国産2社 アメ艇 どっちがいい? (790レス)
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776: 2022/02/01(火)15:25 ID:KScZjYPg(1) AAS
ひとつは衛星経由のICT技術をつかった航海計器、通信システムの革新である。陸上と同じくすべての機器・システムがアナログからデジタルへ。船の操縦席であるブリッジ(船橋)はさながら空の管制センターのごとく、処せましと青白い光を放つ電子機器がならび、乗組員がこれらの機器をしずかに監視しながら粛々と船を進める。
昔はブリッジでの航海士の仕事といえば肉眼による船の周囲の監視とともに陸上が見えればコンパスを覗き、海しかなければ六分儀による天測で、テーブル上の海図に自船の位置を書き込みながら忙しくたち働くというのが相場だった。様変わりである。
もうひとつは、船の心臓部ともいえる機関室への技術革新の導入だ。巨大な重量のある船体を進めるエンジンも付随する種々の機器もふくめて巨大なプラント。船体の動揺やアスファルトに近い低質油を燃料として使うなど厳しい条件での運転は、機関室で働く乗組員に肉体的にも精神的にも過酷な負担をかけてきた歴史がある。汗まみれ、油まみれがかつての機関部の乗組員のすがたである。
航海系と並行してコンピュータによる制御技術の導入で、エンジンそのものの信頼性の向上や効率化とともにプラント全体制御のシステム化がはかられ、いまや機関部乗組員の主たる仕事はエアコンの効いたコントロームルームでの監視作業となった。まさに巨大プラントの保守管理に当たるテクニカルエンジニアである。
さらにひとつは、居住環境、船員にとっての社会環境の革新だ。より豊かな生活への願望は船にもおよび、船の大型化とともに乗組員の居住区画には個室のスペースが確保され、仕様の規格化によりビジネスホテル並みの設備が整えられていった。
さらには、乗船中は社会からの隔離を余儀なくされる船員にとって、家族や友人とのコミュニケーションが衛星経由のインターネット通信で容易になったことは船員の社会環境にとって革新的な出来事だ。(問題は通信料金が高額のことであるが)
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