太宰治賞 13 (672レス)
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638: 08/23(金)02:30 AAS
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孤独への道は愛で敷き詰められている
西村亨
筑摩書房
160ページ
1,600円+税
2024年9月2日発売
アラフォーの柳田譲の前に現れた三人の女との出会いと別れ。愛を求め、また与えようとして却って孤独へと突き進んでしまう魂の悲哀を描く太宰治賞受賞後第一作!
著者プロフィール
西村 亨 (ニシムラ リョウ)
省1
639: 08/23(金)11:05 AAS
命の深淵を覗き込む文学の光
640: 08/23(金)11:37 AAS
つうかあれじゃないか?
最近、5大誌以外からも芥川獲れる可能性が高まってきてるから
マジで太宰賞獲ってそのまま芥川賞みたいな人も出てくるんじゃねえの?
そうなると本来本格とされた太宰賞の復権になるから凄い事だぞ
641: 08/23(金)12:37 AAS
> 最近、5大誌以外からも芥川獲れる可能性が高まってきてる
丸五年も五大誌掲載作しかノミネートされてないのに何がどう高まってきてるのやら
642(1): 08/23(金)19:30 AAS
ちょうど今村夏子が最後だよね
それで太宰賞が持ち上げられる風潮なんかまるでないわけで
林芙美子賞の朝比奈秋にしても本人がすごいってだけだよ
643: 08/24(土)13:27 AAS
太宰賞から直接候補になったのはオレンジくらいか
あれは相当出来が良かったからな
644: 08/24(土)20:59 AAS
オレンジはどこかで落ちたやつの改稿だったっけ
645: 08/25(日)17:35 AAS
文藝賞最終落ち。
646: 08/28(水)18:38 AAS
>>642
すごかったら獲れるってそれは全員そうじゃないのかw
すごくても獲れないんなら分かるけど
647: 08/29(木)07:56 AAS
話の流れくらい読めよ
648(1): 09/08(日)19:16 AAS
この賞は一次選考では70、80代の通過者も結構いるが、ニ次選考まで残るのはまれ。そして最終選考に残るのは決まって40代半ばまで。高齢者に期待させといて、受賞させることはまずない。それこそ文学の世界を揺るがすくらいの大傑作を書けば獲れるかもしれないが。
649: 09/08(日)19:31 AAS
>>648
群像や新潮、文藝賞は普通に50代に取らせてるのに、その点ちょっと意外だね
650: 09/09(月)04:57 AAS
昔は文學界でも50代で受賞した人いたな。すばるの金魚のおばちゃんは50代だし。
いきなり突き抜けた人がでてきたりする。
651: 09/09(月)10:37 AAS
648だが、すまん、過去5年間に限っての話。それ以前には50代以上の受賞者もいたかもしれないが、調べ切れていない。
652: 09/11(水)15:47 AAS
なんか見にくい?
と思ったらサイトリニューアルしたみたいだ。
653: 09/12(木)08:22 AAS
太宰治賞受賞作「メメントラブドール」市街地ギャオ
大手SIer勤務2年目のITエンジニアの主人公の男は、平日の昼間は在宅勤務をして、夜はTinderで出会った「ノンケ童貞」の男のペニスをしゃぶり、その動画をTwitterの裏垢にアップロードしてバズっている。夜は新宿にある「男の娘コンカフェ」に出勤している。
ある日、マチアプでカズ君という早大生ノンケ童貞と出会い、主人公はいつものようにフェラチオして撮影した。ネットでプチバズだったので、カズ君からもっとバズる動画を撮りましょうと提案される。
職場では新卒の紺野君がとても優秀なのだが、実は彼とはマチアプでやりとりをしている。でも向こうはこちらの正体に気づいていなくて、相手を女だと思っている。
コンカフェでは、アンチみたいな女にからまれて、その場の流れで自分の裏垢を教えてしまう。
その女に裏垢をバラされてしまい、裏垢とコンカフェ垢が紐付いて、掲示版のたぬきとかで炎上しちゃう。コンカフェの店長もキレて首になりかけるし、会社の仕事もポンコツなので上司に説教されるし、(ただし紺野君のチンポ画像を送らせることには成功した)、カズ君と出会ってからは、カズ君としかセックスしてなかったのに、カズ君は他の男とも動画を撮っているというし、全部行き詰まった感を持つ。
カズ君に「ノンケとか言っているけど、ゲイなんじゃないの」と言ってしまうと、カズ君は黙ってしまい、主人公は後悔したのだった。
654: 09/12(木)08:22 AAS
小説ののっけが、マチアプの男漁りシーンで、そこからセックスシーンを丹念に描写し、さらには場末感ただようコンカフェの描写。
異端の場所を露悪趣味的に描写していく手法に最初は心を掴まれるが、前半部分は選考委員も指摘しているように、少しだれる。
けれど、後半、主人公の忙しい日常が完全にキャパオーバーでもう手が回らなくなって、恋人になれるかもしれないと思っていたカズくんを傷つけてしまうラストまではとても読ませる。
一流企業勤務で上手くいっているようで、実は崩壊寸前。
そんな「ポンコツな自分」に共感する読者は多いのではないだろうか。
あと主人公に葛藤があり、ゲイを自認しつつ、それを完全には受け入れられないでいて、だからマチアプでは女のふりをして「ノンケ童貞」の男を探す。
ゲイであることの葛藤に苦悩しているのは、若いカズ君も同じで、ノンケ童貞を自称しつつ、男とばかりセックスをしていて、主人公からの質問には黙ってしまう。
主人公の日常が、ちょっと動かせば全部崩れてしまうジェンガのようにギリギリなのは、彼が葛藤ばかりしていて、あれこれ手を出して、ひとつのことに打ちこめないからだ。
今の時代、「分人」は成立しない。裏垢は必ずバレて本垢と紐付く。社会を生き抜くためには、自分で自分自身にレッテルを貼って「私はコレコレこういう人間です」と宣言しないといけないが、主人公には葛藤があって、それができないでいる。
中だるみがちょっと惜しいがとても書き手の才能を感じる作品でした。
省3
655: 09/12(木)10:24 AAS
>>625
656: 09/12(木)18:04 AAS
最終まで残れば太宰賞ムックに掲載されて一応謝礼金(原稿料?)も出るみたいだし、
記念で名前出したいだけの人には最適だね。続けて作家として売れたいとか
芥川賞受賞したいとかいう人はやめといたほうがいいと思うが。
657: 09/12(木)18:35 AAS
津村記久子や今村夏子まいるし絶対ダメってこともないけどね。
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