[過去ログ] 結婚に至った過程を思い出して語るスレ 2 (1001レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
335(3): 333 2010/04/24(土)01:14 AAS
>>288、>>290、>>324、>>326、>>333です.
或る時、何かの切っ掛けで年下の子から彼女のことを訊ねられ、
「お別れをいわれた儘で音沙汰ないから諦めた」と答えた.
その子の表情が急に変わったのを未だに鮮明に覚えている.
その場で言われた. 「お姉さんの変わりは出来ませんけれど、私じゃ駄目ですか」
「君さ、何を言ってるか分かって言ってる?」「分かってますけど?」「・・・・あっそっ」
二の句が出なかった.
其れや此れやで年下の子と縒を戻し、というより以前とは少し違う立場での付き合いが始まった.
とはいえ、最終的には唯一度手を繋いだだけになってしまうのだが....
純粋純情な人達だった.自分がそうだったと迄はいわないが、少なくとも周りは皆そうだった.
一方、縁が切れて諦めていた彼女だったけれども、仕事の都合で上京するとの簡単な一通の手紙が
舞い込んだ.会いたいとは一言も書かれていないので、余った便箋の使い道がなく近況報告した迄
のことだろうと思ったけれども、心が揺れに揺れた.
長年手紙をやり取りした相手、一度で良いから会って直接話をしてみたい.
とうとう彼女が宿にしていた親戚の家迄出向いてしまった.
「ご免下さい」の一言が口から出ず、家の前を往ったり来たりふろふろ....
通行人には不信がられるわ、子供にはじっと顔を覗き込まれるわ、恥ずかしくて居た堪れず、
意を決してチャイムを鳴らした.
すると中から、「こんばんわ.あら、○○さんですか?」.彼女が出て来た.
「あ、ええ、そうです. こ、こんばんわ」
これが彼女と生まれて初めて会話した第一声だった.
To be continued.
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 666 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.006s