【ポチひとしは】Fuhua 2つ目【スレ出禁】 (230レス)
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(1): 2023/12/12(火)09:25 AAS
博士になり、教授になり、空むなしき名を空しく世間に謳うたわるるがため、その反響が妻君の胸に轟とどろいて、急に夫おっとの待遇を変えるならばこの細君は夫の知己ちきとは云えぬ。世の中が夫を遇する朝夕ちょうせきの模様で、夫の価値を朝夕に変える細君は、夫を評価する上において、世間並せけんなみの一人である。嫁とつがぬ前、名を知らぬ前、の己おのれと異なるところがない。従って夫から見ればあかの他人である。夫を知る点において嫁ぐ前と嫁ぐ後のちとに変りがなければ、少なくともこの点において細君らしいところがないのである。世界はこの細君らしからぬ細君をもって充満している。
32: 2023/12/12(火)09:25 AAS
道也は自分の妻さいをやはりこの同類と心得ているだろうか。至る所に容いれられぬ上に、至る所に起居を共にする細君さえ自分を解してくれないのだと悟ったら、定めて心細いだろう。
 世の中はかかる細君をもって充満していると云った。かかる細君をもって充満しておりながら、皆円満にくらしている。順境にある者が細君の心事をここまでに解剖する必要がない。皮膚病に罹かかればこそ皮膚の研究が必要になる。病気も無いのに汚ないものを顕微鏡けんびきょうで眺ながめるのは、事なきに苦しんで肥柄杓こえびしゃくを振り廻すと一般である。ただこの順境が一転して逆落さかおとしに運命の淵ふちへころがり込む時、いかな夫婦の間にも気まずい事が起る。親子の覊絆きずなもぽつりと切れる。美くしいのは血の上を薄く蔽おおう皮の事であったと気がつく。道也はどこまで気がついたか知らぬ。
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(1): 2023/12/12(火)09:26 AAS
道也の三たび去ったのは、好んで自から窮地に陥おちいるためではない。罪もない妻に苦労を掛けるためではなおさらない。世間が己おのれを容れぬから仕方がないのである。世が容れぬならなぜこちらから世に容れられようとはせぬ? 世に容れられようとする刹那せつなに道也は奇麗きれいに消滅してしまうからである。道也は人格において流俗りゅうぞくより高いと自信している。流俗より高ければ高いほど、低いものの手を引いて、高い方へ導いてやるのが責任である。高いと知りながらも低きにつくのは、自から多年の教育を受けながら、この教育の結果がもたらした財宝を床下ゆかしたに埋うずむるようなものである。自分の人格を他に及ぼさぬ以上は、せっかくに築き上げた人格は、築きあげぬ昔と同じく無功力で、築き上げた労力だけを徒費した訳になる。英語を教え、歴史を教え、ある時は倫理さえ教えたのは、人格の修養に附随して蓄たくわえられた、芸を教えたのである。
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