) AAS
>>173
この文章の中では、米川>亀山>原>江川、だな
米川は、いっとき、いっとき、いっとき、一生、いい添え、一生涯、と
簡潔な文章の中に韻を踏むようなリズム感を醸し出している。
184(1): 2022/03/03(木)14:00 ID:CnMr3hLn(1) AAS
>>173
カラマに限った話ではなく江川訳には良いイメージがあったけど、こうやって並べると原訳と米川訳が良くて江川訳と亀山訳が微妙に見える。
てか、流石に「一時間」は普通の日本語の感覚として受け入れ難い。
そして、若い女性の言葉遣いとしての自然さという意味では、やはり亀山訳はなかなか良いね。
個人的感想としては、原訳>米川訳>亀山訳>江川訳、かな。米川訳なんて古びた骨董品だと思ってたのに、これを見るとなかなか良い感じだったのが意外過ぎた。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.032s