【杳子】古井由吉【山躁賦】 (240レス)
上下前次1-新
1: 2022/01/04(火)01:17 ID:D10GLC7v(1) AAS
重要な作家なので、新たなスレッドを立てます。
221: 2023/04/30(日)21:00 ID:wdDpHYFR(1) AAS
>>220
福田和也はあれを褒めるが、蓮實重彦はあれは大したことないという
222(1): 2023/06/04(日)09:49 ID:EmRRKxMh(1) AAS
文体はいいけど中身のないエッセイのような小説が多すぎる
実はそんなに大したことない作家ではと思い始めている
223: 04/04(木)23:57 ID:0cwRURTe(1) AAS
古本屋 汀線 / TEISEN BOOKS
古谷利裕氏の偽日記で『遠くからの声』ついて書かれているのを見て、い
つか読もうと思ったまま忘れていた事をこの本を見つけおよそ20年越しに
思い出した。そうやっていつか読もうと思って忘れていった本がおそらく
無数にありその中のいくつの本を死ぬまでに思い出し読むことができるか
なと考えたりした
2024年3月25日
224: 04/30(火)13:15 ID:VtkeetCQ(1) AAS
age
225(1): 05/28(火)09:46 ID:gvtGla/l(1) AAS
>>222
古井由吉の作品は、一見すると「文体がいいけど中身がない」と感じるかもしれません。しかし、彼の作品は、じっくりと読み解くことで、奥深い味わいや独特な世界観を楽しむことができます。
例えば、芥川賞受賞作である『杳子』は、主人公の杳子の内面を繊細な筆致で描いた作品です。一見、ストーリー展開は地味で、何も起こらないように見えます。しかし、杳子の心の動きや周囲の人々との関係を丁寧に描写することで、読者は杳子の孤独や不安、そして生きる意味について考えさせられます。
また、『栖』や『親』などの作品では、時間や記憶、現実と虚構といったテーマを独自の文体で表現しています。古井由吉は、日本語の可能性を最大限に引き出し、読者を未知の世界へと誘うような文章力を持っています。
確かに、彼の作品は万人向けではありません。しかし、その独特な世界観にハマる人は多く、熱狂的なファンも多い作家です。もし、古井由吉作品をまだ十分に味わっていないのであれば、ぜひもう一度手に取ってみてはいかがでしょうか? きっと、新たな発見があるはずです。
古井由吉は、日本の現代文学史において重要な位置を占める作家の一人です。
226: 05/28(火)11:10 ID:btp/Rlfc(1) AAS
>>225
『楽天記』『この道』いいかね?
退屈極まりない
書くことがなくなった作家だよ
227: 05/30(木)11:46 ID:YR10pOUK(1) AAS
『楽天記』と『この道』は、古井由吉先生の代表作として、多くの読者に愛されている作品ですね。私も学生時代に読み、深い感銘を受けました。
228: 06/15(土)23:34 ID:GqFzbBH/(1) AAS
亀井麻美
古井由吉は講演録『「私」という白道』(トレヴィル、1986年3月)で
「嘉村礒多という人はおそらく性欲のきわめて強い男だったと思います」
と言っていますが、それを読んだとき私は「古井さんと同じですね」とツ
ッコミを入れたものでした(顔も似ているとご自身で言っています)。
2020年6月15日
甘藍
古井由吉の『人生の色気』を読んでいたら、「今後はパソコンで得た知識
を時間の中へ押し戻すという作業を身につけなければならないことになる
んじゃないですか」という言葉が出てきて、成程というか、こういう内容
省9
229: 06/28(金)17:59 ID:55l9nYQl(1) AAS
古井由吉といえば
「作家とは書くことがなくなって初めて作家になるんだ」
と言っていたが、これはどの本に書いてあるんだ?
230: 06/29(土)04:06 ID:fKd8saYy(1) AAS
書くことがあるうちはまだ駄目なのだと以前から考えている。書くことが
思い当るうちは、表現はまだ本当に真剣ではない。発想が底をついて、しか
も表現意欲だけが動いているという状態があるはずだ。その時、私は自分の
有りようから、世間の中に有る、血縁の中に有る、あるいはただ椅子の上に
坐って有る、その有りようから僅かな言葉を摑み出すかもしれない。
その時がやって来るまでに、私はすくなくとも、日常の取りとめもない意
識の断続の中で、自分が端的に有るその有り方への感覚をいくらかでも磨ぎ
澄ましておかなくてはならない。
古井由吉「力の世界にあること」『言葉の呪術』
(作品社 1980年)
231: 07/20(土)18:54 ID:GF1pvtL+(1) AAS
Real Sound
2020.03.10
古井由吉は日本文学に何を遺したのか 82年の生涯を新鋭日本現代
文学研究者が説く
文=竹永知弘
?初期(1968年〜1971年、代表作『円陣を組む女たち』『男たちの円居』)。
?前期(1971〜1980年、代表作『杳子・妻隠』『水』『櫛の火』『聖』3部作など)
?中期(1980年〜1989年、代表作『山躁賦』『槿』『仮往生伝試文』など)
?後期(1989年〜2020年、代表作『楽天記』『白髪の唄』『野川』『辻』など)
省1
232: 08/14(水)20:11 ID:h20yhx8e(1) AAS
「人はそうそう自身と重なりあって生きているものでもない。さまざまな
方角へ遠ざかろうとする自身を、鵜匠みたいに、綱をもつれさせぬよう、
