バクテリア剤総合 2株目 (821レス)
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296(2): 2022/04/24(日)06:08 ID:Zz2EPoZE(1/5) AAS
>>294
浜名湖にも紅色硫黄細菌や紅色非硫黄細菌はいるはずです。(いないと考えるのは難しい)
外部リンク[html]:www.jpd-nd.com
ニチドウの商品説明ページの「ここがポイント」をクリックすると「 浜名湖 緑色光合成細菌 」の記述があります。メーカー側に悪意のミスリード意図がない前提の立場で読むか否かで解釈は変わるでしょうが、仮に性善説に基づくなら中身は「緑色硫黄細菌(内部にクロロフィルをもつ)」と見做せるかと。
ニチドウが紅色非硫黄細菌ではなく緑色硫黄細菌を主材としている理由は「安易な差別化」以外にある可能性を探るなら「緑色硫黄細菌の硫化水素分解能」がアクア向きだからとは考えられます。(ワンチャン嫌気域に根づけば脱窒を安全に行えるフローラの形成が期待できる)
商品説明にある有機物分解能はちょっと謎ですが、曝気推奨は広義のバクテリア剤全般に共通する一般的用法ですね。(微生物爆増による魚の酸欠回避策)
300: 2022/04/24(日)12:57 ID:Zz2EPoZE(2/5) AAS
>>298
<緑色の光合成細菌>て表記の場合は一般通念上、日本語の指す意味としては「まず光合成細菌であること」という前提の上で「それが緑色」なので、この一節から「でも緑色硫黄細菌でも緑色非硫黄細菌でもないです。誤解しないで!」という主張をニチドウ側が仮に行うならちょっと問題だとは思う。(俺も翠水のミスリードされてる感じ)
更には、たね水のパッケージ表面にPSB(光合成細菌=photosynthetic bacteriaの略)ってデカデカと書いてあるので「 WEBサイトの商品説明にある緑色浄化細菌という文字が指すのは光合成細菌ではない別の緑色の細菌(光合成細菌ではない)のことで、光合成細菌としては紅色非硫黄細菌が入ってます!」という主張をニチドウが行うのもやはり問題が・・・。
この辺りはいっそ直接ニチドウに問い合わせしてみると良いかもですね。
301(1): 2022/04/24(日)13:11 ID:Zz2EPoZE(3/5) AAS
>>298
なお滑走性緑色硫黄細菌は好気でも生存/増殖(嫌気域より早く増える)できますし有機物も利用できます。
なのでニチドウ側のがたね水のパッケージや商品説明上で示す用法及び効果=曝気してね有機物も分解するよ!は、中身が緑色硫黄細菌でも矛盾はないと思われます。
コエンザイム自体は別に珍しい物質でもないので紅色非硫黄細菌産が有名なのはおそらく培養が簡単(素人でもできるレベル)で産業的に便利だからかと。
304(1): 2022/04/24(日)13:51 ID:Zz2EPoZE(4/5) AAS
>>303
3年くらい前に首都大学東京の花田教授がアンモニア酸化能をもつ光合成細菌の培養に成功してたよ。(ただしこれは紅色硫黄細菌ぽいけど)
あとまあ紅色非硫黄細菌は普通に有機物を分解するので腐敗細菌の増殖を抑える効果はある。(俺なら放線菌にその役割を担わせるけども)
別の研究では酸素非発生型光合成細菌による亜硝酸の嫌気的酸化も発見されてる。
豚舎の浄化槽から見つかるアナモックス菌も含めて、我々の管理している実際の水槽内で進んでる硝化プロセスは昭和に考えられてた亜硝酸型と硝酸型の硝化細菌のみのルートより複雑ぽい。
売られてるボトル充填型のPSB(殆どが紅色非硫黄細菌)は大部分が栄養素としての機能及び効果効能の方が遥かに大きいとは思うけど。
307: 2022/04/24(日)18:27 ID:Zz2EPoZE(5/5) AAS
>>306
ありがとうございます。この資料(PDF)は私も見たことあるんですが「浜名湖の吃水域でとれた緑色の光合成細菌です」という記述と「紅色非硫黄細菌です」という記述の両方がある二次資料なんです。滝汗
この資料以外にたね水の中身が紅色非硫黄細菌である旨を明言してる資料が一次にも二次資料にもなく。資料として一次二次共に最も多いのが緑色光合成細菌や緑色浄化菌ですが、この表記はミスリードを誘うというか判然としない表現だとは思います。
実際のところどうなのかはニチドウに問い合わせてみるしかなさそうですね。
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