[過去ﾛｸﾞ] さ く ら 学 院 ☆ 19時限目 (1002ﾚｽ)
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671: 2018/01/21(日)22:41 AAS
s.h.i. @meshupecialshi1
自分がももクロ本体のライヴを観るのは昨年の4月以来。
その上で驚かされたのがパフォーマンス力向上の目覚ましさでした。
ボーカルに関しては（一部曲をき）音程/音色/緩急表現力ともにエクスキューズ抜きに優れた部分が多かったですし、
｢BLAST!｣あたりのダンスアンサンブルも圧倒的に見事でした。
そういった個々の技術は勿論、「5人のステージはこれで終わりだから」という感傷を前面に出さず、
当たり前のことをいつも通りやる面持ちで、その上で完成度を増し新たな高みに昇る…という趣のアンサンブルがとにかく素晴らしかった。
そういう姿勢も含め本当に特別なグループだと実感させられました。
「ももクロは本当に曲に恵まれたグループなんだな」ということも改めて実感しました。
変化球度の少ない“オーソドックスなアイドルポップス”寄りのもので固めながらもうまく表情の豊かさを生むことができる。
歌詞のパート分けも小憎らしいくらいうまくキマッていたと思います。（「行く春来る春」など）
客観的意識を持ちながらヘタに小綺麗にまとめないMCもさすがでした。
｢ステージ上で客に見せる｣姿勢を崩さずに思いをはっきり(言葉でなくとも雰囲気で)示せる佇まい･バランス感覚が本当に見事ですし、
これができるメンバーが揃ったからこそのこのグループなんだな、ということを改めて感じました。
その上で痛感したのが“納得する”ことの難しさ。
｢奇跡の5人と言われるけど私はそう感じたことはあまりなく､この4人とお客さんがその5人だったと思います｣という杏果の発言は
(おそらく嫌われ役を買っただろう面もあるにせよ)自己評価ということの難しさ･ままならなさを強く感じさせるものでした。
5人以下の固定メンバーによるグループとしては一つの頂点を極め、
ソロでも武道館を余裕で埋める所までいきながら、
その評価を自分の手で掴み取ったものと信じきれない。
自分の魅力は自分ではわからない(当然のように持っているから特別に思えない)ことと謙虚すぎることの難しさを考えさせられます。
これ↓は｢場を丸く収める｣ためには一番言ってはいけないことですが、
杏果本人としては一番言わなければならないことだったのでしょう。胸が苦しくなる。
ただ、それが許されある程度丸く収まりうる雰囲気こそがももクロの得難い持ち味でもあります。
仕方ないことなのかも。
その後に松崎しげるが出てきたのは本当に良かったですね。
『愛のメモリー』による定番の茶番感とMCにおける良い意味で突き放した雑で懐の深い感じ。
あれがあったからこそ場の空気もメンバーのマインドセットも持ち直したという面はあるでしょうし、とても大事な演出だったと思います。
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