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「泉こなたを自殺させる方法」を考える 17 (1001レス)
「泉こなたを自殺させる方法」を考える 17 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/
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11: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:06:00 0 吉祥503だorz http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/11
12: [´・ω・`]しめ出され中 [sage] 2008/03/23(日) 21:16:55 0 >>1乙す ttp://uproda11.2ch-library.com/src/1174250.jpg ただいまSSと挿絵執筆中… http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/12
13: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:29:39 0 >>1乙 ttp://uproda.2ch-library.com/src/lib017203.jpg 17になったことだし漫画でも・・・ 無理かwww http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/13
14: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:35:28 0 >>12 乙! 挿絵もいいな… 漫画終わらせたらこれからそうしようかな… http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/14
15: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:45:00 0 誰が誰だかわからんwww http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/15
16: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:53:38 0 前スレ931の続き 今回こそ連投規制食らいそうだ ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou30928.txt.html pass:konata 叩き落とす前に持ち上げる http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/16
17: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:54:16 0 ゆたかが帰らないまま丸二日が過ぎようとしていた。 先に行方不明となっていたらしいひよりも合わせて警察による捜索が行われているが、 有力な情報は一向に出てこない。ゆいが両手を握り締めてそう話していた。 こなたはすっかり元気をなくし、自室に引きこもったままほとんど出てこない。 夕食時にはちゃんと降りてくるものの終始無言、食事も半分ほど残してしまう。 そうじろうもまた不安と心配から仕事に手をつける気にもなれず、ぼうっと毎日を過ご していた。 ピンポーン、と不意にチャイムが鳴った。 今日は原稿の締め切りではなかったはず、また警察だろうか――などと思いながらそう じろうは玄関の戸をがらりと引いた。 「あ、こんにちは」 「おや、かがみちゃんか。こなたに用事かい?」 「はい……あの、こなたは元気ですか?」 「……だいぶ参っちゃってるみたいでね。塞ぎ込んでるんだ」 「会っても大丈夫ですか?」 「こっちからお願いしたいくらいだよ。……俺では力になれないようだから」 やはり持つべきものは友人だな、とそうじろうは心の中で呟く。 「それじゃ、おじゃまします」 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/17
18: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:54:40 0 「こなたー、いるー?」 ノック音の直後に聞こえたその声が、こなたにはひどく懐かしく思えた。 「入るわよー」 部屋の主の答えも聞かず、かがみは躊躇せずにドアを開ける。ベッドの上で膝を抱えて うつむくこなたがいつも以上に小さく見えた。 「……相変わらず小奇麗な部屋ねぇ。漫画とかゲームとかポスターとか」 重苦しい空気を吹き飛ばそうといつもの嫌味を言ってみる。が、案の定反応はない。 枕元に積まれた漫画の上に剃刀の刃が置いてあった。変な形跡のない新品だったことに 胸を撫で下ろしつつ、かがみはこなたに近寄る。 「話、つかさから聞いたよ」 そう言って彼女の横に腰掛ける。 「本当なんでしょ? あの子があんなタチの悪い冗談言うと思えないし」 「……うん」 はあ、とかがみはため息をついた。 「私はあんたの事情なんて知らないし、人を……その、殺すなんて、どんな事情があって もやっちゃいけないことだと思う」 「綺麗事だよ」 「人の話最後まで聞けっての」 二回目のため息。 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/18
