[過去ログ] 【タオ天神】パソコン育児?★2【幼児教育〜受験】 (1001レス)
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777: 2010/07/16(金)22:14 ID:0xgHf9gQ(3/7) AAS
従来のピンハネ構造の温暖化対策では、日本と中国は敵であり、
EUとアフリカは敵だったが、今後立ち現れてきそうな途上国支援の
温暖化対策では、日本やドイツの環境技術が中国やアフリカの人々の
生活向上の役に立つ。発電機能としてほとんど無意味な「風力発電」など、
イメージ先行のいかがわしい構造も消えていくだろう。
 日本の外務省は、温暖化外交に熱心で、従来これは対米従属
(米英中心主義への従属)の戦略だった。だが今後はしだいに中国や途上国
(多極主義)のための戦略に衣替えするだろう。
778: 2010/07/16(金)22:15 ID:0xgHf9gQ(4/7) AAS
外務省は隠然と多極化に対応し、生き残りを模索しそうだ。
 英米学者による地球温暖化理論の捏造が暴露されたクライメートゲート
について、米欧日のマスコミはほとんど報じていない。
この件は「911自作自演説」や「米政界はイスラエルと金融界の支配下にある」
といった件と同様、報じられないがゆえに「事実」とみなされず「陰謀論」の
領域に置かれている。しかし、すでにインターネットには多くの情報が出ており、
今後しだいに多くの人が温暖化を捏造と知覚する方向に事態が動くだろう。
779: 2010/07/16(金)22:20 ID:0xgHf9gQ(5/7) AAS
人々が温暖化の捏造に気づくほど、COPの体制は不要だという話になるが、
そのころには、COPで作られたG20とIMFなどの「世界政府」の構図は、
温暖化対策に限定しない広範な「途上国支援体制」へと変化しているだろう。
780: 2010/07/16(金)22:21 ID:0xgHf9gQ(6/7) AAS
▼排出削減するふりで談合した米欧中印
 温暖化問題をめぐる最近の動きを見ていると、米国やEU、
中国が絡んだ、隠れ多極主義的な「新世界秩序」作りという感じがする。
米国とEU、中国は、COP15が「ピンハネ構造」を「途上国支援型」に
転換させる会合になることを自覚しつつ、演技として激論を戦わせてきた観がある。(Let the Copenhagen wealth transfer begin)
781: 2010/07/16(金)22:22 ID:0xgHf9gQ(7/7) AAS
 COP15の合意に排出削減義務の数値化が盛り込めないことは、
10月末のEUサミットが数値化の盛り込みに合意できず、拘束力の薄い
政治声明(曖昧な努力目標)しか合意できなかった時点で、すでに決まっていた。
温暖化対策に積極的なEU諸国が合意できない限り、世界的合意は
無理だった。ドイツのメルケル首相は10月31日に
「COP15では削減義務を盛り込めない」と表明した。
(Merkel: no chance of Kyoto-style agreement at Copenhagen)
782: 2010/07/16(金)22:23 ID:ZXgLTT83(1/33) AAS
 11月末には、オバマ大統領も訪日後に参加したAPECサミットが
シンガポールで開かれたが、そこでも米中やインドが削減義務の数値化に
反対を表明した。APECには、COP15主催国デンマークの首相が飛び入り
参加し、COP15で国別の数値目標を掲げず政治声明のみ決議することを
提案し、米中インドや日本の同意を得た。この時点で、G20の大半の国々が、
COP15で曖昧な政治声明だけ出すと合意したことになる。
783: 2010/07/16(金)22:24 ID:ZXgLTT83(2/33) AAS
 その後、米中インドは、自国の排出削減の「努力目標」を、
個別に相次いで発表した。各国は、従来表明していた目標値より
削減率がさらに大きい目標をそれぞれ発表したが、この動きの裏には
「COP15では各国の履行義務をともなう条約は、模索するふりだけで、
実際には締結されない」というAPECでの密約的談合が存在していた。
(China Joins U.S. in Pledge of Hard Targets on Emissions)
