[過去ログ] ■◇■ドイツのバレエ団■◇■ Part5 (1002レス)
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131: 123 2012/06/16(土)15:53 AAS
まあそういうことですね。
継続して上演し、細部を磨いて行く・・・これが伝統というものではないでしょうか。
プログラムを見ると、団の歴史やクランコの業績を見ても
《白鳥の湖》はどこにも記述されていない。今回の2本立てのうちの
1本について自慢すべきことをしていない。
どうも失敗作との匂いふんぷん。少なくともこの団は《白鳥の湖》
をクランコの代表作とはみなしていないんですね。
たとえば他の資料で、クランコはオディールVar.での原典復帰を主張
しているので(実際には原典のヴァイオリンソロではなく、
ドリゴの編曲でもない別の編曲)>>128みたいな感想は避けれたかも
省9
132(1): 2012/06/16(土)16:13 AAS
>>129
>クランコの狙いはそこにあったのかなあとも思います。
2幕で「王子は呪いを解く道具」なオデットが、3幕を経て4幕で真実の愛が
芽生えるなら整合性は取れてるけれど、真実の愛が芽生えたのに
王子亡き後「真実の愛を捧げる別の王子」を待つオデットという背景を
入れてしまうと矛盾を感じますね。
エレジーで見せたオデットによる「真実の愛」はフェイクで、その場に王子を
とどめさせ溺死させる事が目的で、実は王子が亡き者にならなければ
次ぎの真実の愛を誓う事が出来ない・・・、なんて深読みもしたけれど。
というか、ロットバルトも一体何がしたかったのか?
省9
133(1): 2012/06/16(土)20:47 AAS
>たとえば他の資料で、クランコはオディールVar.での原典復帰を主張
しているので
プティパの原典の黒鳥のPDDってあれだったの???
134(1): 2012/06/16(土)21:13 AAS
「白鳥の湖」曲順対照表 (第3版 01/3/16改訂)
外部リンク[html]:shosbar.com
135: 123 2012/06/17(日)01:37 AAS
>>132
2チャン用語の「おまえおれ」(笑い)
唯一違うところは
少なくとも6日は伝わらなかったかな。
↓
少なくとも10日は伝わらなかったかな。
いままで、ここでは話題にならなかったが、ラストで門の向こうで
木が落ちてくる場面。
王子がオデットのところへ行こうとするのを阻むため?
しかし王子はもう瀕死でその必要はないのでは?
省6
136(1): 123 2012/06/17(日)01:42 AAS
>>133
このプログラムで唯一の読みどころ。クランコ在世時の上演時、
彼がプログラムに書いた解説の再録。この中でクランコは自分の版
を説明するために、チャイコフスキーやプティパのなしたことの一部
を批判している。ここでは、みんながよく知っているプティパの
原典振付に復帰することを主張しているのではなく、
チャイコフスキーのPDDの原典音楽に復帰すべきことを主張している。
すなわち、この音楽はプティパ版の王子Var.ではなく、原典音楽の
オデットVar.であるべきだといっているのだ。
しかし、それでは、クランコ版の楽器が変更された音楽ではなく
省4
137: 2012/06/17(日)02:44 AAS
クランコ版白鳥の湖は、つまんない。
ただ、それだけ。
138(2): 2012/06/17(日)10:10 AAS
>プティパの原典振付に復帰することを主張しているのではなく、
>チャイコフスキーのPDDの原典音楽に復帰すべきことを主張している
クランコの原典復帰の主張と、実際に使われた音楽が原典と違うということが、
クランコの意図したものが一貫性を欠いていることはわかったけれど、さらに
疑問が。
今現在の皆が良く知っている黒鳥のPDDはそんなに、チャイコの元の
音楽と入れ替えがあるのなら、振付自体も、原典と今の良く知られた
物は同じにはなり得ないよね?それとも、小節数を同じにして無理やり
振りをはめ込んでいるの???自然に考えて、音楽が違うなら
振りも違わざるを得ないことになりません?
省12
139: 2012/06/17(日)10:23 AAS
ん? 流れがよくわからないけどチャイコの曲はライジンガー版のために作曲されたでしょ
プティパは曲順を切った貼ったして振り付けた
140: 2012/06/17(日)10:39 AAS
138 です。
私も、音楽と振り付けの関係がよくわからなくなったので、ウィキで
みたところ、少し分かりました。
外部リンク:ja.wikipedia.org
「ブルメイステルは、曲の差し替えやリッカルド・ドリゴによる編曲を排し、
チャイコフスキーの原曲を尊重して新たに演出した『白鳥の湖』3幕の
『黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ』にアダージョと男性(王子)の
ヴァリアシオンの2曲を使用した」 ウィキのチャイパドから
141(1): 2012/06/17(日)11:57 AAS
>>138
原振付って1877年のボリショイ版の事を言ってるのかと思った。
142: 2012/06/17(日)12:26 AAS
>>141 すみません、プティパの方です。ボリショイのライジンガー版は失敗に終わっているとのことで、
見たこともなく、話もできません。クランコはラインジンガー版をみたことが
あったんでしょうか。ライジンガー版の音楽とクランコ版の音楽は同じなのですか?
