約10年間stk被害に遭った話 (74レス)
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1: 私 2021/09/16(木)19:52 ID:adksS1ek(1/23) AAS
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文字打つの苦手だからゆっくり話します。
9歳の頃の話。
私の地元には○○塚という遺跡?みたいな物があった。
子供からしたらただの小さい丘で、特に仕切りもなかった為、私と友人はよくその丘の頂上で駄菓子を食べていた。
ある日、いつも通り友達とバカ笑いしながら丘の上で駄菓子を食べていると老人が近づいてきた。
「おい!!!!」
老人は凄い声量で私達に話し掛けてきた。
この老人のせいで私は10年間苦しむ事になる。
2: 私 2021/09/16(木)19:57 ID:adksS1ek(2/23) AAS
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老人は凄い形相で丘のふもとから私達を睨み付けていた。
「降りてこい!!そこは大事な遺跡なんだぞ!!」
9歳だった当時、ここがそんなに大事な所という自覚が無かった為
友達と急いで降りて老人の前に立ち尽くした。
「ごめんなさい、ごめんなさい。」
二人でとにかく謝ったら
老人は先程までの態度が一変して
省2
3: 私 2021/09/16(木)20:02 ID:adksS1ek(3/23) AAS
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老人はそこから、ずーーっと自分語りをしていた。
私達は怒られた手前、なかなか帰れず夕方まで老人の話を聞く事になってしまった。
友人が「そろそろ門限なので…」
と言って帰ったあと、私も一緒にフェイドアウトすれば良かったのに、何故か残ってしまった。
その理由は、老人の昔話が少し面白いと思っていて老人は悪い人ではないと考えていたからだ。
しかし、私にも門限があるため
老人に「もう、帰ります。」 と告げると
「そうか、ちょっとおいで」
省4
4: 私 2021/09/16(木)20:04 ID:adksS1ek(4/23) AAS
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抱き締められた時に
うわ、抱き付いてきた…嫌だけど嬉しかったんだろうな
と思い、あまり抵抗せず大人しく抱き締められていた。
老人は満足したのか、私から離れてにっこり笑い
バイバイと言って帰してくれた。
一旦風呂落ち
5: 私 2021/09/16(木)20:25 ID:adksS1ek(5/23) AAS
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その日から私は老人と会うたびに話すようになっていた。
私の家は○○塚を通らなければ帰れない所にあり、老人は○○塚の前によくいた。
老人は私を見付けると嬉しそうに「おーい」と手を振り、私も完全に心を許して駆け寄っていた。
6: 私 2021/09/16(木)20:28 ID:adksS1ek(6/23) AAS
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そんな日常をしばらく続けていたある日
老人と話して帰ろうとしたら後ろから抱き締められた。
今まで対面でハグはしたことがあったが、バックハグは初めてで私は動揺した。
老人の手がなんとなく私の胸にある気がして私は必死にもがいて老人から離れた。
老人はいつもと変わらずにっこりと笑い
バイバイ
省2
7: 私 2021/09/16(木)20:29 ID:adksS1ek(7/23) AAS
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これが馴れ初め。
ここからレスが入ったら続き書くことにする。
9: 私 2021/09/16(木)21:59 ID:adksS1ek(8/23) AAS
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>>8
レスありがと
ほんとあのときの笑顔トラウマになってる
私は両親に黙っていようと思ったが、帰り道必ず○○塚通らなければならない恐怖に負けて夜ご飯を食べながら話した。
もう必死に泣きながら話した。
両親は直ぐに警察に通報、翌日○○塚で私を待ち伏せしている老人を連行してくれた。
10: 私 2021/09/16(木)22:02 ID:adksS1ek(9/23) AAS
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老人はその日以来、しばらく姿を現さなかったが、
通報して一週間後、今度は老婆が居座っていた。
老婆は私を見ると、早足で近付いてきて
「私ちゃんかい?」と聞いてきた。
大人であれば、しらばっくれたりできたのだが、当時小学生の私は反射的に「はい」と答えてしまった。
11: 私 2021/09/16(木)22:05 ID:adksS1ek(10/23) AAS
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老婆は私に突然謝り始めた。
「うちのやつが〜」「ごめんね〜」「こんなことはないように〜」
と言われ、
あ、老人の奥さん?
