[過去ログ] 最新ソフトで棋士の指し手一致率を調査した結果 2 (1002レス)
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278: ◆f7OmZ9ucu2 2019/09/30(月)00:34 ID:CXnG+d2J(1/7) AAS
竜王戦ランキングの棋士データを分析に取り入れたことで新しい成果があった
(1)C2の全棋士、竜王戦ランキング6組にランクされる全棋士、それとB2以上の棋士を除く竜王戦ランキング5組の棋士は Eloレーティングと年間勝率との相関が強いことがわかった
つまり、これらの棋士は勝率だけで棋士の評価が可能だ
そこで、勝率をwで表しこのランクの棋士をWランクとする
重複があるため該当する棋士は72名だった
(2)Wランク以外の棋士は勝率より一致率、一致率だけより相手一致率も加えて評価したほうがEloレーティングとの強い相関が得られる
一致率をm、相手一致率をmoで表しMランクとする
(3)Mランクの棋士を相手一致率の比重が高いM1と相手一致率の比重が少ないM2に区分する
4組C1棋士と5組B2騎士は相手一致率の比重が少ないのでM2となる(該当棋士は18名)
M1には竜王戦ランキング3組以上のC1棋士と4組以上のA級B級棋士が入る(該当棋士は52名)
省4
279(1): ◆f7OmZ9ucu2 2019/09/30(月)00:38 ID:CXnG+d2J(2/7) AAS
(5)M1ランク、M2ランク、Wランクそれぞれ換算式Cが異なることになる
M1ランク
相関係数は勝率 0.65、一致率m 0.76、相手一致率mo 0.53
重相関R 0.87
C = 2143m + 2606mo - 1754
M2ランク
相関係数は勝率 0.83、一致率m 0.78、相手一致率mo 0.37
重相関R 0.87
C = 1808m + 2893mo - 1770
Wランク
省3
280: ◆f7OmZ9ucu2 2019/09/30(月)00:54 ID:CXnG+d2J(3/7) AAS
とりあえず、全棋士換算レーティングの上位24棋士で説明しておきたい
全棋士と言ってもデータ局数>>5で抽出したため142棋士になった
相関関係は0.92になった
データ不足の棋士は全員フリークラスの棋士だった
レイアウトで一番の変更点は年間成績の代わりに誤差を項目に加えたことだ
これは、換算レートからEloレートを引いた数値なのでEloレートより換算レートが高いとプラス、少ないとマイナスになる
誤差項目欄の上方55.9とあるのは誤差の標準偏差なので、これ以上大きい数値は過大評価、マイナスが大きいなら過小評価が真っ先に考えられるわけだ
一番目につくのは換算レート24位の飯塚棋士の+151だが、これはデータ数が10局しかないのが原因だろう
3月までは好成績で4月以降に成績を悪くしているのも影響している
したがって、一番やっかいなのは藤井聡太の換算レートの評価ということになる
省10
281: ◆f7OmZ9ucu2 2019/09/30(月)12:25 ID:CXnG+d2J(4/7) AAS
二枚目のキャプチャーは換算レート25位から54位まで
全部で5枚になるので見る方も大変、精査するのはもっと大変になる
年間勝率の数値が太字になっているのがWランクの棋士で最高順位は大橋五段の29位(Eloレーティングは22位)だ
画像リンク[png]:i.imgur.com
282: ◆f7OmZ9ucu2 2019/09/30(月)12:29 ID:CXnG+d2J(5/7) AAS
三枚目55位以下
画像リンク[png]:i.imgur.com
四枚目85位以下
画像リンク[png]:i.imgur.com
五枚目115位以下
画像リンク[png]:i.imgur.com
283: ◆f7OmZ9ucu2 2019/09/30(月)12:32 ID:CXnG+d2J(6/7) AAS
さて、下位クラスの場合、対局相手も下位クラスがほとんどで、勝率が良いと上位の棋士にも当たってそこで勝率が押さえられるのが一般的な傾向だろう
上位棋士にも勝つだけの力がないと勝率8割を維持するのは困難だ
したがって、下位クラスの棋力がほぼ勝率でわかるというのは納得が行く
問題は、その理屈が時代が違う棋士の比較にも通用するのかということなので、こればかりは検証してみるしかない
確かにデビュー後の最初の順位戦年度の勝率が高い棋士ほど後の成績もよくタイトルを獲得する棋士になっている
起点をどこにしても同じで下位クラスの時代の年間勝率で棋士の将来の可能性すらランク付けできそうだ
しかし、棋士の総数は昔のほうが少ない
中原が四段昇段した頃が70名(C1=13名、C2=15名)、羽生が四段昇段した頃が120名(C1=24名、C2=49名)、そして現在は169名(C1=36名、C2=52名、F=31名)
したがって、下位クラスは昔より現在のほうがレベルが低い棋士が多く混在していて当たる頻度も多いと見るのが自然だ
昔より今のほうが年間勝率が高い棋士が多くなる理屈で、年間勝率8割も昔より今のほうが達成しやすいと断言してよいだろう
284: ◆f7OmZ9ucu2 2019/09/30(月)12:50 ID:CXnG+d2J(7/7) AAS
こうしたわけで、一致率と相手一致率を組み合わせた式を採用した換算レートなら時代を越えた普遍的な尺度っぽく思えるのだが、勝率は違うようだ
しかし、大丈夫
われわれが知りたいのは史上最強棋士は誰か、それは何歳の頃かということなので、下位クラス時代が最強だった可能性は限りなくゼロに近いことが証明できればいいのだ
下位クラスに年間勝率を採用した換算レートが現代棋士に有効ということを確かめるために、藤井聡太の下位クラス時代の換算レートを出してみた
1917年度(C2、6組)年度勝率0.836
C = 544*0.836 + 1278 = 1733
1918年度(C1、5組)年度勝率0.849
C = 544*0.849 + 1278 = 1740
1919年(C1、4組)9月現在M2ランク
C = 1808*0.828 + 2893*0.715 - 1770 = 1796
省11
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