【本スレ】グリコ森永事件

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226: 名無しさん＠お腹いっぱい。 [sage] 2023/05/15(月) 20:54:50.56 ID:???

昭和59年12月17日に送りつけられた13通目の挑戦状には、破り取られた別の挑戦状の一部が同封されていた。

昭和59年（1984年）12月18日付毎日新聞朝刊
　スーパー、デパートにも狙い？　郵送やめた紙片　挑戦状に同封
「「グリコ・森永事件」犯人グループが17日朝、在阪の一部報道機関に送りつけた挑戦状にはスーパー、デパート
あての脅迫状の紙片が同封されていた。大阪府警などの合同捜査本部は、脅迫状の文面や言い回しから、一連の挑
戦状とは別の人物が作成したもので、森永製菓脅迫の “中止宣言” だった可能性もあるとみている。
　この紙片は縦6センチ、横17.5センチで、「全国の　スーパー　デパートの　みなさんへ」の書き出しで、今月7
日、毎日新聞社などに掲載された森永製菓激励広告の感想めいた文章がタイプされ、7行目の途中以降が破り取られ
ていた。
　合同捜査本部の調べでは、これに該当する脅迫状は17日夜現在、どこのスーパー、デパートにも届いておらず、
「女の子に　よわいんや」など “子供の味方” を気取った文面から判断して、残りの部分には森永製菓への脅迫
を中止する旨が書かれていたのではないか、と推定。広告掲載日から、ハウス食品からの1億円強奪未遂事件が明ら
かになった今月10日までの間に作成、郵送される予定だったが、報道協定解除にともない森永側が犯人側の動きを
警察へ通報していたことを知り、17日の挑戦状で「わしら　また　森永　やったらな　ならん」と脅してきた、と
みている。
　なお、脅迫状紙片にタイプされた内容は「12月7日の　毎日　みたか　森永の　あほどもが　ＣＭ　だしおった
　あほの　ＣＭ　ださいで　そやけど　こどもの　手紙　ええこと　かいとったな　かい人21面相さんえ　とか
　おかしの　すきな　女の子　とか　わしら　女の子に　よわいんや　ロリコンエイジ　かもしれん　あんなもん
　だされると　わし」というもの。」

宛先がスーパー、デパートであること、文章の流れからしてこの後に「森永　ゆるしたる」と続いたと思われ、、
記事にもあるように森永への脅迫終結宣言だった可能性が高い。森永製菓が裏取引に応じる新聞広告を2度出したに
もかかわらず、犯人側からは現金受け渡しの具体的な指示はなかった。犯人は最初から森永製菓から金が取れると
は思っていなかったのだろうし、取る気もなかったのではないか。
　犯人の狙いはわざと目立つような大きな新聞広告を出させ、その直後に終結宣言を出すことにより、森永製菓が
裏取引に応じたのでは、という疑惑を世間に植え付けることだったのではないか。犯人の脅迫には一切応じないと
再三強調してきた森永製菓にとって、裏取引に応じたのではと疑われるのは金を取られる以上にダメージが大きい
だろう。これは江崎グリコのときと全く同じで、江崎グリコは未だに裏取引に応じたのでは、という疑惑を払拭で
きないまま現在に至っている。
　ところが犯人が挑戦状を出す前に報道協定が解除され、広告の女の子の文章が、実は犯人の指示だったことが暴
露され、計画が大きく狂ってしまった。そのために森永製菓への脅迫を継続せざるを得なくなり、「わしら　また
　森永　やったらな　ならん」という文言につながったのだろう。

http://kizuna.5ch.net/test/read.cgi/archives/1679383338/226

232: 名無しさん＠お腹いっぱい。 [sage] 2023/05/16(火) 22:08:36.57 ID:???

事件の8年前（1976年）からすでに江崎グリコを脅迫していたグループがあった。

平成元年（1989年）9月11日付毎日新聞夕刊
　51年にもグリコ脅迫 「黄巾族」など名乗り 21面相と同グループ　捜査本部断定
「警察庁広域指定114号「グリコ・森永事件」で、江崎勝久・江崎グリコ社長誘拐事件が起きる8年前の昭和51年春、
「黄巾族（こうきんぞく）」や「カルロス軍団」と名乗るグループから数回、同社役員宅に現金1億円を要求する脅
迫状や脅迫電話があったことが11日、わかった。大阪、兵庫両府県警など合同捜査本部は手口が似ているなどから、
このグループが「かい人21面相」と同一グループと断定した。
　調べでは、脅迫状は51年3月ごろ、大阪府豊中市の同社役員宅に届いた。差出人は「黄巾族」で「われわれは現代
の革命家だ。後漢（中国）末期の184年、乱世立て直しのため民衆が黄色の頭巾をかぶって立ち上がった『黄巾の乱』
のグループにちなんで名付けた」とし、現代の世相を憂えたうえで1億円を要求。受け入れない場合は江崎副社長（当
時）を誘拐、チョコレートに青酸を混入してばらまくなどと脅迫する内容。その後1カ月余り、同役員宅に数回「黄巾
族」を名乗った男の声で同様の脅迫電話がかかったが、何も起きなかったという。
　さらに翌4月ごろ、今度は「カルロス軍団」と名乗るグループから同じ役員宅に脅迫状が届いたが、犯人側から接触
はなく、事件も公表されなかった。
　合同捜査本部は?2グループの脅迫内容がほぼ同じで、53年の脅迫テープとも酷似し、江崎社長ら致（59年3月）、
グリコ本社などの放火（同4月）、青酸菓子ばらまき（同10月）と続いた114号事件の流れと一致?脅迫状が114号事件
や53年テープの時と同じ役員宅に届き、同社の人事、経営状態なども熟知――などの点を重視。犯人グループが51年か
ら53年にかけ同社を脅迫したが失敗、計画を練り直したうえで6年後、江崎社長誘拐以降の一連の犯行に及んだと断定
した。」

脅迫を受けた役員は豊中市在住とあるので、藤沢和巳・監査役（藤沢氏の自宅は豊中市宮山町2丁目）だろう。黄巾
族、カルロス軍団、53年テープの送り主が同一とすると、8年の時間は何を意味するのだろうか。犯行の準備期間にし
ては長すぎるように思える。

http://kizuna.5ch.net/test/read.cgi/archives/1679383338/232

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