と直感的に思った。
省3
12: 私 2021/09/16(木)22:08 ID:adksS1ek(11/23) AAS
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それからというもの、老婆はいつも○○塚で私が通り過ぎるのを見ていた。
毎日毎日、話しかけては来ないが
ニコニコ笑顔で私を見ている。
気が狂いそうだった。
13: 私 2021/09/16(木)22:12 ID:adksS1ek(12/23) AAS
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私はまた両親に相談した。
この時は特に被害もないため、父親が老婆に話し掛けてくれた。
父「お婆さん、うちの子と仲良くしてくれてるんですか」
老婆「あら、私ちゃんのパパかしら」
父「はい、そうです。いつもここにいるそうで」
老婆「そうなの、また主人が悪さしないように私ちゃんを見張ってるの」
省2
14: 私 2021/09/16(木)22:16 ID:adksS1ek(13/23) AAS
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そして半年後、○○塚から少し離れた所に一軒家を建てて私は引っ越した。
父は「元々一軒家が欲しかった」と話していたが、小学校が変わらない程度の場所にわざわざ引っ越してくれ、○○塚を見なくて済む場所を選んでくれた父に感謝しかなかった。
15: 私 2021/09/16(木)22:19 ID:adksS1ek(14/23) AAS
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一年後、10歳になった。
ずっと穏やかな日を過ごしていた…と思ったら同級生があの老人の被害に遭った。
○○塚の近くで後ろから羽交い締めにされたらしい。
すぐに警察が動いたらしいが、どうやら老人は認知症を患っているらしく逮捕とはならず、そのまま老人家族の意向で老人ホームに入ったらしい。
16: 私 2021/09/16(木)22:23 ID:adksS1ek(15/23) AAS
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凄く安堵した。
内心、新しい家がバレたら張られるかもしれない。
と怯えていたので、老人ホーム行きのおかげで私は徐々に老人の存在を忘れていった。
そしてそのまま中学生になった。
17: 私 2021/09/16(木)22:26 ID:adksS1ek(16/23) AAS
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中学生になった私は夜、塾に通っていた。
塾は嫌いだったが、中学で友達になった子達がみんなその塾に通ったいた為、どうしても通いたかった。
中学時代友達だった子たちはカースト上位の子達でそのグループからハブられたくなくて必死だった。
今思えばアホらしいが、昔は本当にそれが全てだった。
18: 私 2021/09/16(木)22:30 ID:adksS1ek(17/23) AAS
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塾の帰り道、友人があることに気付いた。
「ねぇ、あそこの曲がり角…なんか無い?」
小声で話し掛けてきたので、静かに振り向くと
何か黒い、塊が見えた。
「え、なにあれ…怖…行こ、帰ろ」
省4
19: 私 2021/09/16(木)22:34 ID:adksS1ek(18/23) AAS
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黒い塊が最初なんなのか分からなかった。
だが、次第にそれが人間だということに気がついてきた。
塾の帰り道、いつも友人と帰っているのだが、
結構な長い距離感を保っていつも誰かがついてきていた。
私と友人の家は近い距離にあって、友人の家の方が奥にあるため、私は友人が凄く心配だった。
20: 私 2021/09/16(木)22:36 ID:adksS1ek(19/23) AAS
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何気なく、友人に
「あの黒い人、怖くない?私と別れたあと、大丈夫?」
と聞くと
「あぁ、私ちゃんと別れたらその人、戻っていくよ」
と言われた。
ゾッとした。
21: 私 2021/09/16(木)22:40 ID:adksS1ek(20/23) AAS
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あの黒い人は私達をつけることが楽しいのではなくて、私個人に興味がある……?
という考えが過ったが、考えすぎだとその場ではそれ以上友人とその話はしなかった。
その夜、この日は塾が無かった。
家でのんびりして、あとは寝るだけ…という頃。
ふと、自分の部屋から外を見た。
省2
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