[過去ログ] イベルメクチンってどうよ?Part.78 (1002レス)
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214: ゼロノス◆z8hToT7ttU (和歌山県) (オイコラミネオ MM01-5ux3) 2024/11/07(木)00:18 ID:11M/14caM(3/27) AAS
新型コロナのエビデンス
岡田正彦 Masahiko Okada, MD, PhD
新潟大学名誉教授 (医学博士)
外部リンク:okada-masahiko.sak
ura.ne.jp/index_covid.html#PQ4
(2022.9.5改訂)
(NG避けにURL改行あり。スマホで見る場合は「設定」→「PC設定」を)

(2) イベルメクチン
 イベルメクチンという薬に望みを託している人は少なくありません。。日本人が発見しノーベル賞受賞となった薬で、寄生虫を駆除する作用があり、ヒトよりも家畜用として広く使われてきました。

この薬を評価したという論文が、たくさん発表されてきました。新薬などに注目が集まるたび、それを評価した論文が大量に発表されるのは世の常ですが、中には薬を売り込むための宣伝にすぎず、ねつ造に近いものもあったりします。そこで登場したのが「メタ(超)分析」という研究方法です。関係する論文を手あたり次第に集め、ずさんなものを排除した上で、総合評価をくだすものです。

イベルメクチンに関しては、2021年8月8日現在で7つのメタ分析論文が発表されています。しかし、30年以上にわたって論文不正の調査研究を行ってきた私が、すべてに目を通して感じたのは、以下のような疑念の数々でした。

・正式な論文、つまり専門家の審査を受けたのは2編しかない
・分析対象となったデータの多くが未発表
・2つのグループを公平に設定し、実薬とプラセボを割り当てて行われた試験が少ない
・そのようにして行われた試験でさえ、対象者が24~400人ときわめて少ない
・「致命率を62パーセントも下げた」など、結論が不自然
・臨床試験を実施した地域が開発途上国に集中している

「開発途上国で臨床試験が行われた」ことに関しては、言及すべき歴史があります。2012年、ファイザー社がナイジェリアの子供たちに対し、親の承諾をえることなくモルモットのように抗生剤新薬の臨床試験を行い、同国の裁判所から賠償金を請求されたという事件があったことです。

このような状況の背景にあるのは常に論文不正であり、医学を混乱させる元凶となってきたのは、歴史が教えてくれるところです。2021年8月、科学専門誌「ネイチャー」に、この問題を告発した記事が掲載されました。内容は私の考察をはるかに超えるものでした。

イベルメクチンに関する全論文を子細に分析したところ、ねつ造や盗作のオンパレードであり、対象者がどんな人たちだったのかを検証することさえできない、ずさんなものだった、というのです。主だった論文の共著者にインタビューしたところ、「不正はなかったと信ずるが、元データは見せられていない」と答えていたそうです。

その後、唯一の科学的評価法である「ランダム化比較試験」が2つ行われ、いずれもイベルメクチンは効果なしとの判定が下されました。

以上から、最終結論はイベルメクチンを新型コロナ感染症の治療に使ってはならないということになります。

(※引用者注 明らかな誤字脱字部分は修正しました)
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