[過去ログ] 【千葉】メイド喫茶HoneyHoneyその2【ハニハニ】 (1002レス)
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382: 2015/06/04(木)08:21 ID:VrlGTHedS(1/5) AAS
従者の男はその命令の通り、男爵の配下たちの監視をくぐり、下働きの者たちに話を聞いた。
近隣の農村より無理矢理つれてこられた下働きの者たちの話す男爵の蛮行は驚くべきものだった。
男爵はやはり他国と通じていた。証拠となる手紙も手に入れた。
さらに男爵は趣味の料理を下働きの者たちに振舞うという。ただしそれは毒薬入りの料理であり、食べるように強要する。
まがりなりにも主の命令だ。いらないとは言えず、下働きの者たちは毒と知ってもそれを口に運ぶ。
即死するほどの毒ではないが、耐性の弱い者や幼い者は何日も苦しんだ後、内臓を腐らせて死ぬという。
耐性の強いものでも激しい腹痛に耐えながら業務を行わなければならず、その苦しむ様を男爵は楽しんで見ているという。
ここまで聞いた従者の男は激怒し、城へと戻ると王へ証拠の手紙と共に全てを話した。
王は重く頷き、再び命令を出した。
「男爵の作った料理を一皿、調達せよ。そしてそれを次の晩餐の折、私の皿に盛れ」
従者は毒を食うという王の言葉に仰天したが、命令通りに事を整えた。
ここで場面は最初に戻る。王の皿にあったスクランブルエッグは、男爵の作ったものだった。
男爵は、王に毒を盛ったとなれば死罪は免れない。なので慌てて止めたのだ。
王は全てを知った上で男爵を側近たちの前で断罪し、死罪に処した。
「あの者達の様に、毒を盛られてまで働く者がいるがそれは間違いだとわかっただろう。
お前の忠義は疑う余地のないものだが、休める時は休んでおけ。無理をして働く事は私への忠義には当たらないのだから」
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