【リレー小説】TPパニック 〜 殺し屋達の絆 〜 (924レス)
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75: 2020/03/17(火)07:23 ID:thFjB2XS(1/22) AAS
タオ・パイパイは自分の部屋にジェイコブを呼びつけた。
「なんだい、話って? パパ」
「まぁ、そこに座りなさい」
先にソファーに座ると、タオ・パイパイはお茶と菓子を勧めた。
菓子皿には子供の頃ジェイコブが好きだったチョコをかけたコーンパフのお菓子が入っていた。
76: 2020/03/17(火)07:24 ID:thFjB2XS(2/22) AAS
「ジェイ、お前、マルを殺したがっているだろ」
少しギクリとしながら、菓子皿には手も付けずにジェイコブは答えた。
「そんなことはないよ、パパ」
77: 2020/03/17(火)07:27 ID:thFjB2XS(3/22) AAS
「お前らは実の兄弟。仲良く出来んものかな」
「仲良くしてるよ、パパ」ジェイコブは作り笑顔でコーン菓子を手に取ると、サクサクと食べた。「みんな仲良しさ」
「とにかく」タオ・パイパイは言った。「ワシが生きているうちは兄弟で殺し合うようなことは絶対に許さん」
78: 2020/03/17(火)07:32 ID:thFjB2XS(4/22) AAS
「それからバーバラだ」タオ・パイパイは続けて言った。「あの子はキムを殺したがっておるな」
「えっ?」ジェイコブの菓子を食べる手が止まった。
「なんだ気づかなかったのかお前ともあろうものが」
「バラがキムを嫌っているのは知っていますが……だってキムは……」
「気に入らない人間は誰であろうと殺すのがバーバラだろう」
「そんな……」
「あっ、すまん。バーバラだけじゃないな。お前もか」
「キムは俺が守ります」
「いや、だから、バーバラを殺したりするなよ?」
「バーバラ……殺す!」
省1
79: 2020/03/17(火)07:38 ID:thFjB2XS(5/22) AAS
「お姉ちゃん」
薄暗い屋敷の廊下をTシャツと短パン姿のムーリンが金髪のポニーテールを揺らして歩いている。
「お姉ちゃぁん」
廊下に新しく張られていた足元のワイヤーを軽く飛び越すと、壁からBB弾が飛んで来た。
それも軽く前に屈んで避けると、ムーリンは姉の部屋のドアを開けた。
80: 2020/03/17(火)07:42 ID:thFjB2XS(6/22) AAS
入るなり姉のモーリンが飛ばして来た吹き矢をスウェーでかわすと、ムーリンは嬉しそうに笑った。
「お姉ちゃん、またこけしの手入れしてたの?」
「えぇ。アンタなかなかすばしっこくなったわね、ムー」
モーリンは純白のドレスに身を包み、一体のこけしを左手に持って磨いていた。
「そりゃこの屋敷で育てばすばしっこい子になるよー」
ムーリンはぶさいくな顔を明るく笑わせた。
81: 2020/03/17(火)07:45 ID:thFjB2XS(7/22) AAS
ムーリンの部屋はお姫様の部屋のようで、飾り台には所狭しと大小様々な形のこけしが並んでいる。
「最近、新しいこけしがなかなか手に入らないわ」
モーリンは暗い目をして美しい顔を曇らせた。
「それそれ、そのことよ」ムーリンは持って来た嬉しい報せを姉に伝えた。「パパから言われて来たの。お姉ちゃん、仕事だよ」
「本当?」モーリンの目の奥が輝いた。
82: 2020/03/17(火)16:58 ID:thFjB2XS(8/22) AAS
香港マフィアの幹部ジャッキーは台湾料理を満喫すると、ホテルの一室に通された。
「綺麗どころを呼んであるんだろうな?」
台湾マフィアのチンピラに偉そうにそう言うと、チンピラはへへ、と笑って答えた。
「台湾は美女どころ。最上級のを用意してありますぜ」
83: 2020/03/17(火)17:01 ID:thFjB2XS(9/22) AAS
「女優で言うと?」ジャッキーは涎を垂らす勢いで聞く。
「うーん」チンピラは暫く考えると、答えた。「若い頃のビビアン・スー」
「でかした!」
84: 2020/03/17(火)17:03 ID:thFjB2XS(10/22) AAS
ジャッキーは部屋に入ると、ソファーにだらしなく腰掛け、若い頃のビビアン・スーがやって来るのを待った。