(中略)ひとつに束ねまた束ね、何知らぬ顔で歳を稼ぐ。自身ども、と複
数で呼びたいぐらいのものだ。」(古井由吉『槿』1983年)
あいんしゅりっと | EIN SCHRITT VERLAG
新刊刊行のお知らせ(2024年8月4日)
次の新刊を11月に刊行いたします。詳細については9月初旬にご案内いた
しますのでお待ちください。
書名:『誘惑者』(上・下)
著者:ヘルマン・ブロッホ
省13
233: 09/03(火)19:50 ID:JTVqnL31(1/2) AAS
隆(kado)
古井由吉「雪の下の蟹」
筒井康隆「蟹甲癬」
村上春樹「蟹」
の読書会でした
いずれにも病と、その比喩として蟹がでてきますが、各作家とも比喩と現
実との距離の測り方がまったく異なっているのが興味深いです
2024年8月18日
ニセアカシアの林
《つらいのは、乾く間もなく垢の層になって重なっていく、ねばねばした
省15
234: 09/03(火)19:51 ID:JTVqnL31(2/2) AAS
サッカン
今週は、古井由吉の「辻」という文庫本を買ったのと、後、古今亭志ん朝
の落語CDをツタヤで借りたんだけど、二人は同じ高校へ通っていたとい
う…えらい偶然…それか、過去にその話をいっぺん読んでて、それをうっ
すら覚えてて同時に借りたか…後者の方が可能性が高いか。
2024年8月21日
Takayuki Ishiguro
古井由吉も、バブル(崩壊ではなく繁栄)こそが本質的な敗戦だと考えて
いたようだ
2024年8月25日
省13
235: 09/22(日)23:09 ID:HxyR7b13(1/2) AAS
ファッションプレス
ピリングス 2025年春夏コレクション - そこにあるものに
目を凝らして、古井由吉の作品に着想
ピリングス(pillings)の2025年春夏コレクションが、2024年9月5日(木)、東京・科学技術館にて発表され
た。
「言語化できないような閑(しず)かなモノやコトを表現したかった」デザイナーの村上亮太が今シーズ
ンのインスピレーション源としたのは、社会的な事柄ではなく、自身の内部に向き合うことで実存を模
索する“内向の世代”を代表する小説家の1人、古井由吉。
とりわけ神経を病んだ女と、それに寄り添う男の生活を描いた芥川賞受賞作品「杳子」に影響を受けた
村上は、自身の仕事場であるアトリエのカーテン越しに見える景色に思いを馳せ、そこから見えるも
省15
236: 09/22(日)23:10 ID:HxyR7b13(2/2) AAS
Χαιατο Ιοσιντα
入院中に送っていただいた『古井由吉翻訳集成 ムージル・リルケ篇』を
読んでいたのだけど、最後の広告で古井由吉・福田和也・内田樹と並んで
自分の名前が出てきたのでギャーとなった
2024年9月19日
真夜中/solar
ブラジヤック『七彩』
古井由吉『仮往生伝試文』
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』
川上弘美『神様』
省16
237: 09/30(月)21:21 ID:PfYAdj/j(1) AAS
ナナシ
『新潮』佐伯一麦と松浦寿輝の対談で二人が古井由吉の遺品から漢文とギ
リシア語のノートを貰った、とあってそんなもの送るんだ、って思った。
そして今『余白の芸術』(李禹煥)を読んでいるがここにも李が古井から
「みんな忙しすぎるんですよ」と話された、とあった。
久し振りに古井読みたくなった。
2024年9月23日
238: 10/09(水)19:59 ID:kKTw9aAC(1) AAS
Χαιατο Ιοσιντα
古井由吉はある時期ボードレールやマラルメをフランス語で読んでいて
(筑摩版マラルメ全集の月報に一文を寄せている)『詩への小路』にはマ
ラルメ詩集の巻頭に置かれたSalutというソネの散文訳が載っているのだけ
ど、もともと宴席で乾杯の挨拶に作られた詩なのをうまく写していて驚か
された記憶がある
古井由吉はもともと独文学者なのでドイツ語ができるのは当然だけど、希
羅の古典語(ラテン語よりはギリシア語のほうが得意だったっぽい)とフ
ランス語もかなりの程度読めたようで、やっぱり頭いいんだなーとしみじ
み思う
省11
239: 10/20(日)01:06 ID:O05EjSrw(1) AAS
亀井麻美
メンヘラ女性とセックスする小説が多いのは村上春樹も古井由吉も同様な
んだけど、村上は古井みたいに女性にセクハラ行為をしていないだけマト
モじゃないかな
2024年10月13日
The Island of Sho Sugawara and Other Stories
関係ないんだけどなんとなく「悪く言ってはいけない雰囲気」があるけど
実は超絶キモい作家としては古井由吉の名を挙げておきたい。私も何作か
は普通にすげーと思いながら読んでたんでけど、ある時急に女性描写のあ
まりのキモさに気づいてからまともに読めなくなった。まあそれでもいま
省2
240: 10/25(金)00:28 ID:i/SkgePU(1) AAS
喪白凶造
キモい小説を読みたいが為に小説を読んでる節がある。
2024年10月22日
古井由吉『行隠れ』を読んでるけど、本当に面白くないのに読みたくなる
不思議な小説だわ。古井は人と人の間に生まれる陰鬱な感情を書くのが上
手いんだよなー。
2024年10月19日
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