[過去ログ] 【節子】 火垂るの墓 Part3 【清太】        (1002レス)
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(2): 2013/12/07(土)09:02 ID:O9Yhh0dQ(1) AAS
中高生の頃観たときは清太のあまりの協調性の無さにイラついていたけれど、今自分が同世代の子供を持つ親になって改めて観ると二人とも不憫でやるせない気持ちで一杯になる。

裕福な家庭で不自由なく育ってはいるけれど、特に反抗期が強い訳でもなく空襲前は動員に行ったり家の手伝いもできる頼り甲斐のある普通の一家の長男棒だった。
母親は亡くなれど、父親からの連絡が来るまでは孤児ではなくあくまでも疎開の立場を通したかったのだろう。
海軍将校である父を誇りに思っていた清太にとって父の留守中、一家の長男として家を守るということは、家も母もなき今、 父から連絡が来るまでは節子のそばにいて守ってあげる事以外は何も考えられなかったんだと思う。
清太に我慢が足らなかった、たしかにそうかもしれない・・・

でも、本当はこの物語の悲劇の引き金を誰が引いたのかなんて論じるのは無意味なんだろうけれど、人の親となった自分が敢えて言いたいのは、
清太と節子の両親、特に母親がダメなんじゃないかと思う、危機管理が全く出来てないし、おっとりしすぎ。
疎開先に旦那の従兄弟の嫁の実家とか遠縁すぎて殆ど他人もいいところ。
近くに身寄りがなくて、一時疎開だったとしても、父親は戦死するかもしれない、自分にも万が一の事を想定して、
私達にもしもの事があったら、西宮のおばさんの家は出て◯◯を頼って行きなさい、
そこでは多少の辛いことがあってもお兄ちゃんなんだから辛抱しなさいと諭して、祖父母等の、もっと近親者の連絡先を教えておくべきだったし、旦那のコネを最大限使ってでも子供達だけは食いはぐれないようにとあれこれ算段する時間はあったはず。

今改めてこの映画を観ていると劇中の幽霊の清太のように何もしてあげられない両親の幽霊になったような気持ちになって胸が苦しくなる。
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