784: 2010/07/16(金)22:25 ID:ZXgLTT83(3/33) AAS
 そして、12月初旬にCOP15が開幕すると、米国は「中国が自国の
排出削減目標を達成するかどうか、国際的な監視団を派遣して監視する
必要がある。それができなければ、米国も自国の削減目標を守らない」
と言い放った。米国は、中国と自国の削減目標が談合的な茶番の産物だと
知りながら、中国に言いがかりをつけ、米中が世界の中心で対立している
構図を作った。茶番の上に茶番を重ねたのである。
(China and U.S. Hit Strident Impasse at Climate Talks)
785: 2010/07/16(金)22:26 ID:ZXgLTT83(4/33) AAS
▼多極化を象徴する大混乱の議論
 中国は「G77」という、150カ国以上の発展途上国が参加する
国際組織を率いる形でCOP15に参加した。米中の言い合いは、
先進国を率いる米国と、途上国を率いる中国という世界対立の形をとった。
12月18日、議論の最終日にコペンハーゲンに到着したオバマは、
同日に到着した中国首相の温家宝と会談し、米国と中国が2者会談して
「世界の最重要事項」である温暖化対策について決定する「米中2国覇権(G2)」
の構図を演じて見せた。その上で、事前の談合どおり、曖昧な政治声明のみの
数値義務抜きの合意が発表された。
786: 2010/07/16(金)22:28 ID:deCkXbQ+(1/6) AAS
 中国はオバマが11月の訪中時に提案した「米中G2」の構想を明確に
拒否したが、コペンハーゲンのどさくさの中で、オバマは中国にG2の
相棒を演じさせてしまった。私が以前から指摘している「覇権のババ抜き」
の構図である。中国は、自国がそれほど大きな役割を演じることになると
予測せず、自国代表の記者会見場として狭い部屋しかおさえていなかった
ので、会場に入りきらないほど多数の記者がやってきて大混乱となった。
787: 2010/07/16(金)22:28 ID:deCkXbQ+(2/6) AAS
米大統領の広報官は「米国の記者が全員入れないなら、米政府はCOP15
自体を放棄して帰国する」と周囲が仰天(失笑)するような脅しを発しつつ、
中国人記者を押しのけて米国人記者を中国政府の会見場に入れようとしたが、
全員は入れられなかった。(Obama claims partial victory in Copenhagen)
(行き詰まる覇権のババ抜き)
788: 2010/07/16(金)22:29 ID:deCkXbQ+(3/6) AAS
 COP15の最終日、主要各国が最後の演説をして、合意文の採決が行われた。
演説では米国や中国、ブラジルなどの首脳が、口々に自国の積極的な
排出削減目標を自慢したが、これらの諸大国は、曖昧な政治声明しか
出さないことを事前に談合しており、各国は実施するつもりのない目標を
自画自賛する茶番劇を繰り返し、米国とブラジルは互いに相手を批判した。
(日本政府が発表した大幅な排出削減目標も、各国が真摯な努力をした
場合に実施するという条件がついており、国際茶番劇の一端を担っている)
789: 2010/07/16(金)22:30 ID:deCkXbQ+(4/6) AAS
 COP15の議論の中では、ベネズエラのチャベス大統領や、
スーダンの首脳らが、G77の主要メンバーとして「先進国が途上国に
巨額資金をくれると約束しない限り、合意に調印しない」「融資ではなく
、返済義務のない贈与でなければならない」などと大騒ぎした。
これらの国々は、温室効果ガスの排出量が少なくCOP議論の中で重要でない上
反米主義を掲げる諸国だ。先進国からは「何であんな奴らに言いたい放題に
させるのか」という批判が出たが、反米諸国が声高に主張し、
それをBRICの非米大国が取りなしつつ米国に譲歩を迫り、
結局は反米非米諸国の主張が通った。
790: 2010/07/16(金)22:31 ID:deCkXbQ+(5/6) AAS
 これはまさに、以前に書いた「国連を乗っ取る反米諸国」の構図である。
最近の国際社会では、イスラエルを「悪」に、イランやアラブを「善」にする
善悪転換の動きも、同様の反米非米諸国の主導で進んでいる。
この多極的な新世界秩序は、今後さらに明確化するだろう。
