純文学5誌総合スレ 第132巻目 (640レス)
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40: 09/10(火)15:32 ID:dPK4ill8(1/4) AAS
一気読み必至『ビリー・サマーズ』に号泣 主人公はプロの殺し屋で標的は悪人のみ スティーヴン・キングの『異能機関』に続く大傑作
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9/9(月) 17:00配信
夕刊フジ
外部リンク:news.yahoo.co.jp

『ビリー・サマーズ』(文藝春秋)

【花田紀凱 天下の暴論プラス】

スティーヴン・キングを読んで泣いた。

作家デビュー50周年記念出版と銘打った『ビリー・サマーズ』(文藝春秋刊)。上・下で600ページを超す長編だが、ほんとうに寝食を忘れ、一気に読んだ。
省4
41: 09/10(火)15:32 ID:dPK4ill8(2/4) AAS
2作目でがっかりさせられる作家もいるし、5、6作読んでやめる作家もいる。むろん、ずっと、新刊が出ると必ず読み続ける作家もいる。

ま、失礼だから、名前は挙げないけれど。

で、『ビリー・サマーズ』だ。

『異能機関』(上・下 文藝春秋)に続く大傑作。

主人公のビリー・サマーズはプロの殺し屋である。引き受ける唯一のルールは標的が悪人であること。
省5
42: 09/10(火)15:33 ID:dPK4ill8(3/4) AAS
で、ビリー・サマーズは作家で、今、次回作執筆のため、缶詰めになっているという設定で、別の名前でその町に豪邸を借り、仕事場として、裁判所の入り口を見通せる(つまり、狙撃しやすい)オフィス・ビルの一部屋を借りる。

近所の人たちとのつき合い。特に子供たちと、モノポリーに興ずるシーンなど、子供を描かせたら他の追随を許さないと言われるキングの本領を発揮(『異能機関』でも、その力は遺憾なく発揮させていた)。

狙撃までの3カ月あまりのこの坦々(たんたん)とした日常がまたいいのだ。どんな展開になるか、期待が高まる。

これは、ネタバレにはならないと思うので敢えて書くが、狙撃には無論、成功。

そこから物語は大きく展開していく。
省3
43: 09/10(火)15:33 ID:dPK4ill8(4/4) AAS
書き出しがいい。

<母さんが同居していた男は片腕を折って家に帰ってきた。>

酔って妹を殺してしまった男を主人公の少年は銃で射殺してしまう――。

その少年が後に軍に入り、狙撃兵としてイラク戦線に送り込まれるのである。

何度も書くが、一気読み必至。しかも最後で号泣するこの傑作、ぜひ、ぜひ、読んでほしい。
省2
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