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255: 2024/07/03(水)09:02 ID:xEt4mu+AE(1/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・157
黒海とカスピ海の間に出来た、このハザール帝国は、コーカサス山脈で解れていた。
アッテラ大王の死後には、フン族の押さえが効かず、帝国が崩壊する。東ヨーロッパに
ここで権力の空白地が生じた。そこを通っていくつもの遊牧民が波が打ち寄せるように
次々と東から西から押し寄せてきたのである。アッテラ大王は ブルグント族などの、
ゲルマン系の諸族を征服して、パンノニアに本拠を置いて東ローマ帝国への侵入を繰り
返して、短期間でライン川、ドナウ川、カスピ海に渡る大帝国を築き上げていた。ロシ
ア・東欧・ドイツを結ぶ大帝国であった。だが、フン族は、ヴォルガ川以東から現れ、
370年に、ヨーロッパへ移住して強大な帝国を建設したとされるが、これらはウラル人
と思われる。ユーラシア遊牧民の集団であるフン族も。彼らの主な軍事技術は騎馬弓射
省11
256: 2024/07/03(水)09:03 ID:xEt4mu+AE(2/22) AAS
410年頃にフン族はドナウ川中流域を制圧し、433年には、西ローマ帝国の将軍アエティ
ウスと取り引きして、兵力提供の見返りとして パンノニアとイリュリクムの、一部の
支配権を認められた。「トラキアにいる野蛮なフン族はとても強大になり、数百の都市
が奪われ、コンスタンティノープルも危険になり、多くの人々が逃げ出した……そして
たくさんの人々が殺され、血が流されて、死者の数を数えることもできない。」ああ、
彼らは教会と修道院を奪い、大勢の修道士や修道女たちが虐殺された。(カリニコス著
『聖ヒュパティオスの生涯』)共同王位のアッテラの遠征を欧州側で見た声である。
257: 2024/07/03(水)09:04 ID:xEt4mu+AE(3/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・158
アッテラの父親ムンズクは、フン族の共同統治者であった、ルーアが王になった時、
フン族はバルカン半島に進出しドナウ川中流域を制圧していた。ルーア王は、弟のムン
ズクの働きに、その内政を任せていた。フン族の脅威に晒された東ローマ皇帝テオドシ
ウス2世は、430年頃に年に、350ローマ・ポンド(125 kg)の、貢納金の支払いを同意
して、手を打った。しかしこの納税は、庶民の不評どころか反感まで買った。テオドシ
ウス2世は「能書家」というあだ名の通り、書に優れていた教養人でもあった。神学や
学問の方面に熱中して、政治を顧みなかったと言われ、政治は重臣が行ない、その在位
中に「テオドシウスの城壁」と呼ばれる難攻不落の大城壁建造を度々やった。首都コン
スタンティノポリスの防衛強化、『テオドシウス法典』の整備など、後の東ローマ帝国
省12
258: 2024/07/03(水)09:05 ID:xEt4mu+AE(4/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・159
このサーサーン朝ペルシアは、ヨーロッパとアジアの中世美術の形成に大きな影響を
与えた。ペルシャ文化はイスラム文化の多くの基礎となり、イスラム世界全体の芸術、
建築、音楽、文学、哲学にも、多大な影響を与えている。サーサーン朝支配の時代は、
イラン歴史の最高点で、イスラム教徒の征服前にいながら古代イラン文化の最盛期でも
あった。アフガン戦争前のアフガニスタンに於いて、その匂い香が残った、平和な山奥
の多人種社会に、1950年代から多くの欧州観光客が、感銘を受けたと伝えている。
