[過去ログ] 2世3世が学会のおかしさに気がついたこと 2 (1047レス)
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(1): 2014/10/19(日)01:30 ID:CawFjyoG.net(2/5) AAS
>>92
>おっしゃるとおり意訳としては間違っていません。でも本来ならば「広く流布すべし」
>ともいうべき形容詞+動詞なんですよ。ところが「広宣流布」という「目標」の単語
>になっています。これは漢文だけ見ていればわからないのですが。

たしかに漢訳経典は原文と比べて、表現がきわめて簡潔になっているなど特徴的です。
これは漢字が単体の文字として意味を持つ表意文字だからであり、
もう一つは中国において簡潔さが好まれたからだそうです。

鳩摩羅什を中国に招聘した道安は、漢訳にあたり「五失本三不易」というルールを示しています。
五失本というのは、原本を変えてもいいという5つの限界で、配列の変更や反復の省略など。
三不易は、原本を固守しなければならないという3つの限界、を意味するそうです。

大事なのは、元の原義を損なわないようにしながらも、異なる地域・文化圏の人々に
受け入れられるため、語感やニュアンスへの配慮も必要となるということだと思います。
また、それとともに私が思うのは、翻訳作業において、このように仏典の精神を伝えつつも、
なおかつ発展的であり、より克明な表現となり、意義付けがされていることも事実であり、
私はそれはむしろ、仏教が人の手によって伝えられてきたがゆえの魅力的な特徴だと思います。
例えば有名なのは、羅什訳の「十如是」ですね。
また不軽菩薩の「礼拝行」や諸法実相の「実相」に相当する語も、厳密には梵文にはないために
仏教界でも論争されています。
しかしいずれも原義を損なっているわけではなく、あるいは明瞭となり、意義づけられてきたと
解釈されるべきであると思います。
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