アンビエントを聴きながら純文学を読む pt.1 (415レス)
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397: [sage] 2024/07/20(土) 00:00:09.46 ID:GF1pvtL+ 保坂和志・山本浩貴(いぬのせなか座) トーク中に頭の中で跳ねていたあれこれ Shun Fushimi 伏見 瞬 2024年6月24日 そう考えると、自分が「死なない」よりも、「死ぬ」 に反応する傾向を持っていることに改めて気づく。大学学部の卒論でバタイ ユについて書き、自分の単著の批評対象としてスピッツを選んだが、どちら も死を巡る表現を為した存在だ。批評再生塾の最終課題に提出したアンビエ ント論は、サティ、イーノ、バシンスキーがそれぞれ大量死の体験からアン ビエントミュージックを編み出したという論を提示している。理由も根拠も ないまま愛着を持っているLana Del ReyやART-SCHOOLの音楽も死をモチー フにしているし、サウンドの残響感自体に死が宿っている。自分の執着先を 思い出すと、死と関連を持つ作品がやたら溢れる。そもそも、レコードや映 画に愛着しているのも、複製文化が死者と結びついていて、パフォーマーが 死んでも録音と録画には残る幽霊性に惹かれている。こうした死を想う志向 には論理の手前で共振するのだが、「死なない」という言葉を前にすると、 素通りするしかない自分に気づく。 この話題はもっと直接的に自分を刺してくる話に、端的に私は最近 短歌を書き始めた。しかも、死のイメージを綴った短歌がどんどん出てき た。書き始めた理由は省略するが、短歌が死に繋がるというのは、根拠はご く最近の体験から考えると十分納得できる話だ。んで、私は死を賛美するよ うな表現はしたくないので、もし自分の短歌が美しい死を想起させるものに なっていると困る。とはいえ、私はだらだら生きるための短歌というのは自 分の表現に接合されないコンセプトのように感じていて、言語表象として死 を扱いたい気持ちが強い。というか、恐らく私が短歌を書く限りは死が出て くるはずだ。その際、死を扱いつつ、死を煽るものではあってはならない。 そんな、倫理が、今後の制作の圧として機能する。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1660075755/397
保坂和志山本浩貴いぬのせなか座 トーク中に頭の中で跳ねていたあれこれ 伏見 瞬 年月日 そう考えると自分が死なないよりも死ぬ に反応する傾向を持っていることに改めて気づく大学学部の卒論でバタイ ユについて書き自分の単著の批評対象としてスピッツを選んだがどちら も死を巡る表現を為した存在だ批評再生塾の最終課題に提出したアンビエ ント論はサティイーノバシンスキーがそれぞれ大量死の体験からアン ビエントミュージックを編み出したという論を提示している理由も根拠も ないまま愛着を持っている やの音楽も死をモチー フにしているしサウンドの残響感自体に死が宿っている自分の執着先を 思い出すと死と関連を持つ作品がやたら溢れるそもそもレコードや映 画に愛着しているのも複製文化が死者と結びついていてパフォーマーが 死んでも録音と録画には残る幽霊性に惹かれているこうした死を想う志向 には論理の手前で共振するのだが死なないという言葉を前にすると 素通りするしかない自分に気づく この話題はもっと直接的に自分を刺してくる話に端的に私は最近 短歌を書き始めたしかも死のイメージを綴った短歌がどんどん出てき た書き始めた理由は省略するが短歌が死に繋がるというのは根拠はご く最近の体験から考えると十分納得できる話だんで私は死を賛美するよ うな表現はしたくないのでもし自分の短歌が美しい死を想起させるものに なっていると困るとはいえ私はだらだら生きるための短歌というのは自 分の表現に接合されないコンセプトのように感じていて言語表象として死 を扱いたい気持ちが強いというか恐らく私が短歌を書く限りは死が出て くるはずだその際死を扱いつつ死を煽るものではあってはならない そんな倫理が今後の制作の圧として機能する
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