だがしかし、世界大戦と同時に、イスラエル建国運動、つまりシオニズム運動と共に、
ユダヤの財政基盤を、バクー以外の油において、当時世界最大のイラン原油のパイプラ
イン構想で、ソ連の侵攻が始まったのである。ともあれ古代ペルシアのサーサーン朝の
省12
259: 2024/07/03(水)09:05 ID:xEt4mu+AE(5/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・160
四匹の子豚の物語がある。狼に襲われる中で、最初は弟の子豚は、簡単な藁の家に住
み、寒い冬の嵐に吹き飛ばされ、逃げて兄の家に居候する。しかし狼に燃やされてしま
い、そこで兄弟達は、働き者の長男のレンガの家に住み着いた。所が、勢いやって来る
狼の群に易々と乗っ取られてしまう。そこで仕方なく妹の嫁入り先の石の王の下で住ん
だ。ここで石作りを学んだ兄弟は、今度は王の討伐に加わり、狼退治に参加した。次男
の豚は戦士したが、長男と三男の豚は、新しく石の家を作り、末っ子の妹豚と、平和に
暮らした。と言う豚物語だが、この前後にも物語があるが、あまり意味が解らないので
割愛するが、この最後砦となった石の家というのが、パヴィアを首都とした、ランゴ・
バルド王国であるらしい。6世紀に東ローマ帝国の、ユスティニアヌス大帝が 次々と
省11
260: 2024/07/03(水)09:08 ID:xEt4mu+AE(6/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・161
しかし、その支配が774年まで続く間に、ランゴバルド人はローマ人と混血して、
ランゴバルド語は消えた。ここで4匹の子豚は、ゲルマン人、ゴート人=フランク人、
スラブ人が、ローマ人=イオニア人になった話で、狼は中東人つまりブルガール人と言
う事になる話である。忘れ去られてしまったランゴバルド語と共に、イタリアの統一は
の夢は終わりを遂げ、長い東西分裂の時代にはいるが、古代以来の都市は、混血浸透が
永続し存続し、むしろ、この時代に次の自治都市の発展が準備された。東ローマ帝国・
ローマ教皇・フランク王国との関係は微妙だったが、実は先住民族の、安定期でもあっ
ただろう。ランゴバルド人は、他のゲルマン人と同じようにローマ教会からは、大きく
異端とされていた。アリウス派の信仰や、バール信仰が残っていた。しかし、当初から
省10
261: 2024/07/03(水)09:12 ID:xEt4mu+AE(7/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・162
この放棄によって、東ローマ帝国は、イタリア半島を放棄した後の バルカン半島の
、スラヴに移りスラブ人からの領地獲得攻勢に転じてゆき、ビザンツ帝国としての性格
を、スラブ仕様に強めることとなった。こうなるとランゴバルド王国の勢いは、ローマ
教会をも、圧迫するようになった。ランゴバルド王国との関係が、悪化したローマ教皇
は、もはや東ローマ帝国には依存できなくなり、新たな保護者として目をつけたのが、
フランク王国であったのだ。568年にパヴィアを都に成立したランゴバルド王国は、
歴史上は、この成立をもって、イタリアにおける伝統的古代が、終わって中世時代が、
始まったと言うことが出来る。全くローマの継承は自意識によるもので、政府や王朝に
その香りすら無かったのだ。ランゴバルド王国の支配以来、その主要な支配地となった
省11
262: 2024/07/03(水)09:14 ID:xEt4mu+AE(8/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・162 α
古代イランのアーリヤ人。サーサン朝ペルシアでは、ゾロアスター教が国教となった
