[過去ﾛｸﾞ] 【ぶったま】 青山繁晴 Part18 【あぼ〜ん】 (799ﾚｽ)
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653: 2010/03/24(水)15:49 ID:dT5uYNUA0(1/5) AAS
先週から、民主党内では生方副幹事長のゴタゴタがありましたが、
生方さんを解任したのも小沢さんなら解任を撤回したのも小沢さんである、
という報道がされています。僕自身も取材しましたが、やはりそのようで、
小沢さんが一人で解任して一人で撤回したようです。
小沢さんはいったい何をやっているのか？ということについて、
世論の予想外の反発があったから、と解説する向きもあるようですが、事態はそれほど単純ではないようです。
国内情勢だけを見ているとなかなか気づかないかもしれませんが、
生方さんの解任劇とその撤回の間に実は海外でちょっと大きなことがありました。
はい、岡安さん、それは何でしょう？
654: 2010/03/24(水)15:50 ID:dT5uYNUA0(2/5) AAS
えー、・・・グーグルの中国撤退ですか？
うーん、今日ははずしましたね。打ち合わせがないからしょうがないですね。
それはアメリカで医療保険改革法案が通ったことですね。
実は、この医療保険改革法案というのは、オバマ大統領の超目玉法案で、
これが通らなかったら、オバマ大統領は早くもレームダック化する、とまで言われていました。
そして、実は、下馬評では法案通過は相当難しい、と言われていたのですが、意外にも通過してしまった。
ちょっとしたサプライズだったのです。
655: 2010/03/24(水)15:53 ID:dT5uYNUA0(3/5) AAS
で、これがなんで小沢さんの豹変と関係あるかと言うとですね、この番組でも何度か申しましたが、
小沢さんは５月に訪米する計画があります。で、これはキャンベル国務次官補が独断で小沢さんを招待しただけで、
実際、アメリカでは受け入れ態勢はまったく整っていないわけです。これも前に申しましたね。
小沢さんも、この事実、つまり、アメリカ側に受け入れ態勢がまったくないことをうすうす感づいていたと思います。
この前もキャンベルさんが訪日を突然キャンセルしましたし、訪米が危ぶまれていることはうすうす感づいていたと思います。
でも、一方で小沢さんはこの訪米に賭けていたもいました。
なぜなら、小沢さんが訪米することによって普天間問題が解決できれば国民の支持は一気に上がります。
コキントウさんのときみたいに1年生議員を連れて行くことができないとしても、
「やはり小沢さんがいないとダメだ」ということになりますから、支持率回復にもつながるでしょう。
656: 2010/03/24(水)15:57 ID:dT5uYNUA0(4/5) AAS
ですから、これまで小沢さんは民主党の支持率下落もそれほど慌てたりはしていなかった。
まぁ、これほど支持率下落が速いとは思っていなかったかもしれないけど、
逆転することはできると考えていました。
支持率の低下にも関わらず「豪腕」でいられたのは、これが大きな理由です。
ここから先は、外交というか政治の駆け引きみたいな話になるわけですが、
この医療保険法案がもし廃案になっていたら、オバマさんの政治力は相当落ちるわけです。
そういう場合、政治家と言うものは打開策として何かしなくてはいけません。
そのとき、日本との関係を改善して在日米軍の問題を解決する、ということに打開策を見出すかもしれない、
と小沢さんは考えたわけですね。こういう展開に一縷の望みをかけたわけですね。
657: 2010/03/24(水)15:59 ID:dT5uYNUA0(5/5) AAS
もちろん、実際はこんな風になるかどうかわかりませんよ。
医療保険の法案が否決されたからといって、オバマ大統領が日米関係に頼るようになるとかどうかはわかりません。
あまりにも都合のよい話で、僕は、むしろその可能性は低いと思いますが。
ただ、大統領の最大の目玉法案が通ってしまったことで、こういう希望的観測さえ絶たれてしまった、
ということはいえると思います。
少なくとも小沢さんはそう感じたのでしょう。
５月の訪米で逆転することはできない、と感じたのでしょうね。
そうすると、参院選までもう逆転の手がかりはないわけですから、
豪腕から党内融和に転じた、というのが真相です。
省2
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