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302: 07/09(火)17:15 ID:OyWTxVKYL(8/9) AAS
 中立のリアル・・・・・・・203

 江戸時代、大黒天・弁才天・摩利支天は、貴三大天と称され,蓄財と福徳の神として
、特に商工業者の間に信仰された。江戸では上野徳大寺と雑司ヶ谷玄浄院が摩利支天を
祀ることで有名で、町人たちが大勢参詣して賑わった。と言われる。「貴」とは貴い。
の字の様に尊い中でも上位である。ここで何で歓喜天が入ってないのか。それはガネー
シャの分身とされる歓喜天は、比較的新しかったからでは無いだろうか。ヒンドゥー教
の神・ガネーシャ(群集の長)とされ象形である。それが日本では観自在菩薩とされる
。つまり観自在菩薩は生命の神で、性交の神だったのだ。大黒天・弁才天は七福神とさ
れ、摩利支天は入らない。実は鬼神であって、背後には忿怒の姿をとった三つ目の獅子
を背負う。摩利支天は、猪の背に乗っていて、亥の日を縁日とした。いわゆる願いを叶
える、亥の刻参りの神である。徳大寺、聖徳太子作といわれる開運大摩利支天を安置し
ているので、仏教以前に伝わり、仏教と同化して行った。と考えるのが妥当であろう。
この容姿は「道の体」を象徴している。とも言う。両手に捧げ持つのが右に憤怒の夜叉
相で、太陽を掲げ璽(じ)の箱を持つつまり印鑑である。左方にはイノシシ相で月を掲
げ鈴や鐘を持つ。後方にはライオンの相で弓と縄や剣或いは降魔杵(こうまきね)を持
つ、そして正面には慈愛の相での印を結んで蓮華座に座るのだ。「道の体」とは陰陽5
行すなわち、隣との相生(そうじょう)関係と、向合うものの相克(そうかつ)関係で
の五行(水金土火木)の思想である。月と日、鈴や鐘と璽(じ)や印鑑である。更に、
弓に対して剣や縄である。2つの事象は陰陽の2つの気(両儀)に反応して、太極を成
す。と言う印を持った慈母像で、背面の獅子顔と、表に引き連れる猪は、どう見ても、
生活を表している。4つの頭が直立し、四象を生じ、8つの腕が垂れ下がって、八卦を
生む。その為、斗母元君=摩利支天は、豚を飼い、金属を持った遊牧民族の、生活神で
あったろう。印鑑や璽(じ)は、契約を意味し、対する鐘や鈴は、襲う動物を追い出す
物だ。後ろにいるライオンは、その家を護って徘徊する猫であろう。つまり鼠やイタチ
等の小動物から遊牧民の暮らしを護るものだ。
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