。これまでも、さまざまな神々を祀っていた。その一つがミトラ神で、友情・契約など
を司る太陽神である、非常に人気が高く。特に、宇宙の秩序を維持する神は、地上での
神官階級の役割を、投影したもので進められた。イラン高原でゾロアスター教の善悪の
二元論的指向の世界観が主流の中で、この宇宙審判論の機能神は、目立たない位置に、
追いやられた。それでも、ゾロアスター教の影響を受けない周辺部の古代アーリヤ人の
間では、秘密裏の儀式で、かなり広がり人気で、後世まで生き残り続けた。ローマ帝国
におけるミトラ教は、中央アジアにおける弥勒菩薩信仰などに形象されたと言われる。
サーサン朝より前の、アルサケス朝パルティアには全盛期で前2世紀ミトラダテス1世
省10
263: 2024/07/03(水)09:16 ID:xEt4mu+AE(9/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・163
前14世紀のエジプト新王国の、アメンホテプ4世が、それまでの、多神教である、
アメン神信仰をすて、本来の太陽神であるラーを唯一神として復活させ、あらたな神の
観念としてアトン神を創出して万物の創造主であるとした。アメン・ラーである。だが
この言葉はアテン=王座 ラー=神=御徒ラーなのである。更に南米の古代遺跡にも、
太陽神に捧げる、犠牲牛の儀式を持ち、地球上の共通の意識がそこに存在していた様だ
。前1世紀にローマのポンペイウスが小アジアを征服しことを機にローマに伝えられた
といわれるが、それは逆で、恐らくローマ宗教旧約聖書が、ここで伝えられ、ミトラ教
が地下に潜ったのである。共和政ローマから帝政ローマ時代の価値の混乱した時代に、
キリスト教布教で下層民の宗教が広がって行く事に対し、上層部ではローマの国家神と
省10
264: 2024/07/03(水)22:38 ID:xEt4mu+AE(10/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・164
この太陽神ミトラ信仰がローマに入り、帝国の守護神とされ、ローマで盛んに祝われ
るようになり、やがてミトラ教に代わり、キリスト教が公認され、教会は、この日を、
イエスの誕生日として祝うことによってキリスト教の勝利を表明した。この日付に敗れ
たミトラ教がある。インドのミトラと同源とされ、ミトラはサンスクリット語で「計量
者」を意味し、歳月の計量者,すなわち太陽神である。多くはペルシア神ミトラの信奉
においての密儀宗教とされ、古代ペルシアで信奉されたが,ゾロアスター教に押されて
後退した。宇宙起源の神で終末論において、ローマ民衆をひきつけ、一時期国教化され
、その秘密めいた教義は2世紀ごろローマ帝国に伝わり,軍人を中心に信仰されたが,
キリスト教が盛んになるにつれて衰退した。光明神ミトラを崇拝する密儀宗教は、それ
省12
265: 2024/07/03(水)22:40 ID:xEt4mu+AE(11/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・165
ミタンニ王国(前1700〜前1270)時代、イラン系民族の一つミタンニ人がシリアから
イラク北部にかけての地域につくった王国ですら、ミタンニという国名が、ミトラから
きていて、ミトラ信仰のミトラ教は国教とされるなど、ミトラ神信仰が定着していた。
ただ、ミトラ教では、密儀宗教であって、古代インドや古代イラン系民族の神話などで
、少し知られるのみでその全貌は、知ることができない。しかも、時代によって、神々
の地位や特性が、数々変更され、新しい考え方が導入されたりと流動的で、統一的な、
教義が確立されていた。とは言い難い物のようだ。ミトラ神崇拝のミトラ教と一口に言
