太平洋戦争は日本なら誰が悪かったの? (655レス)
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182: 08/05(月)16:43 ID:GqGWddIk0(1/3) AAS
大日本帝国は、憲法上は天皇が絶対的な権力を持っていましたが、西園寺公望が「君臨すれども統治せず」という英国式の統治を裕仁親王に教え込んだため、天皇は直接的な政治には関与せず、象徴的な存在として君臨していました。

天皇の権力が絶対的であったため、日本にはナンバーツーに当たる存在がいませんでした。これは、幕府のような強力な武力組織が存在しないことを意味します。

天皇の下には、参謀本部、軍令部、陸海軍省、その他の省庁、総督府、枢密院など、様々な組織が直接的に属していました。これらの組織は、天皇に直接命令を受け、互いに協力しながら国政を行っていましたが、天皇が直接統治を行わなければ、それぞれの組織が自分の利益を優先するセクショナリズムに陥る危険性がありました。

平時にはまだしも、戦時下においては、セクショナリズムは国家の存亡に関わる問題でした。名目上は首相が政府の代表者でしたが、帝国憲法下では首相の権限は非常に限られており、他の大臣とほとんど変わりませんでした。

東條英機は、陸軍大臣時代に好き放題に権力を振るっていましたが、首相になると、自身の権力のなさに不満を漏らしました。東條は典型的な官僚であり、立場によって発言を変えるなど、状況に応じて都合の良いことを言っていました。
省1
184: 08/05(月)16:45 ID:GqGWddIk0(2/3) AAS
日独伊三国同盟に、自動参戦条項は存在しなかった。
少なくとも、同盟国のいずれかが他の国と戦争状態に入ったとしても、他の同盟国が必ず参戦しなければならないという義務はなかった。
ドイツがソ連に侵攻した際、日本は参戦しなかった。この事実は、三国同盟に自動参戦条項がないことを世界に示した。

日本がアメリカを攻撃しても、ドイツやイタリアが必ずアメリカと戦争状態に入る義務はなかった。ドイツがアメリカに参戦するかどうかは、常にヒトラー総統の判断に委ねられていた。リッペントロープ外相は、三国同盟に自動参戦条項がないことを理由に、対米参戦を思いとどまるよう訴えたが、ヒトラー総統は強硬な姿勢を崩さず、対米参戦を決断した。

もし、ドイツがアメリカに参戦していなければ、連合国の戦況はより複雑なものになっていただろう。
185: 08/05(月)16:48 ID:GqGWddIk0(3/3) AAS
1940年7月27日、大本営政府連絡会議において、「世界情勢の推移に伴う時局処理要綱」が決定されました。

この要綱では、以下のような方針が示されました。

中国国民党政府の降伏: 第三国の中国への支援を断絶させ、あらゆる手段を講じて国民党政府を早期に降伏させる。
仏印への圧力: 仏印における中国への支援を阻止し、日本軍の補給や通過、飛行場の使用を認めさせ、必要な資源を確保する。必要に応じて武力行使も辞さない。
太平洋地域の仏領島しょ: 外交交渉を通じて、これらの島しょを日本の領土とする。
南方地域の諸邦: 日本の政策に協力させるための工作を行う。
南方問題の解決: 中国事変が終結した場合、または国際情勢が有利に変化した場合には、南方地域の問題を解決するために武力を行使する。
戦争相手: 武力を行使する場合には、イギリスを主な相手とし、アメリカとの開戦は極力回避する。ただし、対米開戦が不可避となった場合は、準備を進める。
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