【リレー小説】TPパニック 〜 殺し屋達の絆 〜 (924レス)
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抽出解除 必死チェッカー(本家) (べ) レス栞 あぼーん

66: 2020/03/16(月)20:50 ID:0TNhXIav(1/9) AAS
キンバリーは快楽に心を奪われてか、目の前の四男に気づいていない。
マルコムは背面座位で彼女の膣を突き上げ続けながら四男に聞いた。
「もしかしてオレの車に乗ってたか?」
「うん。ずっと後ろの席にいたよ」
「ジェイコブに頼まれたな?」
「うん。でもマルが嫌なら嘘の報告する」
「別に兄さんを怒らせてもオレは構わないが、キムが困る。このことは秘密にしてくれ」
二人はキムの喘ぎ声と肉のぶつかり合う音にかき消されないよう、大声で会話した。
「うん、わかった。ジェイコブには二人は会ってたけどセックスまではしてなかったって報告するよ」
「いや待て。会ってたことも言うな」
省4
67: 2020/03/16(月)20:58 ID:0TNhXIav(2/9) AAS
「ねぇ」
情事が終わるとキンバリーは、子供のように甘えながら、葉巻に火を点けたマルコムに聞いた。
「誰かと話してなかった?」

「君への褒め言葉を思いつく限りに並べてたのさ」
マルコムはそう言うと、葉巻の煙を吸い込んだ。そして吐き出しながら笑った。
「君は僕の腰の動きに夢中で聞こえてなかったけどね」
68: 2020/03/16(月)21:02 ID:0TNhXIav(3/9) AAS
「近い所まで送るよ」
そう言いながらキンバリーの腰を抱いて歩いて来たマルコムがふいに立ち止まる。
愛車テスラの後ろに停まっているドゥカティの赤い1000ccバイクを見つけたのだ。
「……敵わないな、姉さんも尾けてたのか」
69: 2020/03/16(月)21:05 ID:0TNhXIav(4/9) AAS
「ダメな子ね、マル」
二人の背後の茂みから、赤い皮ツナギ姿のバーバラが腕を組んで現れた。
「一家のアイドルを独り占めしてはダメよ。ジェイコブに殺されるわ」
70: 2020/03/16(月)21:11 ID:0TNhXIav(5/9) AAS
「オレがあのウスノロに殺されるとでも?」
マルコムはおどけてみせた。
「しかし意外だな。姉さんの口からキンバリーをアイドルと認めるような言葉が出るなんて」

「もちろん、あたし以外の一家のアイドル、という意味よ」
バーバラは笑ったが、目つきがキンバリーに対する殺意を浮かべていた。
「わかってらっしゃると思うけど、あたしはアンタのこと、虫酸が走るほど嫌いだから」

バーバラにそう言われ、キンバリーは怯えた少女のようにマルコムの背に隠れた。
71: 2020/03/16(月)21:18 ID:0TNhXIav(6/9) AAS
「姉さん」
たしなめるように言うマルコムをバーバラは手で制した。
「わかってるわよ、マル。キムは一家にいなくちゃならない人物だものね」
「お姉さん……」
マルコムの背中から顔だけを覗かせているキンバリーに、バーバラは微笑んだ。
「さっきのは嘘よ、キム。仲良くしましょ」
キンバリーの顔が嬉しそうに綻んだ。
「ハイ!」
そう言いながらマルコムの後ろから駆け寄って来たキンバリーの股間をバーバラは素早く掴んだ。力を入れて強く締め上げる。
72: 2020/03/16(月)21:22 ID:0TNhXIav(7/9) AAS
「痛い! お姉さん、痛い!」
泣き声を上げるキンバリーに笑いながらバーバラは聞いた。
「何発ヤッたの? 大人しそうな顔をして」
「姉さん!」
マルコムが怒鳴るとバーバラはすぐに手を離した。
くるりと背を向けると舞うようにバイクに跨がり、ヘルメットを被る。
73: 2020/03/16(月)21:26 ID:0TNhXIav(8/9) AAS
「女のソレはね、お金にも、武器にもなるの」
バーバラはバイクのエンジンを始動させながら言った。
「あなたみたいに何にもならない勿体ない使い方をする人の気が知れないわ」
74: 2020/03/16(月)21:31 ID:0TNhXIav(9/9) AAS
「あなたは朝に輝く白い薔薇。あたしは夜に艶めく黒い薔薇。永遠に相容れないわね」
バーバラはそう言い捨てるとバイクのスロットルを煽った。
「それじゃ、おやすみなさい」
あっという間に夜の向こうに見えなくなる赤い後ろ姿を見送りながら、マルコムが頭を掻きながら呟いた。
「何しに来たんだ、あの人……」
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