[過去ﾛｸﾞ] 「泉こなたを自殺させる方法」を考える １７ (1001ﾚｽ)
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574: 568 2008/03/30(日)18:39 0 AAS
>>572
いやいやこちらこそｗ
頑張って下さいね
575: 2008/03/30(日)18:43 O携 AAS
>>572
お前は毎回書き溜めて投下してくれるからありがたいな
576: 2008/03/30(日)19:00 0 AAS
俺もやっぱ１日１頁じゃなくて書き留めてから投下しようかな
よしそうしよう
577(1): 2008/03/30(日)19:43 O携 AAS
いや、一枚にしろ
578(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)19:56 0 AAS
SS新作が出来たので投下します
今回は挿絵も全て出来てるので、連投規制喰らうまで一気に行きます
10分以上音沙汰無ければ規制喰らってるものと思ってください
「輪廻」
「ねぇ、かがみは生まれ変わりって信じる？」
2年生の生活も中盤に入り、少し肌寒くなってきた初冬のある日の帰り道…
ふとアイツがこんなことをポツリともらしたのだ。
「え…生まれ変わり？輪廻転生ねぇ…たまにそういった話を聞くけど
にわかには信じがたいわよねぇ。」
「でもさ、それが本当だとしたら凄いことじゃん？
省9
579(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)19:59 0 AAS
>>578
数週間後…
昼休み、3人で机を囲み、昼食をとりながら
私たちはアイツの話をしていた。
画像ﾘﾝｸ[jpg]:uproda11.2ch-library.com
「今日もこなちゃん来なかったね。」
「数日前から欠席なんて…お身体の調子でも悪いのでしょうか？」
「いくら電話しても出ないし…一体どうしちゃったのかしら？」
今までも無断で欠席することはよくあった。しかし…
数日にわたって休むなんてことは無かった。
省15
580(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:03 0 AAS
>>579
家に入ると、何やら得体の知れない寒気を感じた。
何とも形容しがたいが…外の寒さとは何かが違う何かが。
私はゾクッと身震いをした。
「どしたの？」
「いや…そういえば、おじさんは居ないの？」
「ああ、お父さん？お父さんは出張に行ってて当分帰って来れないんだよ」
「そっか…」
ガチャ…私はアイツの部屋に入ろうとしたが…
画像ﾘﾝｸ[jpg]:uproda11.2ch-library.com
省15
581(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:06 0 AAS
>>580
「何言ってるのよ！現実を考えなさいよ！」
「現実？これは現実なんだよかがみん。妄想なんかじゃない。
この方法で人間の最大の悩みだった寿命を克服出来るんだよ？
心配しないで、かがみも連れて行ってあげる…全てをも超越した世界に…」
バシィッ!!!
「か…がみ…」
私は思いっきりアイツの頬をひっぱたいていた。
呆然と立ち尽くしたアイツは、頬を押さえながら
私を唖然とした顔で見つめている。
省16
582(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:11 0 AAS
>>581
翌日、私はアイツに呼び出された。
「かがみに来てほしい場所があるんだ」
私は、アイツに連れられ歩いていた。住宅街を抜け、どんどん人気の無い場所へ行く。
「ちょっと…どこに行くつもりなの？」
「むふふ…いいからいいから」
画像ﾘﾝｸ[jpg]:uproda11.2ch-library.com
やがて、ある場所にたどり着いた。人が入らなくなって
何年経ったのか想像もつかないくらい朽ち果てた廃病院。
画像ﾘﾝｸ[jpg]:uproda11.2ch-library.com
省13
583(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:13 0 AAS
>>582
「こなた…これは一体…」
「さぁかがみ。儀式ははじまったのだよ。永遠に転生するための儀式が！」
画像ﾘﾝｸ[jpg]:uproda11.2ch-library.com
いつの間にやら、アイツは一糸まとわぬ姿になっていた…
成長が止まったかのような、幼いままの姿を残した身体が目の前にあった…
「あ、アンタ…正気に戻ったんじゃなかったの！？」
「私は正気だよ？かがみが私に活を入れてくれたじゃん？
いや〜私も正直迷ってたんだよ。やるべきかやらないべきか。
ほら、さすがに殺しは抵抗あるじゃん？でもかがみのおかげで吹っ切れたよ」
省7
