[過去ログ] 純粋・応用数学・数学隣接分野(含むガロア理論)12 (1002レス)
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673(3): 現代数学の系譜 雑談 ◆yH25M02vWFhP 2023/01/12(木)00:01 ID:x7NPo+If(1/4) AAS
>>465 より再録
外部リンク[pdf]:www1.kcn.ne.jp
1 の n 乗根の巾根表示
-n = 11, 13, 7-
2014.12.27 M.Kamei
P9
§ 10 C に埋め込んでの数値計算
ξ = exp^2πi/55= cos2π/55+ isin2π/55とおく.
ζ = ξ^5, η = ξ^11 である.
(引用終り)
1)”1の11乗根のべき根表示には、クンマー理論から1の5乗根が必要で
そのために、1の55乗根(55=5・11)に埋め込んで
計算している
これは、数学ではよく使われる手で、高次元に埋め込む手法”>>465
までは書いた
2)さらに考えると、>>642 >>649 より
x^5 - β^5 = 0 の解であり、β^5 ∈ F(β はその元の 5 乗根として巾根表示される)
これは、クロネッカー・ウェーバーの定理(下記)の実例と見ることもできるね
3)つまり、クロネッカー・ウェーバーの定理は、円分体の表現能力が結構高い!ってことで
β^5 ∈ F(=Q(ζ5))になるし
β∈Q(ζ55)
とも できるってことなんだ
1 の 11 乗根の巾根表示 は、クロネッカー・ウェーバーの定理の良い実例だね!
(参考)
外部リンク:ja.wikipedia.org
円分体
アーベル拡大体の埋め込み
詳細は「クロネッカー・ウェーバーの定理」を参照
クロネッカー=ウェーバーの定理 (Kronecker-Weber's theorem)
K を有理数体上のアーベル拡大体としたとき、ある整数 m>= 3 が存在して、
K⊂ Q(ζm) 。
例えば、二次体はアーベル拡大体であるので、クロネッカー=ウェーバーの定理より、ある円分体の部分体になる。
クロネッカー=ウェーバーの定理は、基礎体が有理数体であるときを考えているが、基礎体を虚二次体にしたときも、同様なことが成立するかを問うたのが、クロネッカーの青春の夢である。
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