143(2): 123 2012/06/17(日)15:07 AAS
プログラムのクランコの解説からとんだ発展ですね。
クランコの説明は「もともと女性のために書かれた音楽をプティパは
男性ヴァリアシオンに変えてしまった」というもので、それ以上でも
それ以下でもない。また、これはほぼ正しい考察でしょう。
黒鳥PDDには複雑で長い歴史がありますので、興味のある方は勉強して
ください。私の知っていることを数点説明しておきましょう。
(1)チャイコフスキーの音楽は完全な全曲1つだけで、音楽の
改訂は一切ありません。したがって、2つある出版譜の相違は
校訂上の問題だけです。そして、そこには、いわゆる黒鳥PDDは
存在しません。
省13
144: 2012/06/17(日)15:46 AAS
>>143
ウィキによると
3幕でパ・ド・ドゥを踊りたいと希望していた。彼女は『白鳥の湖』の初演
を担当したユリウス・ライジンガー(en:Julius Reisinger)[9]の振付を
嫌って、当時サンクトペテルブルクにいたマリウス・プティパに自分のため
のパ・ド・ドゥ振付を依頼した。プティパはソベシチャンスカヤの依頼に応
じ、レオン・ミンクス作曲のパ・ド・ドゥを振り付けた[3][10]。
その話を聞いたチャイコフスキーは、すでに『白鳥の湖』で多くの曲が
削除されたり、他人の曲とすげ替えられたりしていたのにもかかわらず、
このパ・ド・ドゥの追加に反対した。最終的には両者が歩み寄り、
省12
145: 2012/06/17(日)16:15 AAS
>>143
自分が勉強不足並びにプログラムを買ってないので分からないのですが、
クランコが主張している原典版への復帰という原典版というのは
外部リンク[html]:shosbar.com
これのことで、この順番でいいのであればアンドレ・プレヴィンの
ロイヤル交響楽団版のCDと一緒なのでそれを聴き比べるのですが、
>>123さんの言っている原典スコアはこれと一緒と考えていいのでしょうか?
だとすると、クランコ版も曲の順番はいじっているし、
>「もともと女性のために書かれた音楽をプティパは
>男性ヴァリアシオンに変えてしまった」
省9
146: 123 2012/06/17(日)19:50 AAS
なぜか話はあらぬ方向へ行ってしまいますねえ。
クランコ版をご覧になられたのですか?
ブルメイステルが当初!!!考えたような「チャイコフスキーの音楽へ
の復帰」という発想とはクランコ版は全く違うものです。
1幕に3幕のパドシス持ってくるなど序の口、何の関係もない
ハムレットへの付随音楽《弦楽のためのエレジー》の4幕への導入など
普通は考えも及ばないことです。
あくまでも、<<クランコの説明は「もともと女性のために書かれた
音楽をプティパは 男性ヴァリアシオンに変えてしまった」というもので、
それ以上でも それ以下でもない。>>ということです。
147(1): 123 2012/06/17(日)19:51 AAS
CDをお持ちのようで、クランコの主張を再確認してみましょう。
>>136の意図がご理解いただけるかもしれません。
私のCDはプレヴィン指揮ロンドン交響楽団です。CD No.TOCE-59029-30
<一幕パ・ド・ドゥの曲は、通常の黒鳥アダージョ、プティパ版男性ヴァリ、
ヌレエフ版ロットバルトのヴァリ、通常のコーダ>
オケが違うのが心配ですが、1幕にあるのなら同じスコアでの演奏だと思います。
トラック5番:
ワルツ、アダージョと進み、6分頃、プティパ版(ドリゴ編曲)
はいわゆるドリゴ終止で曲は一旦終わってしまう。ここで2人は拍手を受ける。
しかし原譜では終止せず、ヴァイオリンソロが同音でトリルやシンコペ
省12
148(1): 2012/06/17(日)20:02 AAS
>チャイコフスキーのPDDの原典音楽に復帰すべきことを主張している by 123
>ブルメイステルが当初!!!考えたような「チャイコフスキーの音楽へ
の復帰」という発想とはクランコ版は全く違うものです。 by 123
いつも書き込みがぶれるね。
149(1): 2012/06/17(日)20:26 AAS
>>147
145ですが、同じCDでしょう。
>ヴァイオリンソロが同音でトリルやシンコペ
>をしながら引き延ばされ低くなり、約30秒後そのままソロを
>速いテンポで続けます。
6分半過ぎから、いわゆるプティパ版の男性ヴァリの曲が始まりますね。
>すなわち女性が経過句をずっと踊り続け、
>引き続き女性のヴァリアシオンとなる考えるのが自然でしょう。
バレエではアダージョ終了後、女性は続けては踊りません。
もしくは、この曲がアダージョの続きと考えるならば、二人で踊り続けると
省3
150(1): 2012/06/17(日)23:12 AAS
144です。
話があらぬ方向へ行ったとお感じになるのですね、すみません。
123さんが主張しているのは、「黒鳥のPDDをチャイコフスキーの
原典音楽に戻すべきだと、クランコがプティパを批判して、あのクランコ版の
黒鳥のPDDを振付けた」ということだと理解しています。
それはきっとそのとおり、クランコはそう思ったのでしょう(どこの
資料に基づいているかは知らないですが)。
ただ、前と重複してしまいますが、ウィキペディアによると
黒鳥のPDDの曲はチャイコフスキーの真作かどうかは、専門家の意見が
分かれるところだとあるので、チャイコフスキーの原典音楽に
省2
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