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純文学5誌総合スレ 第132巻目 (1002レス)
純文学5誌総合スレ 第132巻目 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1725836941/
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179: 吾輩は名無しである [sage] 2024/09/12(木) 21:38:58.07 ID:iHjD1s2x 字滑り(永方佑樹)文學界10月号 発する言葉や文字が変になる「字滑り」が起きている世界。 ブロガーの骨火は字滑りを研究するブログを書いている。 骨火も含めて何人かが、東北地方の山奥の旅館に招待された。 「字滑り体験ツアー」のモニターである。 旅館の近くの山に閉じ込められた神様の話、妊婦を殺して鬼婆になった者の話などを地元の人に聞く。 旅館から歩いていけるところに、コンビニエンスストアらしき商店があるが、なんだか変だ。 ツアー最終日、とうとう字滑りが起きて、参加者のアザミは異世界に飛んだような不思議な感覚を覚える。 それからもう字滑りは起きなくなった。 ハイカルチャー純文学の極北! 喩えるなら文学界のバレンシアガ! とにかくセンスが良くておしゃれでかっこいい。 一見、真似できそう、ありふれていそうだけど、ハイブランドの服は、ファストファッションメーカーがデザインをパクったところで、ぜんぜん別モノなのだ。 ポロックの絵の具が飛び散ったような絵だって、いっけん誰でも書けそうだけど、美大の卒業展で見るような「ポロック風」の絵は、まったくポロックにかなわない。 やっぱり本物は違うということ。 そしてこの小説は本物だということ。 今期芥川賞詩人枠の最有力候補かな。 まあバレンシアガの服を買える人、そして着て似合う人はごく限られると思いますが。 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1725836941/179
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