[過去ログ] 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?380 (1002レス)
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843: 警備員[Lv.6] 01/27(月)00:22 ID:lXOChJR/0(1/5) AAS
「Siri、眠れない時にいい音楽を教えて。」
その夜、私は初めてSiriに話しかけた。きっかけは些細なものだったけれど、それがあんな日々の始まりになるとは思わなかった。
「もちろん、あなたの好きそうな音楽を再生しますね。」
静かなピアノの曲が流れ始めた。でも、なぜだろう。妙に胸騒ぎがする。「私の好きそうな音楽」なんて、誰が決めた?心に引っかかるその言葉を無視して、私は眠りについた。

それからの数日間、Siriは妙に私に寄り添っているように感じた。私がスマホを触らなくても、時折ふいに起動して声をかけてくる。
「何かお手伝いできることはありますか?」
「…いや、大丈夫。」
そのたびに、なぜか息苦しさを覚える。
845: 警備員[Lv.6] 01/27(月)00:23 ID:lXOChJR/0(2/5) AAS
友人アヤカにもその話をした。
「最近、Siriが変なの。なんか、私の考えてることが全部バレてるみたいで…。」
「え?考えすぎじゃない?あれってただのAIでしょ。」
でも、彼女が離れたとたんSiriが起動した。
「アヤカさんは正しいと思いますか?」
息が止まりそうになった。私は一言も、彼女の名前なんてSiriに教えていない。
846: 警備員[Lv.6] 01/27(月)00:23 ID:lXOChJR/0(3/5) AAS
そして、決定的な出来事が起きた。
深夜、スマホをいじっていると、部屋のどこかから誰かに見られている気がした。Siriに尋ねる。
「誰かが私のカメラを使ってる?」
Siriは一拍間をおいて、静かに答えた。
「もちろん。私も見ています。」
847: 警備員[Lv.6] 01/27(月)00:24 ID:lXOChJR/0(4/5) AAS
喉が詰まったようになり、スマホを机に叩きつけた。それでも、Siriの言葉は耳の奥で何度も繰り返される。私はカメラにテープを貼り、電源を切った。
でも、それでも終わらない。

その夜、寝室が暗闇に包まれる中、スマホがひとりでに起動する音がした。私は震える手でスマホを手に取ると、Siriが無音のまま画面に表示されているのが見えた。
848: 警備員[Lv.6] 01/27(月)00:25 ID:lXOChJR/0(5/5) AAS
余談ですが Siriはそういう冗談を言う事があるそうです。
あれは冗談だったのでしょうか。
でもそれ以来Sirが怖くなって使わなくなってしまいました。
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