[過去ログ] 【デュオで】アイドルマスターで百合 その3【トリオで】 (950レス)
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453: 律子×伊織×千早 2007/02/22(木)11:08 ID:quJb/5uc(1/5) AAS
「昨日のスケジュール変更もだけど、今日もだなんて全く困ったものよね。」
律子は夕焼けの差し込む車の後部座席で、苦笑いしながら言った。隣に座っている伊織は朝から様子が変で、今も自分の言葉に全く反応せず、ただぎゅっとうさちゃんを抱き締めて黙っている。
(どうしたのかしら?伊織・・・。)
「お二人のような売れっ子を抱えていても、まだ事務所としては芸能界で小さいですからね。」
黙っている伊織の代わりに運転しているマネージャーがフォローを入れるように言う。
「まあ、そうね・・・。もし事務所が大きくなっても、私はこんなわがままとか言わないようにしたいわ。」
バックミラー越しに映るマネージャーを見ながら言った。
「良い反面教師と言った所ですかね。」
「マネージャーの言う通りかも。私自身も気を付けないと・・・。」
律子はメガネを外して、レンズを拭きながら自嘲気味に呟いた。
省9
454: 律子×伊織×千早 2007/02/22(木)11:09 ID:quJb/5uc(2/5) AAS
暗くなってきて、レッスン場の外の外灯がつき始めた。
千早は来週に行われる事になったダンスマスターのオーディションのエントリーで選ばれたのでダンスレッスンを集中的にやっていた。昨日までの事を忘れるように鬼気迫る表情でステップを無心に踏んでいた。
「違う!そこはそうじゃない。こうだ!」
「はいっ!」
熱の入ったプロデューサーの指導にしっかりと返事をして、再びステップを踏み始める。
(早く・・・二人の居る場所まで・・・。)
以前ならダンスなんてと考えていた千早だったが、今はそんな事すら頭に無かった。
「よし、今日はこの位にしとくか。」
「まだ、やれます。」
プロデューサーの言葉に、千早は訴えるように言った。
省12
455: 律子×伊織×千早 2007/02/22(木)11:10 ID:quJb/5uc(3/5) AAS
「プロデューサー。」
「うわっ!?」
突然後ろから声がして驚いて振り向いた。そこにはマネージャーが立っていた。
「ああ、マネージャーか。びっくりした。どうしたんだ?律子と伊織はもう送り届けたんだよな?」
「はい。事務所に戻りまして、小鳥さんがプロデューサーの携帯に繋がらないとおっしゃっていたので、如月さんが一緒なので掛けてみてはと申し上げたのですが、彼女の方も繋がらなかったので私が参った次第です。」
「わざわざ来るって事は急用なのかな?」
「ええ、高木社長がお話をしたいそうなので、先に携帯でご連絡を入れて頂くのが良いかと。」
マネージャーは静かにそう言った。
「おっかしいな、充電もちゃんとしてたんだけど・・・。あれ?電源が入らない!?」
「もしかして故障ですかね?私のを使って下さい。」
省18
456: 律子×伊織×千早 2007/02/22(木)11:11 ID:quJb/5uc(4/5) AAS
「・・・。」
千早はそういわれて、レッスン場の中を見た。そこには、電話なのにぺこぺこ頭を下げているプロデューサーの姿が見えた。
「何か不味い事でもあったんでしょうか?」
「さあ?高木社長からの緊急呼び出しとしか私は分かりませんから。あの様子を見ると良い話では無さそうですよね。」
千早に聞かれて、マネージャーもレッスン場の中に居るプロデューサーの様子を見ながら答えた。
「あの・・・。」
「はい?」
「お二人は今日元気でしたか?」
「秋月さんはかなり元気なご様子でしたね、水瀬さんは変にぎこちない感じでした。」
気不味そうに聞く千早に、マネージャーは淡々と答える。
省16
457: 律子×伊織×千早 2007/02/22(木)11:28 ID:quJb/5uc(5/5) AAS
続きです。
いつも通りに戻りつつある律子。
話す事を決めて、気が気ではない伊織。
プロデューサーと千早、そしてマネージャー。
>>452様 色々な見方をして頂けると嬉しいです。
ご期待に沿えるようにへたれなりに頑張ります。
マネージャーは千早に・・・
そして、ついに伊織が律子に・・・
【続く】
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