群像新人評論賞 (926レス)
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676: 上におんなじ 2022/11/18(金)06:55 AAS
 重田園江が昨日付けの朝日「耕論」で加藤典洋取り上げて、彼の批評には「女性がいない」って言ってる って言っても重田は単純にフェミゴン的イデオロギー批判をしてる訳ではない 加藤が女性差別主義でないことを認めつつ、ハンナ・アーレントの「自立的思考」取り上げる加藤が、アーレントのその考えは「女性思想家であること」と結びついてるはずだと言い、それは平成初期にあって必ずしも女性蔑視でない人物でも問題にしようとはしなかったと付け加えるのだ
 この重田のもの言いには、それでも政治主義批判だという反駁が起こるような気もする てか実際、同じことは「エスニシティ」「障碍」その他もろもろにも言えるはずだし、加藤を批判する重田にそうしたものへの関心がドコまであるか、正直少しばかり疑問にも思えてしまうのだ
 もっとも今日、加藤が生きていたとして、こういう批判を(感情的にならずに)受け止められるのかどうかについても、やはり疑問が残る かつてトランプが大統領になったとき、加藤は心底突き放した言い方で「罵倒」してたが、その文面を見て私は、「結局この人はリベラルエリートなんだ トランプを支持したプアホワイトの問題のことが全く念頭にない」としか思えなかった
 重田の批評の題名は「変だと思う感覚の大切さ」となってる が、インテリってのは往々にして「自分が変だと思う」こと以外のことを「変と思う」自由を許さない すぐに政治主義のレッテル貼りを始めるものなのである
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