[過去ログ] 【IP技術者】小島一志 IP284 【スーパーハッカー】 (1002レス)
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40: 2022/09/14(水)08:05 ID:tWszQuci0(1/7) AAS
それなのになんで梶原で本書こうとするのか
ただのアホじゃん
53: 2022/09/14(水)18:05 ID:tWszQuci0(2/7) AAS
59 : 阿K(コジ)正伝・修正版 [sage] 2013/11/30(土) 10:15:15.54 ID:d+h5NReP0
阿Kには事務所がなく、某空手流派のビルに間借りしていた。
決まった職もなく、下請けとして、やれゴーストしろ、やれ編集しろ、やれ校正しろ、言われるとおりの仕事をした。
仕事が長びくときは部下に丸投げするが、自分はすぐ帰った。
そのため人は、手が足りなくなると阿Kのことを思い出すが、思い出すのは仕事をさせることで、「行状」のことではなかった。
暇になると、阿Kそのものさえ忘れてしまうから、「行状」どころではない。
たった一度、ある空手家が「よく鍛えているじゃねえか、このごついガタイは」とほめたことがあった。
そのとき阿Kは、メタボ体型で、ドヤ顔をして空手家の前につっ立っていた。
本気で言ったのか皮肉なのか、他人には見当がつかなかったが、阿Kは得意だった。
54: 2022/09/14(水)18:05 ID:tWszQuci0(3/7) AAS
60 : 阿K(コジ)正伝・修正版 [sage] 2013/11/30(土) 10:16:17.24 ID:d+h5NReP0
阿Kはまた自尊心が強くて、空手界の住民はことごとく眼中になく、各流会派の「館長」「師範」さえほとんど歯牙にかけなかった。
そもそも「館長」「師範」とは、流会派を統率し指導するものだ。
彼らが門弟から尊敬されるのも、理由は指導者だからというほかに、空手の先達だからである。
しかし阿Kだけは、精神的にとくに尊敬をはらう様子がなかった。「ワシや倅ならもっと偉くなるさ」と彼は考えていた。
そのうえ業界誌の編集長経験もあるので、ますます自尊心が強くなるわけだ。
55: 2022/09/14(水)18:06 ID:tWszQuci0(4/7) AAS
61 : 阿K(コジ)正伝・修正版 [sage] 2013/11/30(土) 10:17:10.71 ID:d+h5NReP0
もっとも読者たちのことも、彼は軽蔑していた。
例えば、インド式のカレーのことを、専門店では「カリー」といい、彼も「カリー」と呼んだが、読者たちは「カレー」と呼んでいる。
これは間違っている、おかしな話だ、と彼は考える。
自分はロックやフォークを聴くが、読者たちはJ-POPを聴く。これも間違っている、おかしな話だ、と彼は考える。
ところで読者の奴らときたら、世間知らずのおかしな貧乏人だから、ホンモノが何なのかさえ知りやしねえんだ。
56: 2022/09/14(水)18:06 ID:tWszQuci0(5/7) AAS
62 : 阿K(コジ)正伝・修正版 [sage] 2013/11/30(土) 10:18:03.79 ID:d+h5NReP0
阿Kは「昔は偉かった」し、見聞は広いし、しかも「よく鍛えている」から、ほんとは「完全人間」のはずだが、惜しいかな体質的にやや欠点があった。
最大の悩みの種は、頭の禿とメタボ腹である。これだって自分の肉体の一部には違いないが、こればかりはさすがの阿Kも自慢にはならぬらしく、
その証拠に、禿を治せなかった医師の友人を遠ざけたり、「メタボ」「豚」などの言葉を嫌った。
その範囲がだんだん広がって「文章が下手」「物知らず」なども禁句になった。
その禁を犯すものがあると故意であろうがなかろうが、阿Kはヒステリーを起こしてキレだす。
相手を見て、もし口下手な奴なら罵倒するし、弱そうな奴なら殴りつけるとブログに書く。
ところが不思議なことに、読者には笑われることが多かった。そのため彼は、次第に方針を変えて、他人のふりをして匿名掲示板でクダを巻くことにした。
57: 2022/09/14(水)18:07 ID:tWszQuci0(6/7) AAS
3 : 阿K(コジ)正伝・修正版 [sage] 2013/11/30(土) 10:19:00.30 ID:d+h5NReP0
意外や、阿Kが匿名掲示板に出没するようになると、そこの住人どもは、余計面白がって彼をからかった。
書き込みを見れば見透かしたかのように「よう、コジw」
阿Kは決まって腹を立てて、相手を罵倒する。
「ブーメラン、コジ。あはは。」相手はびくともしない。
「深海魚どもが……」このとき彼は、自分はそんじょそこらのライターではなく、
メジャーの栄光に輝く売れっ子大作家で格技の達人である気がしていたのだ。
しかし、先に述べたように、阿Kは見聞が広いから、もしそれを口にすると「タブー」に触れるとすぐ気がついて、
スレを終了しろと捨て台詞を吐いて逃げた。
ところが住人連中は、しつこく絡んで、とうとう罵り合いになった。
省2
58: 2022/09/14(水)18:07 ID:tWszQuci0(7/7) AAS
64 : 阿K(コジ)正伝・修正版 [sage] 2013/11/30(土) 10:19:55.15 ID:d+h5NReP0
阿Kは、心に思ったことを、ついあとで口に出してしまう。そのためこの精神的勝利法の存在が、阿Kをからかう連中のあいだに知れわたった。
それからは、ツッコミのネタとして、引き合いに出されるようになった。
「コジは誰と闘ってるの?闘ってないじゃん」「幇間ライター」「クソブタ」
阿Kは、腰痛の腰を押さえながら、親指でレスする。
「ペンで巨大組織と闘っている。阿らないのだから幇間ではない。独立独歩だろうが!」
たとえ闘うワシであろうと、住人たちは容赦してくれない。相変わらず徹底的に論破し、これで阿Kも参ったろうと思って、満足して引きあげる。
ところが阿Kのほうも、やはり満足して意気揚々と引きあげる。迫害されてはいるが、われこそが正義であると彼は考えるのだ。
自分が正義であることは間違いないのだから、それがあいつらが悪であることの証明じゃないか。「調べ上げてシバクぞ、この野郎!!」
こうしてさまざまな怨敵を克服したあと、阿Kはすっかり陽気になってクスリを取り出し、用法用量を無視してバカ飲みし、
省3
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