司馬遼太郎をあれこれ語る 39巻目 (633レス)
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448: [sage] 2024/05/12(日) 14:51:19.07 河井の評価 大野右仲 「その顔つきは厳酷の気味ありしだけに、その性質もまた厳格なりしが、 弁舌爽快にして、気魄大に、その遣り口の万事豪傑肌なりしが如くに真実豪傑なりき」 外山修造 「余は今日の明治元勲と称する、いわゆる元老諸公には、多少の面識あるも、未だ河井氏の如く『鋭い人』、 『威厳ある人』を見ず。親しむべく狎れるべからずとは、眞乎河井氏においてこれを見る」 「百二十石の小禄に身を起こし、終に一藩の執政となり、彼の如くに藩政を改革し、 また七万四千石の一小藩を掲げて数万の西軍に当り、半歳の久、その意を逞しうするを得ざらしめしに徴するも、 氏が凡庸の器に非ざりしを知るべし」 大橋佐平 「性豪活、つとに俊邁の気あり。身体甚だ低からず。肥瘠の中を得、色黒く、眉秀で、眼光烱々として人を射る。 一喝睥視すれば、即ち人仰ぎ見る能わず。言語清朗にして、最も弁舌に長ず。叱咤席を打て弁ずるときは、 議論風生、凛として犯すべからざるの威あり。我が越においては、不識公(上杉謙信)以後の一人者なり」 http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/books/1690548093/448
河井の評価 大野右仲 その顔つきは厳酷の気味ありしだけにその性質もまた厳格なりしが 弁舌爽快にして気大にその遣り口の万事豪傑肌なりしが如くに真実豪傑なりき 外山修造 余は今日の明治元勲と称するいわゆる元老諸公には多少の面識あるも未だ河井氏の如く鋭い人 威厳ある人を見ず親しむべくれるべからずとは乎河井氏においてこれを見る 百二十石の小禄に身を起こし終に一藩の執政となり彼の如くに藩政を改革し また七万四千石の一小藩を掲げて数万の西軍に当り半歳の久その意をしうするを得ざらしめしに徴するも 氏が凡庸の器に非ざりしを知るべし 大橋佐平 性豪活つとに俊の気あり身体甚だ低からず肥の中を得色黒く眉秀で眼光として人を射る 一喝視すれば即ち人仰ぎ見る能わず言語清朗にして最も弁舌に長ず叱席を打て弁ずるときは 議論風生として犯すべからざるの威あり我が越においては不識公上杉謙信以後の一人者なり
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