葉巻に火を点け、貧乏揺すりをしながら待っていると、ドアが外から軽い音でノックされた。
「入りなさい」ジャッキーは興奮を抑えきれない声で言った。
85: 2020/03/17(火)17:04 ID:thFjB2XS(11/22) AAS
「お邪魔いたします」
そう言って頭を下げながら、若い頃のビビアン・スー似のタオ・モーリンが部屋へ入って来た。
86: 2020/03/17(火)17:08 ID:thFjB2XS(12/22) AAS
「おぉ……!」
ジャッキーの顔がスケベ心丸出しの笑顔に歪んだ。
「名前は?」
「ビビアンと申します」
モーリンはそう言うと、またお辞儀をした。そして妖しく微笑みながら、言った。
「逞しいおじさまは私の大好物」
87: 2020/03/17(火)17:10 ID:thFjB2XS(13/22) AAS
「そのドレス……あぁ、何といったかな」
「ゴシック・ロリータですわ」
モーリンはそう言うと、黒いスカートを広げて見せた。
「……たまらん! 早くこっちへ来なさい!」
88: 2020/03/17(火)17:14 ID:thFjB2XS(14/22) AAS
ジャッキーはモーリンを膝の上に乗せると、その美しい白い顔の肌と赤い唇を目で堪能した。
「年は? 19歳ぐらいか?」
「21歳になりますのよ。脳公(旦那様)」
「よし……よしよし! まずは口づけをさせろ!」
「嫌」
「何?」
89: 2020/03/17(火)17:15 ID:thFjB2XS(15/22) AAS
「私、早く脳公のここが欲しい」
そう言うとモーリンは白い手袋を嵌めた手を、ゆっくりと下へ伸ばした。
「脳公の下面(おちんぽ)、舐めてもいいですか?」
90: 2020/03/17(火)17:20 ID:thFjB2XS(16/22) AAS
「いっ、いきなりか!」ジャッキーは嬉しそうに笑った。「ふっ、風呂も浴びずにいきなりしゃぶってくれると言うか!」
「はい」
頷くとすぐに、モーリンは猫のようにしなやかにしゃがみ込み、ズボンのベルトを脱がしはじめた。
「欲しい」上目遣いでジャッキーに聞く。「貰ってもいい?」
「即効OKなほどにギンギンだぜ」
主の言う通り、トランクスを脱がせると丸太ん棒のように逞しいペニスがモーリンの唇を待っていた。
91: 2020/03/17(火)17:25 ID:thFjB2XS(17/22) AAS
「わぁ」モーリンはうっとりと笑った。「素敵。大型で怒った顔のこけし……」
ジャッキーは嬉しそうにモーリンの顔を上から眺めている。
「それでは」モーリンはゆっくりと口を開いた。「いただきまぁす」
開かれた口からモーリンの歯が現れる。毎日磨いてカミソリの刃のように鋭利になっている歯並びが、光った。
92: 2020/03/17(火)17:31 ID:thFjB2XS(18/22) AAS
林檎を齧るような音とともに鋭い痛みを感じ、ジャッキーは声を上げた。
見るとモーリンの白い顔が返り血に彩られ、自慢のペニスが根本から無くなっている。
思わず意味不明な声を上げながら懐のピストルを取り出そうとしたジャッキーの右腕が飛んだ。
「んふぅ」
ペニスを口中に含んだまま、モーリンはうっとりと笑っている。
長く伸ばしてマニキュアで鋼の硬度に固めた爪が振るわれ、左腕も斬り落とす。
93: 2020/03/17(火)17:40 ID:thFjB2XS(19/22) AAS
「おっ……、おいっ! 殺し屋だ!」
廊下の用心棒に向かって叫ぼうとしたジャッキーの声は、しかしモーリンの頭で塞がれた。
勢いよく立ち上がったモーリンの黒髪がジャッキーの口に突き刺さる。赤いカチューシャには毒針が仕込んであった。
さらにモーリンは顎を高く振り上げ、ジャッキーの耳に打ちつけた。
顎の下から長い針が伸び、鼓膜を突き破って反対側の耳へ貫通する。
それがとどめだった。
94: 2020/03/17(火)17:45 ID:thFjB2XS(20/22) AAS
「どんなの?」
机に座った四男がモーリンに聞く。
モーリンは自慢するように口を開き、ピンクの舌に絡めたジャッキーの男根を出して見せた。
「今度のはでかいね」
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