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大藪春彦(16) (986レス)
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910
: 2015/06/20(土)02:59
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910: [sage] 2015/06/20(土) 02:59:11.11 戦士のバラードは大藪春彦がマトモな作品を描いてた、かなり後期の作品で、オレも大好き よく言われる、晩年の作品の無意味なリフレインは実は、その萌芽は割と初期から見られる ハイウェイハンターシリーズあたりからその匂いはするし、戦士のバラードにもその兆候は見える これは作品の多くが週刊連載で、各週連載内において、その週から読み始めても読者か楽しめる、山場、揺れ場を入れざるを得なかったことがあると思う しかし、中期、後期に至るまでの作品でも、似たような場面の繰り返しが連続していながら、全体のプロットをダイナミックに構成することで、それがさほど気にならない、作品も多い 代表例としては、エアウエイハンターシリーズ全般、傭兵たちの挽歌、戦士のバラードなど 反対に、それよりも前、あるいは同時期の作品でも、最初は面白いのに、同じようなエピソードの繰り返しで、全体の流れが平板になり、その退屈さを、戦闘シーンの派手さのエスカレーションで安易に補おうとするも、 最後はプロットのみならず、描写そのものも荒くなり終わるものも多い 代表例は、処刑軍団、獣たちの黙示録 これが晩年になると、とても困ったことに、プロットそのものが最初から面白くなかったり、無理がありすぎたりする作品が増えてくる これがいつ頃から始まったかは、各人別の評価があると思うが、俺は、星島シリーズからではないかと思える さらにアスファルトのタイガーも、じつはプロットが破綻しており、そもそも無茶な作品だといえる なぜなら、この時代、コンチネンタルサーカスは、もはや資本とメーカーの総合力で戦う時代であり、大藪的ヒーローの存在する余地なんて無かった 大藪は汚れた英雄で、「劣勢を神業的テクニックで勝ちをとりに行くタイガーが輝けた最後の時代」と自ら総括しているのだから さらに、プロットの面白さと、ダイナミックさで、場面の繰り返しの単調さをカバーしていた時代と、プロットの粗さや、破綻で、最初から面白くなく、繰り返しばかりが目立つ晩年との端境期で、そのどちらとも言えない微妙な作品としては、非情の女豹シリーズをおれはあげたい エミーの存在そのものは、なかなか斬新なプロットだとは思うのだが、エミーの立ち位置や、全体設定の構築が基本的に無理がありすぎて、ストーリーに奥行を作ることが出来なかった様に思う http://peace.5ch.net/test/read.cgi/books/1384514956/910
戦士のバラードは大春彦がマトモな作品を描いてたかなり後期の作品でオレも大好き よく言われる晩年の作品の無意味なリフレインは実はその萌芽は割と初期から見られる ハイウェイハンターシリーズあたりからその匂いはするし戦士のバラードにもその兆候は見える これは作品の多くが週刊連載で各週連載内においてその週から読み始めても読者か楽しめる山場揺れ場を入れざるを得なかったことがあると思う しかし中期後期に至るまでの作品でも似たような場面の繰り返しが連続していながら全体のプロットをダイナミックに構成することでそれがさほど気にならない作品も多い 代表例としてはエアウエイハンターシリーズ全般傭兵たちの挽歌戦士のバラードなど 反対にそれよりも前あるいは同時期の作品でも最初は面白いのに同じようなエピソードの繰り返しで全体の流れが平板になりその退屈さを戦闘シーンの派手さのエスカレーションで安易に補おうとするも 最後はプロットのみならず描写そのものも荒くなり終わるものも多い 代表例は処刑軍団獣たちの黙示録 これが晩年になるととても困ったことにプロットそのものが最初から面白くなかったり無理がありすぎたりする作品が増えてくる これがいつ頃から始まったかは各人別の評価があると思うが俺は星島シリーズからではないかと思える さらにアスファルトのタイガーもじつはプロットが破綻しておりそもそも無茶な作品だといえる なぜならこの時代コンチネンタルサーカスはもはや資本とメーカーの総合力で戦う時代であり大的ヒーローの存在する余地なんて無かった 大は汚れた英雄で劣勢を神業的テクニックで勝ちをとりに行くタイガーが輝けた最後の時代と自ら総括しているのだから さらにプロットの面白さとダイナミックさで場面の繰り返しの単調さをカバーしていた時代とプロットの粗さや破綻で最初から面白くなく繰り返しばかりが目立つ晩年との端境期でそのどちらとも言えない微妙な作品としては非情の女豹シリーズをおれはあげたい エミーの存在そのものはなかなか斬新なプロットだとは思うのだがエミーの立ち位置や全体設定の構築が基本的に無理がありすぎてストーリーに奥行を作ることが出来なかった様に思う
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