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138: 10/06(日)16:13 ID:aD2pPBJy(10/23) AAS
>>137
7、反社会的勢力への具体的な対処方法
「5」のように対応したとしても、いちゃもんをつけてくるのが反社です。
怒鳴る、居座る、理不尽な返答を繰り返す・・・。
本項では、「犯罪対策閣僚会議」による「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」に沿って、このような場合における心構えと具体的対処方法をご紹介します。
(1)大切な心構え
?反社は顧客ではない
反社は、そもそも顧客ではありません。
「顧客」とは何か、を考えておきましょう。
顧客とは、取引において利便を図り、保護する対象のことです。
反社は、顧客ではなく、むしろ取引から排除すべき対象です。
その取引に、経済的な合理性があるかどうかも考えてはなりません。
?契約自由の原則
契約前に、相手が反社とわかったり、その可能性があるなら、取引を拒絶します。
しかし、その拒絶に対して、反社は素直に応じない可能性も高いでしょう。
ここで、契約するかしないかは自由です。
理由を求められたとしても、契約自由の原則に基づき、「当社としては、お断り申し上げます」等と理由を付けずに断るべきです。
理由を付けることは、相手側に攻撃の口実を与えるのみ。
反社は、論争のプロなのです。
(2)対処方法
?取引前の契約拒否では
取引を拒否したときに、相手が脅しや暴力的な言動をするなどで身の危険を感じたなら、すぐ110番です。
取引の現場では、相手が声を荒げていると、何とかうまく解決しようなどと思いがちです。
しかし、そこに付け込むのが、彼らの常套手段。
反社は、「威力を示して金品等の経済的な利益を要求する団体」です。
威力を用いても効果がない、とわかれば、それ以上は行動しないのが普通です。
威力は、あくまで利益追求の手段であり、効果を狙って、コントロールして用いられるものです。
あくまで冷静に対応することです。
?取引開始後の解除通知では
この場合、基本的には独自に動かず、弁護士や警察、暴追センターなどと相談し、内容証明郵便を使って解除通知を送るといった対応をお勧めします。
契約期間が決まっている場合は、期間満了を待つなど最良の方法を模索していきましょう。
なお、社内においても、経営者から動かなければなりません。
対応にブレが生じる恐れがあるため、現場に対応を任せるなどということはあってはならず、組織的に対応することが不可欠です。
反社会的勢力のQ&A
Q1.反社会的勢力とは?
反社会的勢力(以下「反社」といいます。)は、「集団的又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体等」とされています。(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(以下「暴力団対策法」といいます。)2条、9条など参照)。
Q2.反社の対応に困ったときはどうすればいい?
反社への対応は、理屈ではわかっていても、実際には、なかなか難しいものです。
少しでも疑問があれば、弁護士と相談することをおすすめします。
そして、警察や暴追センターなどとも相談して、速やかに解決を図りましょう。
Q3.反社会的勢力との雇用契約やなんらかの取引を回避する方法は?
契約書や取引約款等で、「暴力団排除条項」をもうける方法があります。
「私は、過去及び現在、暴力団などではありません。」「将来も暴力団などになることはありません。」という趣旨の条項を設けて、雇用契約の相手やなんらかの取引の相手に申告させるものです。
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