[過去ログ] 日蓮って ver.29 (720レス)
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668(2): 大乗非仏説 2014/09/23(火)21:58 ID:xih5hu+9(1) AAS
>>663
全文をしらべていないのでわかりませんが、
サンスクリット原典(岩波文庫)では「宝珠」となっていますね。
ですから必ずしもおっしゃっているのとは違うように思います。
669: スチールカン 2014/09/23(火)22:18 ID:E4B5Yc7P(3/4) AAS
>>664さん
法華経提婆達多品では、
『女身は垢穢にして是れ法器に非ず』 と、舎利弗が言ってはいるものの、チンチンの事だとはここでは不明ですね。サンスクリットからの解釈にしても、「性器とか男根」とはされてても
、その「器、根」とはなんであるか?ってことは説明されてなくて、想像に生殖器と考えてしまうのは早いのでは?と私は思っています。
この龍女エピソード以前から、この法華経内容には「比丘尼、優婆夷」がいるわけでして、もう成仏になる権限があっての集まりがこの物語だろうと思いました。
そこで、
『龍女の忽然の間に変じて男子となって』と、女身が男身に変じたとされる、この箇所も確かではありますが、
神通力で、その皆が見た龍女の成仏は南方無垢の世界の場面なのでしょうから、『霊鷲山に詣でて虚空に住在』にて成仏したのかは、ここでは分かりませんですね。
まぁ、一般的には生殖器の変化と解釈されていますので、私がとやかく言うことではないのですがね。
670: スチールカン 2014/09/23(火)22:32 ID:E4B5Yc7P(4/4) AAS
って言いいますか、その〜現実的にまた生物学的にも、雌から雄の変わるということは有り得ないものですし、
法華経での多くの例え話の龍女の変化の教訓はなんであるかってことなのでしょう。
「男も女も平等だ!」って、とりあえず御都合的にも書いて置たかったのでしょうと思います。
671(1): 山椒島 ◆AUtVVr2znk 2014/09/23(火)23:52 ID:0bGAKT1Q(1) AAS
>>663 さん
中国でも日本でも、写経や編纂の過程で様々な異本が生まれたのだろうと思います。
今回、少し検索しただけでもそれらの比較対照作業があちこちで行われており、その差異も
結構な量があるようでした。「宝樹」はそれら数ある中のほんの1つに過ぎないのでしょうね。
民間伝承や当時の風俗などとの関わりを考えるなら、やはり梵本と、ということになりますか。
>>666 スチールカン さん
いつでしたか、曹洞宗かどこかの宗派が、その辺の記述に関して声明を出した記憶があります。
特に癩病について、現代に至るまで長年に渡って社会に与えた影響などに言及していました。
一方で、今も「地獄に堕ちろ」だの「冥罰を恐れろ」だのと恫喝して回り、敵対者が亡くなれば
いちいちあげつらって嘲笑を浴びせ倒す人達もそこかしこにいますね。呵責だ何だと言いながら。
省1
672: 2014/09/24(水)00:04 ID:b6zNuFiD(1) AAS
>>668
大乗非仏説さん
漢字の単語ではなく翻訳文ですが、法華経の日本語訳は書籍によって皆異なるといっても差し支えありません。
「宝珠」か「宝樹」かはインド仏教の法華経及び他の経典、中国仏教の法華経及び他の経典、日本の経典と
幅広く見るともっと面白いかもしれませんね。
インド方面の仏教経典として成立した法華経ですら、元はひとつだったのかは研究の余地があるかもしれませんね。
法華経自体が徐々に成立したのは間違いなさそうです。
673(1): 2014/09/24(水)06:56 ID:rmnUrAXj(1/3) AAS
>>668
私は法華経が宝珠でなく宝樹だなどとは一言も言っていませんよ。
だから、初めの一行で、日蓮引用の最澄の法華秀句に見える「宝樹」が「誤字でしょう」と言いました。
「おっしゃる意味」とは、663がどういう意味だと受け取られましたか?