19: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:55:01 0 「なんでこうなる前に相談してくれなかったの?」 「……相談なんかできるわけないじゃん」 「こうなる前って言ってるでしょ。人殺しの相談なんてこっちから願い下げよ」 ようやくいつものペースが戻りつつあるように感じる。 「好きであんたの友達やってるんだからさ。ちょっとは頼りなさいよね」 「でも……」 「この二日間ね、あんたのことでつかさとみっちり話し合ったのよ」 ポケットからハンカチを取り出し、それを軍手代わりに剃刀を拾い上げゴミ箱に捨てる。 かちゃん、と少し冷たい音が響いた。 「つかさがあんな冗談言うとは思えないけど、あんたがそんなことするとも思えなかった しね」 「期待に添えなくてごめん」 そういえば「あんたが何かしでかしたら『いつか絶対何かやると思ってました』って言 ってやる」なんて冗談を言ったこともあったっけ。 まさか本当にこんなことになるなんて想像もできなかった。 でも……あんなのはあくまで冗談だ。 かがみにはそんな血も涙もない人間になる気など欠片もなかった。 「あの子も頭冷えた後はあんたにひどいこと言っちゃったって反省してたわよ」 「……え?」 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/19
20: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:55:15 0 ようやくこなたが顔を上げた。 「ま、私もその場にいたらつかさと同じこと言ってたかもしれないわね」 でも、とかがみは真顔で彼女の顔を見据える。 「こうなった理由とか話せないならそれでもいいからさ」 「かがみ……」 「いい人悪い人以前にあんたは私たちの友達だから。ずっと味方だから安心しなさい」 「……っ!」 胸に飛び込み、堰を切ったように泣き出したこなたの頭を、かがみはそっと抱きしめた。 「ありがと……かがみ、ありがとぉ……」 「……ホント、世話が焼けるんだから」 「うち来て、つかさとちゃんと話そ?」 たっぷり十数分は泣きじゃくっていただろうか。嗚咽はまだ治まりきっていないものの ようやく落ち着いてきた背中に、かがみはそっと声をかけた。 「うん。……へへっ」 「何よその気持ち悪い笑い方」 「なんか今のかがみ、友達って言うよりお母さんみたいだ」 「子供産んでもこんな筋金入りのオタクに育てる気なんかサラサラないわよ。……顔、洗 ってきたら?」 「そうする」 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/20
21: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:55:33 0 「ただいまー」 「おじゃましまーす……」 柊家に着く頃には日も落ちきり、藍色の空に星が見え始めていた。 「おかえりー。お、こなたちゃんいらっしゃーい、今日は泊まりー?」 「うん、そんなとこー」 「って私泊まる準備何もしてきてませんよかがみサン……」 明日は祝日だからまだ良いものの、こなたが持ってきたものは財布と携帯くらいだった。 泊まるということも初耳だ。 「暗くなってから帰すのは気が引けるしね。着替えなら私かつかさの貸して――っと、サ イズ合わないか」 「やれチビだチビだって何で私の周りの人たちはみんなこう」 「冗談よ、着替えくらいなんとかなるでしょ。まつり姉さん、つかさは?」 「ん? 部屋にいるんじゃない?」 「じゃ行こ、こなた」 「うん」 「つかさ、入るわよー」 「あ、お姉ちゃんおかえ……り」 かがみの後について部屋に入ってきたその顔を見るなり、つかさは言葉を詰まらせた。 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/21
22: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:55:51 0 「つかさ……」 「……いらっしゃい、こなちゃん」 正直なところ、こなたは少し安堵していた。 あの時自分をこれ以上ないほどにはっきりと拒絶したあの表情。かがみに大丈夫だとは 言われていたけれど、初めからそれに出迎えられる可能性だって大いにあったはずだった から。 「……私、飲み物取ってくるよ」 心強い味方が廊下へと消える。ある意味、気を利かせてくれたのかもしれない。 だが、残ったのは突き刺すような沈黙。 「……あ、」 意を決してこなたはつかさに向き直った。 「あのさ」「あのねこなちゃん」 きょとんと顔を見合わせる。 「お、お先にどうぞ」「こ、こなちゃんからいいよ」 また。 「……ぷ」 「ぷははははは!」「あはははははは!」 たまらず二人同時に吹き出してしまう。 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/22
23: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:56:18 0 「なんで一緒にしゃべっちゃうんだろ、おかしー!」 「私ら、かがみよりよっぽど双子っぽいじゃん!」 「……いやお前ら、ちょっとは空気ってのをだな」 自分の心配などお構いなしに笑い合う二人を横目に、持ってきた麦茶をテーブルに並べ る。 「ま、杞憂で終わってよかったけどさ」 それからしばらく、溝を埋めるように他愛もない雑談が続いた。 話題も尽き、心地よい静けさが部屋を包み始めた頃、こなたがおもむろに口を開いた。 「私、つかさに謝らないと」 「え?」 「二日前さ、私――」 「こなちゃんが謝る相手は私じゃないよ」 いつもの、だけど少しだけ怒っているような顔がこなたの目の前にあった。 「うまく言えないんだけどね、こなちゃんはその……もう、謝る相手いないから」 「……うん」 「だからちゃんと反省してほしいって思うの。ずっとずっと反省し続けてほしい」 「反省……してるよ、すごく」 「これから先もね? 自分のしたことを忘れないで生きていけば」 そこまで言って、今度こそ本当にいつもの笑顔に戻る。 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/23
