出身地別天才を挙げていこう (657レス)
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210: 2011/11/09(水)20:36 ID:pfAflzDB0(1) AAS
>>208
名前を挙げた江戸出身の剣客の中で多いのは幕臣(旗本、御家人)だよ。
江戸後期最強の剣士と言っても過言ではない平山、男谷の両名も幕臣。
平山行蔵は腕力でも雷電と互角以上の傑物だが、弟子も豪傑ぞろい。
幕末の剣聖と称せられる男谷下総守信友(直心影流14世)は構武所奉行などを歴任。
明治最強の一角である榊原、山岡の両名も旧幕臣。
千葉周作に圧勝し、生涯敵わぬと云わしめた高柳又四郎(中西派一刀流)は旗本の子で、後高崎藩士。
その高柳又四郎を凌ぐ達人寺田宗有(中西派一刀流)は高崎藩出身で、先祖は武蔵川越の人。
もう一人の中西道場三羽烏・白井亨は町人出。白井は勝海舟を感嘆させた達人中の達人。
出自で言うと中西派の創始者・忠太は江戸の浪人。
直心影流の山田光徳(直心影流7世。長沼氏)は下野烏山出身。神道無念流も下野。
各藩藩士出身では北辰一刀流の海保や森。新撰組の沖田、永倉なども挙げられるが、剣士のランクとしては下がるだろう。
ただし江戸高田藩邸出身の酒井良祐は相当の使い手ではないか。あの秋山要助にも勝っている。
異色の存在としては平戸藩主・松浦静山。『甲子夜話』の著者として知られる大名だが、心形刀流の達人でもあった。浅草の藩邸生まれ。
関東出身の剣客を見ると圧倒的に多いのは百姓出身。
それも村役人クラスの富農の子弟が多かった。
江戸後期の治安の悪化に対して、武蔵、上野などの農村では自治、自衛のため剣術が隆盛。
武蔵七党野与党の末裔・中村有道軒(神道無念流)のように、弓馬武勇の関東武士の末裔としての誇りも剣術隆盛の一因に挙げられるかもしれない。
大正時代に現・剣道に繋がる基本を定めた5名、即ち大日本帝国剣道形制定主査(埼玉1、茨城2、新潟1、佐賀1)のうち、2名は旧水戸藩出身。
水戸は流石に武術が盛んだった。
戦前に3度開催された天覧試合を全制覇(群馬2、東京1)した法神流は、悲運の天才剣士・須田房之助に代表される上州の流派。
神奈川は剣術の盛んだった関東の中では疎外感があるが、平成最強の宮崎正裕は横浜の人。
九州に多いのは各藩藩士。勇・武を誇った雄藩が多いから当然か。
今の剣道界は九州勢の独壇場で、熊本人が六連覇中。今年のベスト4も全て九州人(熊本3、鹿児島1)。
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