っても、ミトラ神は、一神教的な、唯一絶対神でなく、特に原始ミトラ教の信仰形態は
、ミトラ(至高神)、ヴァルナ(原人)、アリヤマンの三柱に、四柱の神々を加えて、
省11
266: 2024/07/03(水)22:41 ID:xEt4mu+AE(12/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・166
ところが、時代が進むにつれ、あるいは西洋に伝承されるにつれ、この神は、宇宙の
統治者・全能の神、唯一神的な、属性を付与される。この意味において、原始ミトラ教
が発展的ミトラ教に姿を変えた。ヴァルナはミトラの天地創造を手伝う共同創造者で、
ミトラ教の、別の神学的な見解の中で、神々のヒエラルキー(階層)の頂点に立ったの
だ。つまり、人間との契約の外に、宇宙を構成する四大元素である火・水・地(土)・
風(空気)を統制する、万物の根源的な神の登場である。性別や情念も持たない存在と
されて、体に蛇を巻きつけた獅子頭の怪人という象徴的な、半獣半人の姿で、最初に表
される。ズルワーンが登場する。永続的時間神とされるズルワーンは、万物の創生と、
破壊を司った。つまり蛇の尾っぽに、獅子の頭、時間を司どる。つまりエジプトで言う
省12
267: 2024/07/03(水)22:41 ID:xEt4mu+AE(13/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・168
オフルミズドは、ヴァルナの子、またはヴァルナの化身とされ、人間の原像となった
母神的存在である。ゾロアスター教の主神アフラ=マズダに相当するとの見方もある。
いわゆる人間の最高能力神=超人善行神である。つまり月を時間とし、金星を、人間や
動物の生命とした様だ。従って、金星をビーナスとして女神像にした理由がそこにある
。不思議な事に、月=太陰暦で、世界中で地球の片隅まで、月を時間の神としてる事は
確定された、伝統の様だ。古来より月読み姫伝説と、金星の女神伝記は、定番でもある
。しかし、紀元前6世紀半ばに、イランにアケメネス朝ペルシア(BC555〜BC330)が、
興隆し、メディア王国とカルデア王国は滅ぼされ、西アジアを統一。この時代に、ゾロ
アスター教に、創始者ゾロアスターによる一種の「宗教改革」が興り、最高神として、
省12
268: 2024/07/03(水)22:45 ID:xEt4mu+AE(14/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・169
ミトラ教における赦しの思想は、マズダー教にとっては、根本教義の「絶対二元論」
そのものを崩壊させてしまう。勧善懲悪論は、完全超悪でなくては、受け入れられなか
ったのだ。まあ悪者を次々に許して、一般人や一般行動を悪としたら、物語は始まらな
い。と言って、この勧善懲悪論も、善悪二元論で、切り捨て断罪出来る程、世の中が古
代であっても、単純な訳はないし、悪を作りすぎるので、ゾロアスター教は、次第に、
ミトラ教や古代の多神教的要素が入り込み、折衷的な宗教に変質していく。ミトラ=神
は、アフラ・ミトラという名に変化、地上の統治権を得て、「最後の審判」で、死後の
冥府での、死者の生前の行状を裁く審判者(裁判の神)としての役割を担うようにした
。つまり、時間の神ズルワーン=スフインクスの、生命の死だけを切り取ってエジプト
省12
269: 2024/07/03(水)22:45 ID:xEt4mu+AE(15/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・170
前334年のアレクサンダー大王の東征から、226年のパルティア王国の滅亡までの間の
約550年間は、ヘレニズム時代と呼ばれている。アレクサンダー大王(356-323 B. C.)
