[過去ﾛｸﾞ] 【岡田麿里】アリスとテレスのまぼろし工場 2年目 (1002ﾚｽ)
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615(1): 2023/09/16(土)02:20 ID:aWl+7Rfs(6/25) AAS
神の心などわからないが、ラスト前にはっきりと描かれたのは、永遠不変の常世ではなくなったということ
季節は巡るようになったと観えたし、赤ん坊が生まれる泣き声がするという
見伏の神は、変わらぬ想い出の中に己を埋没させるのをやめたのではないか
もう永遠の幻ではなくなったのだから、神が力尽きればそこで終わりだが、それはそもそもそうだった
己の創った幻の中で、幻の人々が生きる実感を持てるように変え、時の流れに己そのものも身を任せる
永遠には過去も未来も無い、永遠ではなくなったので未来がある
永遠の不変性を放棄した分、それに費やした力は使わずに済むから、その分だけでも長持ちするかもしれない
幻工場も人々が復活させているようだから、そこに未来があるなら人に任せても良い
八岐大蛇の最後の願いがそれだと言うなら、哀しくも美しい神話だと思った
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