584(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:15 0 AAS
>>583
黒シートを払いのけた台の上に、それはあった。
いや、居たという方が正しいのか…つかさとみゆきが。
胴体のない状態で居たのだ…すなわち頭だけが。
「あわ…あわわわわわ…あああああああ」
私は完全に腰を抜かし…床にへたり込んでいた。
２人がうつろな瞳でこっちを見ている…恐ろしいまでの苦悶の表情を浮かべながら…
「うええええ！うげぉおおえええ！」
画像ﾘﾝｸ[jpg]:uproda11.2ch-library.com
たまらず私は吐いた。とても正視出来るものではない。
省6
585(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:18 0 AAS
>>584
そう直感した私は一刻もこの場から逃げたかったが
腰が立たないし体も思うように動かない。ぶざまにはいずるしかなかった。
「やめて…殺さないで…お願いよぉ…」
「かがみ？やだなぁ殺しはしないよ。かがみは私と一緒に新世界へ行くんだから」
「へっ…？」
そう言うと、こなたは二本の短剣を持ってきた。
画像ﾘﾝｸ[jpg]:uproda11.2ch-library.com
とても不気味で禍々しいデザインをしたものだ。
「これで、自分の心臓を取り出し、神に自身の信念の強さを証明するんだよ
省6
586(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:20 0 AAS
>>585
アイツは困った表情を浮かべたが、ふいにニヤっと笑みを浮かべると。
「それじゃ、まずは私が手本を見せてあげるから。ちゃんと見ててよね」
そういうと、アイツはにみぞおちのあたりに刃を当てると、ゆっくり横に裂いていった…
ズブ…ズブブ…
画像ﾘﾝｸ[jpg]:uproda11.2ch-library.com
「あ…あああああああああ…」
私はもはや目の前の出来事が信じられなかった…
アイツが自分の体に刃を突き立てている…
血液がとめどなく流れ、目を覆いたくなるような凄惨な状況。
省15
587(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:21 0 AAS
>>586
なんとか一番近くの交番に助けを求め
警官が廃工場の部屋にたどり着いた頃には、アイツはこと切れていたそうだ。
目を背けたくなるような凄惨な状態であったにもかかわらず
アイツは…苦悶の表情を浮かべることなく、むしろ恍惚とした顔であったという。
自分で切り抜いたのだろう、心臓はえぐり取られていたが
その心臓はどこを探しても見つけることは出来なかった。
泉家では家宅捜査が行われ、庭の物置からは、乱雑に置かれた
つかさ、みゆきの胴体部分が見つかり
２階書斎の押入れからは父そうじろう氏の遺体が見つかった。
省4
588(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:21 0 AAS
>>587
あの事件からもう数年が経った…
その後、私は勉強に打ち込むことよって、忌まわしい記憶を消し去ろうとした。
無事、大学に合格し、念願だった法学部で弁護士を目指すために頑張った。
そのうち…同じ学部にいる男の人と付き合うようになって…
弁護士資格は取れなかったけど、その男性と結婚し
今は一児の母となって、娘を育てながら幸せな生活を送っていた…
春になったというのに、少し肌寒い…
冬が再び戻ってきたかのような、少し雲行きの怪しい日のことであった…
「あ、あうあ〜」
省5
589(1): ガンガン福岡 2008/03/30(日)20:25 0 AAS
>>588
「か…が…み…」
「えっ…？」
私は耳を疑った。同時に背筋に冷たいものが走ったような感じだった…
言葉自体は何ら問題では無い。親の名前をまず言う子供も居なくは無いだろう。
画像ﾘﾝｸ[jpg]:uproda11.2ch-library.com
しかし…今、娘から発せられた声は…この声は…
いや、聞き間違えるはずが無い、この人を不快にさせるようなねちっこい声…
娘は、にやっと口を歪ませ…あの思い出したくもない
忌まわしき笑みを浮かべて口を開いた…
省5
590(1): 2008/03/30(日)20:28 O携 AAS
乙！
てゆーかこれパー速のコンクールに出してもよかったんじゃ……
ホラーだし
怖いし
591: 2008/03/30(日)20:29 0 AAS
同感…
592: 2008/03/30(日)20:49 0 AAS
しまった・・・ネタが被った・・・
でもGJ！！
593: 2008/03/30(日)21:02 0 AAS
>>590
らき☆すたのホラーって、いじめ以外にもあるの？
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