体験した怖い話 作り話を語り合うスレ (463レス)
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294: 2023/09/10(日)20:07 ID:BMqTB8ZK(1/2) AAS
石じじいの話です。

地獄を撮影した写真があったそうです。
それは、キャビネ判で白黒でした。
その所有者は、年配の独身女性でした。
その由来について、「代々伝わってきたものだ」とか「ある人から譲り受けた」とか、彼女の証言は一貫しませんでした。
その由来を隠しているようでした。
お願いすると、それを見せてくれました。
このての話のお決まりのパターンとして、「その写真を見ると不幸になる」というのがありますが、「必ずしも」そうではない。
しかし、写真を見て発狂してしまう人がいたそうです。
逆に、長年患っていた病気が快癒した人もいたと。
なにも起きない人もいた。
どのようなことをすれば、どのような結果をもたらすのかという因果関係が全く不明で、それを見ることはリスクの高い行為でした。
じじいは、それを見せてもらうことにしました。
「わしは、家族もないし、生きとってもろくな死に方はできんけん、見ても後悔せんで。」
じじい、刹那的です。
その写真は古いもので、かなり黄ばんでいたそうです。
しかも、複数枚ありました。
それは:ベタ曇りの空がひろがる草原の写真;石積みの城壁のような高さの低い構築物とその手前にはえた一本の大樹;砂利道に横たわる犬の姿;たくさんの黒い人影が歩く雪原の遠景;などだったそうです。
他にも数枚あったそうです。
じじいはそれを見た夜、死んだ母親が食事を食べさせてくれる夢をみました。
それ以外には、なにも起きなかったそうです。
「よう言われとるような地獄の光景の写真は一枚もなかったわい。」と、じじい
「みんな、死んだら地獄に行くんやから、今から地獄の写真みんでもええやろう」と、私
「はは(笑)、うまいことゆうのう、ぼく。まあ、見てから行くか、行ってから見るか、ちゅうことやね。」
この会話はよく覚えています。
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