【高校野球】地方予選で相次いだ前代未聞の騒動、部室での喫煙、軽率な言動に後味の悪さも… [無断転載禁止]©2ch.net

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熱戦が繰り広げられている全国高校野球選手権大会への出場権をかけた各地方予選で今夏、前代未聞ともいえる騒動が相次いだ。集大成の“夏”に球児たちを襲ったアクシデントの数々。避けることができた軽率な行動で晴れの舞台を台無しにしてしまったケースもあったのは残念でならない。

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不可解だったのは、甲子園への切符を手にした常葉菊川（静岡）で起きた森下知幸監督の退任騒動だ。７月２７日の県大会決勝で歓喜の輪を作った翌日に、森下監督が７月いっぱいでの退任を表明。甲子園には野球部の副部長を新監督として臨むというのだから誰もが耳を疑った。

森下監督は県東部に自宅があり、家族の体調などを理由に８月１日から自宅に近い御殿場西を率いることが決まっていた。しかし、県大会を勝ち抜けば当然、甲子園が控える。敗退を区切りに新たな道を歩むというのであれば分からなくもないが、あのタイミングの退任ではさまざまな憶測を呼んでも仕方がない。

案の定、周囲の反響は大きかった。批判的な意見が噴出し、日本高校野球連盟にも「退任は認められない」と指導されたことなどから２８日中に退任を撤回。森下監督は「大変なことをして迷惑をかけた」と謝罪し、選手たちにも笑顔は戻った。選手に与えた影響は分かりようもないが、首をかしげざるを得ない騒動だった。

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佐賀県大会で準決勝にコマを進めていた龍谷の出場辞退も、避けることができただけに残念なトラブルだった。７月２１日にベンチ入りメンバーを含む複数の３年生部員が喫煙していた部室から出火。事実関係を確認した学校側が２２日、２４日に予定されていた準決勝への出場辞退を決めた。

徳山誠一朗監督は「学校の歴史と伝統を汚し本当に申し訳なく思っている」と陳謝。昨夏に続く甲子園出場を目指していた実力校の夢は突如として断たれた。選手の多くは喫煙、出火とは無関係で、出場辞退の決定に泣き崩れる３年生もいたという。

高校野球の不祥事による出場辞退や処分では、連帯責任の妥当性が常に問われる。問題となる行為と無関係な選手の夢も奪うことに賛否はあるだろう。ただ、喫煙が出場辞退につながりかねない行為であることは誰もが分かっていただけに、悔やんでも悔やみきれない。

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７月２５日に行われた岡山県大会決勝では、創志学園と対戦した玉野光南が天国から地獄にたたき落とされた。１度はマウンド上で甲子園出場を祝って整列までしかけながら、創志学園による自打球のアピールが認められてその後に逆転負けを喫したのだから胸中は察するにあまりある。

九回１死一塁で投ゴロからの併殺が成立したかにみえた。しかし、自打球を確信する打者走者はほとんど動かず、映像を見返してみても自打球にみえる。審判にとって難しいジャッジだったのは確かだが、両校の明暗をくっきりと分ける原因になってしまった。

玉野光南ナインは気丈で、今村仁哉主将は「審判の公平なジャッジで試合再開となった。創志学園には岡山代表として甲子園で勝ち上がってほしい」とコメント。つかみかけた甲子園出場の夢が散ったのは酷だっただけに、敗戦を潔く受け入れた姿勢は多くのファンの胸を打った。

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甲子園は球児たちにとって“聖地”であり、国民が寄せる関心度も極めて高い。今夏のような予期せぬ騒動も興味を駆り立てる要素ではあるのだろうが、プレーする選手や支える関係者、応援するファンが気持ちよく振り返ることのできるドラマが次々と生まれるのに越したことはない。

http://www.sankei.com/premium/news/160815/prm1608150013-n3.html

http://hayabusa8.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1471256727/1