あなたを論難するつもりではなく、私の書き方に誤解を招く要素があれば、今後の参考にしたいので。
674(1): 大乗非仏説 2014/09/24(水)07:28 ID:68OQk9th(1) AAS
>>673
私のはやとちりだったようです。
申し訳ありませんでした。
675: 2014/09/24(水)07:32 ID:rmnUrAXj(2/3) AAS
>>674
迅速なレス恐縮です。短い文章で書くとどうしても意を尽くせないところがありますから私も注意します。
676(1): 2014/09/24(水)07:59 ID:rmnUrAXj(3/3) AAS
>>666>>667
同意です。素直に読むと、疑問が次々と出てきます。教義的説明はされていますが、到底納得いきません。
そこからまた別の興味が生じてきます。いったい誰がどういう事情でどういう目的でこれを作成したのか、と。
そういう観点でいろいろ考えてみると、まったく異相の物語が現前してきて面白いと思います。
また経文や文献だけでなく当時の美術や建築も参考になります。
673でふれたヤクシニー像などは大乗時代ではグラマラスでセクシーな半裸の女性像として描かれています。
ギリシア彫刻の理想的な肉体美とちがって明らかにセックスシンボル化しています。
先に話題なった如意宝珠の梵名はチンター・マニと言いましたが、これを名乗る王族御用達の遊女もいたようです。
法華経の時代はこのような時代でもあったのです。
677(1): スチールカン 2014/09/24(水)19:53 ID:SkJmZqFU(1/2) AAS
AA省
678(1): スチールカン 2014/09/24(水)20:35 ID:SkJmZqFU(2/2) AAS
>>676さん
八歳龍女がまず仏三十二相をすべて具えるには「陰蔵相」が必然なわけでしょうね。
もし、女人でも成仏できるとするならば、この陰蔵相という例えを除かなくてはなりませんね。
しかし、この提婆達多品ではしっかりと“三十二相”の具えた龍女が描かれていますね。
成仏する前に「成男」があっての三十二相なのであるか、はたまた元々から男であったかということが疑問でありますね。
まさかとは思いますが、二個の一つを分与えるたチンタマでもないでしょうしね。
“宝樹”に関しては、これも読み手によって替えるのも可能でしょうが、
中国漢文大蔵経での法華経でも“宝珠”となっておりますので、少数派が用いる「宝樹」なのでしょうと思われました。
>これを名乗る王族御用達の遊女もいたようです
あっ〜そうなんですか。
省2
679(1): 2014/09/25(木)07:15 ID:hmLW5RAL(1/2) AAS
>>678
相変わらず諧謔が冴えわたっていますねw
ガンダーラは当時、シルクロードの東西貿易で沸き立ち、さながら古代インドのバブル時代だったということです。
商人は織物や香辛料を輸出し、金銀宝石が流入した。富裕になった彼らは仏塔を建立し、仏像や神像を作成させた。
信仰心だけでなく地位や名誉を示す面もあった。美術品は礼拝対象としてだけでなく財宝としても尊重されたに違いない。
つまり私が言うのは、スチールカンさんが666でいうような法華経の特色は、そういう時代性の反映ではないかと。
経文といえども時代の刻印を帯びるということでしょう。
680(2): 山椒島 ◆AUtVVr2znk 2014/09/25(木)19:52 ID:jycxxRoz(1/2) AAS
>>677 スチールカン さん
>>270でも少し書きましたが、皆さん揃って地獄堕ちですから、そちらの方が良いかもですよ(笑
日蓮が言うには「(末法始めの500年中の)広宣流布が成らなければ釈迦多宝も堕地獄」ですし、
当然ながら地涌千界も地獄。歴史上の人物も皆地獄。現在の偉人達ももちろん地獄ですね。
で、御仏まします所は即寂光土だそうですから、いずれにしても心・配・御無用(某大河風)です(笑
そういえば、織田信長が表向きだか名義だけだか法華宗でしたね。
だからか知りませんが、本能寺の変の際、西山本門寺に首が飛んできたという伝承がありました。
切腹して焼けたのに首というのも変な話ですが、大石寺じゃなかったのですねえ。
681(1): 2014/09/25(木)20:53 ID:wexmtMU5(1/2) AAS
>>680
>織田信長が表向きだか名義だけだか法華宗
これは違いますね。信長の家来に法華宗徒がいる、ということです。
信長は日本の「神」になりたかったわけですから。
なお、本能寺は法華宗の寺です。
682(3): 2014/09/25(木)21:35 ID:hmLW5RAL(2/2) AAS
本スレは日蓮スレなので、あまり法華経の細部にこだわるのは気が引けるのですが、お詳しい方が多いので質問させてください。
このところ話題になった竜女の件ですが、一般的な法華経解釈として竜女が悟りを得たのは以下のどれとされているのでしょうか。
1.竜女は文殊が海底で法華経を説いていたときかどうかは別にして、この場で釈尊と会見する前に既に悟りを得ていた。
2.竜女は悟りを得る資質は元々備えていたが、この場で釈尊と会見したときに初めて悟りを得た。
