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銀魂’〜ぎんたま〜第二百九十二訓 (771レス)
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203: 風の谷の名無しさん@実況は実況板で [sage] 2012/11/27(火) 20:40:10.91 ID:yKt3gZA40 「お前は・・・」すたすたと近寄って、子供の顔をみやる。 「しけた面してやがる」 「まだ生まれて三ヶ月だからな。お前とてこんなものだったのだぞ。今では見る影もないが」 驚いたことに、そっと高杉が息子の頭をなでた。その様子が妙にしっくりいっているようでもあり、たどたどしいようでもあり、見ているこっちが気恥ずかしいような、 何とも表現しがたい感情におそわれる。きっと端から見たら、ただの夫婦に見えたことだろう。 ふと、高杉と目があった。 ・・・こいつは、こんな顔をする男だっただろうか。 なんて目をするんだ。 その隻眼に、何か亡くした大切なものでも写すかのように俺を見る。切ない。一言で言えばそうだが、もっともっと複雑な何かが混在している。 胸の奥に、忘れていた熱いものがこみ上げてくるのを感じる。 ---ああ、何で貴様はいつもそうなんだ。 大事なところで、いつも、裏切られる。 嫌な男のままでいてくれればいいのに。嫌いな奴のままでいてくれればどんなにか。 http://shiba.5ch.net/test/read.cgi/anime/1353127780/203
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