[過去ログ] 銀魂’〜ぎんたま〜第二百九十二訓 (771レス)
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593: 2012/12/06(木)19:29 ID:P1zfcHxk0(1) AAS
万斎が、仕方ないといった表情でため息をつきながら俺を促す。

「まあ、立ってないで座ったらどうでござる」

妓の手前、言葉に従った。目は高杉をにらみ据えたままだ。

テーブルを挟んで、向かいに高杉。右に武市。左に万斎。俺は一番入り口に近い席だ。

・ ・・・沈黙。

そのうち、高杉が隣の妓に、もう一人あいつのとこに付けてくれ、と言った。

すぐに、さっき俺のとこにいた妓がやってくる。あ、忘れてた。

「あ、ごめん。そういや何も言わずに席替わっちゃって」

「かましまへん」

そのすきに、万斎がさっき行きそびれたトイレに立った。

悠々と、高杉は煙管をくゆらせている。奴にしては偉く地味だ。妙な違和感を感じる。

「なんか、似合わねえ色合いだな」

「・・・そうか。まあ、感性は人それぞれだからな」ふう・・・と、気にする様子もない。
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