[過去ログ] 「泉こなたを自殺させる方法」を考える 17 (1001レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
670: 1/8 2008/04/01(火)21:36 0 AAS
結局、採用内定が出ないまま20年度を迎えてしまった。
「疲れたな…。今年も受験、か。ちゃんと官庁訪問したのになぁ」
こなたの口から独り言が漏れる。無理も無い、国家U種区分にも関わらず、採用漏れとなってしまったのだから。
彼女は決して高望みしていたわけではない。第一志望こそ省庁だったものの、内定が出なさそうと悟るや臨機応変に戦略を変更し、
独立行政法人やハローワークなどへも積極的にアプローチした。冬を迎えた辺りから、解体が決まっている社会保険庁にまで食指を広げていった。
だが、結局その努力が報われる事はなかった。
「何のために、あそこまで勉強したんだろう」
頭を抱え込む。高校時代に勉強した事は無かったが、今まで受けた恩を社会に対して還元したいと思いたち、大学3年の夏ごろから勉強を開始した。
周りは就職活動へと突入する前に思い出を作っておこうと遊びに恋に大忙しだったが、そんな青春にはわき目も振らずに勉強へと打ち込んだ。
結果、大学で得た友人達との関係は自然消滅へと向かっていった。それでも、高校時代のかがみやみゆき、つかさといった偉大とも言える友人達に
少しでも近づきたい一心で、こなたは難解とも言える経済原論や膨大な民法へと孤独にも立ち向かっていった。
また、民間へと気持ちが動きかけた事も勿論あった。民間組の方が内定が早く、早期に就職活動を終了させる事ができる。
それでもこなたは、鉄の意志で初志を貫いた。
そして見事最終合格を果たしたが、採用される事はなく、友人も青春も新卒の資格も失ってしまった。
「ははは、大好きなアニメを見るのも、ゲームも我慢したのにね」
その瞳から涙が零れた。そして、4月1日という特殊極まりない日が、こなたのネガティブな精神状態に拍車をかけていた。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 331 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.085s*