24: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:56:33 0 「私たちが許してあげる……って言うのはちょっとおかしいけど」 「まあそこまで偉いわけじゃないけどさ、……なんて言うかな」 かがみがばつが悪そうに髪をいじりながら呟く。 「あんたがしたことを私たちは知ってるけど、それでもあんたと一緒にいたいって言って るのよ」 「でもそんなの関係ねーってやつだよね」 「それ、実際に使ってるやつ初めて見たわ」 枯れるまで出した涙が再びこみ上げてくるのを感じる。 「二人とも迷惑かけてごめんね……ありがと」 「気にしなくていいわよ。友達でしょ? ……あーもう泣くなっつーの」 「はは……だって二人とも優しすぎるんだもん……」 つかさが差し出したタオルに顔をうずめ、自分が本当の意味で友人に恵まれているのだ ということをこなたは精一杯噛み締める。 心の中で何度もありがとうと唱えているうち、今度はつかさがこなたに話しかけた。 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/24
25: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:56:51 0 「それにね? 私の方こそこなちゃんに謝らないと」 「え、なんで……」 「こなちゃんの気持ち全然考えないであんなこと言っちゃったから……」 「そんな……悪いのは私なんだから仕方ないよ」 「ううん。こなちゃんが自分の意思であんなことするわけないもん」 え? 「それって」 「あんたさ。もしかして誰かに命令されてああいうことしたんじゃない?」 まったく予想外の指摘を受け、心臓の鼓動が速くなっていく。 「な……なんでそう思うの?」 「何回も言ってるでしょ。あんたはあんなことするようなヤツじゃないって」 「でもそんなの……本当はどうだかわかんないよ」 見ればつかさの表情にも迷いがない。こなたは本当は悪くないんだ、と確信している目。 この二人は何か知っているのだろうか? 「ちょっとね。まだもしかしてってくらいの話だけど、ある人を少し疑ってるのよ」 「それ……それ誰?」 「その前にはっきりさせておきたいんだけどさ、あんた本当に何から何まで自分だけで決 めてやったの?」 「……」 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/25
26: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:57:07 0 言っていいのだろうか。仮に二人の疑いが当たっていたとして、もし真実を言ってしま ったらみゆきに一体何をするつもりなのか。 彼女の意思は固い。何を言ったところで聞き入れるとも思えない。 最悪、二人が彼女の「目的」のための犠牲にさせられてしまう可能性だってあるかもし れない。 「こなちゃん、お願いだからこれだけは答えて」 「ん……、えっと……」 でも。 つかさは自分がゆたかを手にかける瞬間をその目で見ていた。かがみもその日のうちに 彼女から話を聞いたはずだ。 ……今までと変わらず殺人者と親交を保ちたいだなんて誰も思わないはずなのだ。 でも、二人は自分を許してくれると言ってくれた。味方だから頼れと言ってくれた。 今こそ、頼るべき時ではないのか? 賭けてみたい。 心を決め、こなたは話し始めた。 http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/26
27: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 21:57:43 0 >>17-26 続く なんだ大丈夫じゃん…規制って10レスからなのかしら http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/27
28: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 22:09:11 0 俺は11連投でやられた http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/28
29: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 22:16:17 0 えええええ ちょ、人一人死んでるのにこの対応アリなの柊さんたち http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/29
30: 学生さんは名前がない [sage] 2008/03/23(日) 22:16:19 0 つかさとかがみの予想外の優しさに心打たれた http://namidame.5ch.net/test/read.cgi/campus/1206272178/30
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