は、ギリシャを統一した後に、東方遠征を開始した。前331年 アケメネス朝ペルシアを
滅ぼすと、アケメネス朝を象徴したゾロアスター教(三アフラ教)を厳しく弾圧した。
アレクサンダー軍は、ゾロアスター教の司祭を、多数殺害し、教典「アヴェスタ教本」
も焼くなど、折衷宗教ゾロアスター教を徹底的に破壊した。この頃にこのゾロアスター
教から、旧約聖書が産まれようとしていた様だ。つまり、インドラの持つバビロン伝説
を移し替える宗教団体が、死海教本など作っていた。ミトラ教は、アケメネス朝ペルシ
ア帝国の時代には、すでにアナトリア半島にまで広がり、ギリシャ語化した「ミトラス
省12
270: 2024/07/03(水)22:47 ID:xEt4mu+AE(16/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・171
この大王の死後、アレクサンダー帝国を継承したセレウコス朝シリアも興きイラン系
のアルサケス朝パルティア(B.C.247〜A.D.228)では、ミトラ神は至高の最高神(主神
)とまでなった。「戦争の勝利の神」として民衆や支配階層から厚い信仰を受け、この
王朝の守護神になった。とされる。パルティアで、ミトラ崇拝が進んだことを受けて、
パルティア周辺には、バクトリア王国、アルメニア王国、カッパドキア王国といった、
ミトラ教国家が次々と誕生していった。月氏は「トクァル(トカラ)人」で、中国音写
説では古代中国語で「月」は「トクァル」ないし「トグァル」であり、バクトリア語に
おける「トクァル・トゥクァル」に一致し、古代中国語で中世西トカラ語の民族名を、
「月氏」又は「大月氏・小月氏」とした。「トクァル人」の音写で月氏(トカラ人)は
省10
271: 2024/07/03(水)22:48 ID:xEt4mu+AE(17/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・172
ようやく平定に成功したアレクサンドロスは、ソグディアナの豪族の娘、ロクサネを
正妃に迎えて和解し、遠征の達成を祝った。しかし、アレクサンドロスが、この地に、
ギリシア人を入植させたのに加え、1万5千の歩兵、3500の騎兵を残留させたこと
は、いかにこの地の支配が不安定であったかを示していた。各地のアレクサンドリアの
建設に見られるギリシア人入植政策は、実態はギリシア人隔離政策とも言えるもので、
大王の死後、不満を持ったバクトリアを含む東方諸属州のギリシア人2万3千人は蜂起
して、祖国に帰ろうとした。この反乱は鎮圧されたが、決して平和的な融合策では、無
かったのである。しかし、実は、このアレクサンドロスの目的は、実はミロス信仰心で
、キリスト教の排除であった。基本的には、密教穴蔵集団、カッパドキア王国の聖書の
省13
272: 2024/07/03(水)22:48 ID:xEt4mu+AE(18/22) AAS
AA省
273: 2024/07/03(水)22:49 ID:xEt4mu+AE(19/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・174
この仏教内 ミトラ教は、三昧耶形(さんまやぎょう)のサンスクリットで「約束」
「契約」などを意味するサマヤ(samaya)から転じた言葉で、その上に蓮の花の蓮華八花
16花弁上の塔に載る。この蓮の花弁こそ、ミトラ教の生命の水、つまり慈雨を表す物
で三昧耶形は、、賢瓶(水瓶)。種子(種子字)を持つと言う、一つの形とされている
。又大日如来と四如来を合わせて胎蔵五仏と呼ぶ。天鼓雷音如来は金剛界五佛での不空
成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)と同体とされる。開敷華王如来は、「開花した
蓮の花の王」の意味で、修行の努力によって、蓮の花が開くように菩提心が開花(開転
)し、大悲利他の心を起すことを表す開運如来とも言える。この一柱八神に、眷属と言
われる仲間の集団がその外を護るのが曼荼羅と言う作風である。ここでも、三昧耶形(
省10
274: 2024/07/03(水)22:50 ID:xEt4mu+AE(20/22) AAS
中立のリアル・・・・・・・175
その後、パルティア王国を滅ぼして成立したサーサン朝ペルシャ(226-642)では、
ゾロアスター教が、国教となって復権した。ゾロアスター教は、とても簡単に善悪二元
の唯一神を生み出した。ここで悪い事する奴は常にいる。だが善い事する奴も常にいる
。何故善い事をするか、生きて善行を行えば、輪廻で善き天国に行けるからだ。とした
。ゾロアスター、つまり、ザラス・シュトラは、太陽崇拝から光源崇拝に変えて、常に
炎があれば、何処でも礼拝できる。とした。つまり火焔崇拝である。更に「女と寝る様
に男と寝る男、男と寝る様に女と寝る女は、悪魔崇拝者である。」とした。つまり、同
性愛者を悪魔としたのだ。そして、基本的に四つ足の牛や豚に似たものの肉は食べては
ならない。とした。更に、各個の人の魂(ウルバン)には、各個の精霊(ウラワシ)が
省12
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