アンビエントを聴きながら純文学を読む pt.1 (416レス)
アンビエントを聴きながら純文学を読む pt.1 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1660075755/
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327: 吾輩は名無しである [] 2024/04/28(日) 18:46:10.36 ID:KhF981+/ TOKION インタビュー:ワンオートリックス・ポ イント・ネヴァーへの10の質問 投稿日2020-11-07 Author伏見瞬 OPN:人々がアンビエントに求める効果って、聴いていると物事のペースが遅くな り、そうやって一種の、他から一切干渉されないテリトリーを、精神的な領域みた いなものを作り出そう、みたいなものじゃない? で、そんなことをやるのは不可 能な話だろうと、ぶっちゃけ、自分では思っているけどね。でも、それはともかく ――それでも、アンビエントはものすごく、本当に、本当に美しい音楽になり得る ものだと思っている。大好きな作品もかなりあるし、そうした作品のもたらす場面 を味わってきたことも確かにある。でも、アンビエント音楽を聴く際に……何らか の効果を目的としてそれを聴くことは自分にはまずない、というのかな。だから、 例えば「リラックスしたいからこの音楽を聴こう」とか、「眠りに就く助けとして これを聴く」だとか「チル・アウトのために聴く」云々の効用を自分が求めるって ことはないんだよ。 作品を作る時に「自分の音楽がどのように人々に聴かれるか」ということは、考え る。と言いつつも、その回答は2つの部分から成っていると思う。1つは、僕はま ず、自分が聴きたいと思う音楽を自分で作っている。でも、2つ目に、それと同時に 僕は、聴いた人々にとっても充分な空間/余裕のある音楽を作りたいと思っている んだよ――聴いた人々がまた、それぞれ独自に、クリエイティヴにその音楽と遭遇 を果たすことのできる、そういう「空間性」のある音楽をね。いろんな風に取れる 両義的な曖昧さもあり、それだけ聴き手にも夢を見られるだけの余地がある、そう いう音楽を思い描こうとしているんだ。と同時に、それは根本的に、僕自身にとっ ても魅了されるような音楽である必要もある。その面がなかったら、僕自身がすご くイライラして、飽きてしまうだろうから。僕が音楽を作らなければいけないの は、根本的に……これまで存在してこなかった何かを自分は表現できているぞって いう、その手応えを感じたいからだし。それが動機なんだ、うん。 ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(ダニエル・ロパティン)1982年生まれ http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1660075755/327
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