[過去ログ] 「泉こなたを自殺させる方法」を考える 17 (1001レス)
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672: 3 2008/04/01(火)21:38 0 AAS
「…なんて、エイプリルフールですよ。残念でしたぁ〜」
「えっ、それはどういう…」
こなたが最後まで喋りきるのを待たずに、電話は切れた。慌てて電話を掛けなおそうと着信履歴を表示させるが、番号非通知であった。
背筋が凍っていく感覚に囚われながらも、こなたは考えた。非通知なのは、恐らくどの課からかけたのか分からなくする為のものであろう。
企業や官庁の電話には、受信用番号と発信用番号があり、課によってそれぞれ違う番号が設定されている事があるという話をこなたは聞いた事があった。
それ故、特定されるのを恐れたのだろう。誰かの悪戯だという考えは遂にこなたの頭には浮かばなかった。電話の声に聞き覚えがある以上、
省庁から掛けられた電話だとこなたは信じきっていた。何故こんな事を…と考えかけたが、結論は出ないだろう。
単に負け犬な自分を笑いたかったのかもしれないし、もう今年度以降○○省を受験しないでくれという意味合いがあったのかもしれない。
「酷すぎるよ…こんなのって、ないよ。あんなにも入省したかったのに」
絶望状態から希望を提示され、すぐにその希望を奪われた。最早、○○省に対する恨みと絶望しかこなたには無かった。
こなたは○○省の名前を、油性マジックで右手首に書き始めた。何度も何度も、字が重ならないように注意しつつ書いた。
その作業を終えたこなたは、台所へと向かった。包丁を取り出すと、右手首にあてがい、引いた。何度も何度も包丁で手首を切り刻んでいく。
痛みととめどなく溢れてくる鮮血に気を失いそうになりながらも、右手首に書かれた○○省という文字を見ては自分を奮い立たせた。
やがて、その行為はこなたの命と共に終わりを告げた。
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