3.竜女は釈尊と会見し宝珠を釈尊に供養した直後、シャーリプトラの疑惑に応えて「変成男子」したときに初めて悟りを得た。
成仏と言う言葉は多義的なので「悟りを得た」と書きました。
683(1): スチールカン 2014/09/25(木)21:43 ID:lBUwULeV(1) AAS
>>679さん
法華経を『商人の主を得たるが如く』と藥王菩薩本事品でも述べられている例えからしても、いかに商業の発展した時代にそったような物語だと感じはしますね。
>>680山椒島さん
結局、誰しもが地獄に堕ちるという要素を持っているとのことのようですね。
蘭丸といえば鶴丸家紋だったようで、その信長の首を蘭丸の魂が運んでもきたのでしょうかw
冗談はさておき、切腹したという織田信長の遺体は無かったということになっていたと思いますが、
その切腹さえも確証のない話かと思ってはいましたね。
684(1): 2014/09/25(木)22:45 ID:wexmtMU5(2/2) AAS
>>682
法華経・提婆達多品を見る限り、3でしょうね。宝珠と変成男子
という、二つの宝のゆえに悟りを得たのでしょう。
なお、法華経は、おっしゃっているように、細部を追及するより
あくまでも物語として考えた方が、心が休まりますし、心の翼が
広がると思います。例えば千夜一夜物語のように、フィクション
と考え、ノンフィクションと考えない方が良いでしょう。
また、日蓮が引用している経典は、ダントツで大乗涅槃経が多い
のです。次に、天台智の摩訶止観です。法華経からの引用は、
かなり少ないですね。
省3
685(3): 山椒島 ◆AUtVVr2znk 2014/09/25(木)23:58 ID:jycxxRoz(2/2) AAS
>>681 さん
家臣の統制上であろうと、尾張の施政上であろうと、京商人との付き合いであろうと、叡山への
対抗材料であろうと、信長が「名義は」「公称は」「形だけは」法華宗徒であったことに変わりはなく、
フロイスの書簡など同時代の資料にも明記されているものがどう違うのか、私には分かりかねます。
>>682 さん
詳しくもなく一般的な解釈も知りませんが、智積の疑問に対する文殊の回答は「過去形」ですね。
>>683 スチールカン さん
そうでしたね。遺体は見つからず、切腹したという確証もありませんでした。
鶴丸紋については数スレ前で少し検討しましたが、南部系や近江の源氏に多く見受けられました。
井桁紋もそうですが、こちらも日蓮由来とするに足るような確証は無かったように記憶しています。
省1
686(2): 2014/09/26(金)07:24 ID:iyLsoj9A(1) AAS
>>684>>685
684さん、山椒島さん、ご意見ありがとうございます。参考になりました。それぞれ納得できるだけに、やはり解釈が分かれるのですね。
じつは682で挙げた3つの他にも、変成男子した後、南の宝樹の根本に座して「成等正覚」した時とも解釈できます。
なぜこんなことをお聞きしたかというと、梵本にある竜女の謎めいた一言、「私に超能力があったら、(釈尊が宝珠を受け取られた間)より速やかに、
悟りを得るでしょうし、誰も宝珠を受け取る者はいないでしょう。」に引っかかったからです。
もし竜女が「誰も宝珠を受け取る者はいないでしょう」と追って言わなければ意味は単純明快になります。
実際、羅什はこの部分を割愛し、「汝の神力をもってわが成仏を見よ」(684さんの解釈通り)とし、同時に、超能力の主体を竜女から舎利弗に転化させています。
つまり「私に超能力があったら」が「あなたの超能力で」になってしまっている。元のままでは成仏が超能力任せになりかねないと懸念したのでしょうか。
しかし梵本に即して竜女の「私に超能力があったら」を、「反語表現」として解釈すれば、この一言の意味は、
「(あいにく)私に超能力の持ち合わせはないため、悟りを得るためにそれなりのプロセスを経た。そしてそれは釈尊に宝珠を供養した刹那に完成した。」という意味、
省3
687(2): 山椒島 ◆AUtVVr2znk 2014/09/26(金)19:09 ID:leF5yVMw(1) AAS
>>686 さん
提婆品の竜女のくだりは、女人成仏よりもむしろ「聞成菩提」、つまり「法華経の一句一偈を聞いて
即座に菩提に至る」という趣旨こそが主題であり、描かれる問答もそれに基づいていると思うのです。
またこのことは、「速成就仏身」の偈から始まって、法華経全体に通じるテーマのひとつでもあります。
もしそこにブランクなりプロセスなりがあるのなら、前半の提婆達多の記述との対比が曖昧になりますし、
上記のテーマはもちろん、後で説かれる寿量品の伏線にもならず、繋がりも皆無になってしまいますね。
竜女は「聞成菩提 唯仏当証知」と言います。つまり既に成仏はしていますが、それを知るのは仏のみ。
神通力があれば自ら証明は出来る(=宝珠も用無し)が、それは無いので「汝らの神力を以って見よ」。
ですから、変成男子以降の記述は、舎利弗らが神通力で見通した架空?の光景ということになります。
実際の竜女は変身もせず、南方世界に飛びもせず、そのままにそこに在る、ということではないでしょうか。
省2
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