BRICや途上国の発言力が強まり、先進国の中でもEUや豪州、カナダなどは、多極型の新世界秩序に沿った戦略に移行しそうだ(小沢一郎主導の日本も)。
先進国(旧G7)の団結は崩れる。FT紙は「もしCOP15が、今後の
多極的な世界(the new multipolar world)を象徴する出来事であるなら、
今後の世界は混乱したものになる」と書いている。
791: 2010/07/16(金)22:32 ID:deCkXbQ+(6/6) AAS
 COP15の合意文は草案のままで、可決もされず「各国が留意すべき文書」
にすぎない。各国の排出削減義務量を決める件は、各国の利害が衝突して
全く決まらない。しかし、排出削減量の未決をしり目に、高官協議体
(G20とIMF)が温暖化対策費の名目でトービン税を世界に課税する
「世界政府化」の件は事実上合意された。来年は韓国が主催国となる
G20サミットなどで、この件の具体化が模索される可能性が高い。
792: 2010/07/16(金)22:34 ID:ZXgLTT83(5/33) AAS
▼プロパガンダの構図を乗っ取る
 米英中心体制の永続化のための策略だった地球温暖化問題は、
いつの間にか、世界を多極化することに貢献している。この転換は
、911からイラクとアフガンの占領失敗への流れと、本質的に同じものである。
911事件によって世界は、米英イスラエルが主導する恒久的な
「テロ戦争」という強化された米英中心体制になった。
 しかし、米中枢の政策集団であるネオコンの人々が、テロ戦争の体制を
もっと強化すると言いつつ、米軍をイラクに侵攻させて占領の泥沼に沈め、
アフガン占領もNATO(米欧同盟)を解体させかねない窮地に陥り、
テロ戦争は強化されすぎた挙げ句、イスラエルを潰そうとするイスラム
省2
793: 2010/07/16(金)22:35 ID:ZXgLTT83(6/33) AAS
 地球温暖化問題と、テロ戦争・イラク戦争とのもう一つの類似性は
「プロパガンダ」の動員である。米欧日では、地球温暖化についてマスコミに
歪曲的な報道を続けさせる隠然とした力が働いており、
温室効果ガス排出削減の必要性は「無誤謬の真実」とされている。
同様に「911はアルカイダの犯行」というのもマスコミでは無誤謬の真実とされ、
イラク侵攻時には「フセインは極悪だ」というのも無誤謬の真実として報じられた。
これらに疑問を差し挟む言論人は、米国でも日本でも、マスコミから
締め出された。
 だが最終的に、イラク侵攻ではフセインは大量破壊兵器を持っていなかった
ことが確定し、温暖化問題ではCRUの捏造が暴露され出している。
794: 2010/07/16(金)22:35 ID:ZXgLTT83(7/33) AAS
911・テロ戦争
についても、先日BBCが「アルカイダは実際に存在しない組織だ。
1993年に起きたニューヨークの爆破テロ事件の裁判で犯人をでっち上げねば
ならなかったFBIが、容疑者の出鱈目の供述を根拠に、
アルカイダというテロ組織があるという話を捏造して以来、
アルカイダはFBIやCIAにとって便利な敵として使われ続けている」
とするテレビ番組を作るなど、隠されてきた構図が見え出している。
795: 2010/07/16(金)22:36 ID:ZXgLTT83(8/33) AAS
 私の推測では、ネオコンはイラク侵攻によってテロ戦争を失敗させる
意図が最初からあった。温暖化問題が米英中心主義の道具から
多極主義の道具に転換したのも、米欧中枢に意図的に転換を起こした人が
いた結果である。プロパガンダの機能を握るのは軍産複合体
(米英中心主義者)だが、マスコミに対していったんプロパガンダ戦略が
発動されされたら、簡単には止められないし(マスコミ人の多くは
プロパガンダを信じ込んでいる)、方向転換も難しい。
796: 2010/07/16(金)22:38 ID:ZXgLTT83(9/33) AAS
隠れ多極主義者たちは、
このプロパガンダの特性を生かし、プロパガンダ戦略の操縦席を
米英中心主義者の手から隠然と乗っ取った上で、やりすぎや混乱を
引き起こしつつ、米英中心主義のためのプロパガンダを、
いつのまにか多極主義のためのプロパガンダに転換する策略を
やったのだろう。
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