今こそ核を保有すべきか? 議論歓迎スレ (691レス)
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570: 2013/02/09(土)15:55 ID:t7fm5tY+0(1) AAS
ヒトラー率いるナチス・ドイツ軍は1939年9月1日午前5時、ポーランドに侵入して第二次世界大戦を起こしたが、実は、その前夜に、ヒトラーは側近にこう語っていたという。

「明日は輝ける魔の日だ。自分だけに許された“定めの日”だ。将来、この日、この時刻にまた大戦を起こそうとする者が東アジアに現れるだろうが、自分以外の誰もこの日を所有できない……」
571: 2013/02/12(火)12:31 ID:AW1wI/AX0(1) AAS
国家が核兵器を持つ利点は三点あります。国家にとって最も重要である「主権」、「独立」、「生活様式(way of life)」を確保できるということです。
この三つを守ることによって何が起こるのかというと、とたんに他国の態度が慎重になり、尊敬されるようになるのです。簡単に言えば、他国にナメられなくなるということですね。
これについては色々な意見があるとは思いますが、いくら力を持った強い国でも、核兵器を持っている小国に対しては外交的には慎重な態度を取らざるを得ないことになるというのは事実です。
北朝鮮やイランが核武装を目指しているのはまさにこういう点からです。
実際、アメリカの対イラン、対北朝鮮政策を慎重にさせると同時に、彼らはある種の尊敬を得ようとしているのです。核兵器を持ってしまえばアメリカとて軍事的攻撃を思いとどまることになるでしょう。
今実際にアメリカが北朝鮮などに侵攻できない理由がまさにこれなのです。
そういう意味で、インドやフランスなどで1960年代頃に「他国からバカにされず、しかも侵略されないようにするためには、我々は核兵器を持たなければならない」という議論が多く出されましたが、彼らはやはり正しかったということがわかります。
(コリン・グレイ)
572
(1): 2013/02/19(火)19:00 ID:uCkT7YpM0(1) AAS
以前このスレで核ミサイルの地上発射はピンポイントで潰されるから意味が無いみたいな意見あったけど北チョンに対する米国のうろたえぶり見るとソーでも無いんだな
573: 2013/02/19(火)22:30 ID:55mtDnoZ0(1) AAS
アメリカ等の核ミサイルのサイロは通常の攻撃、核攻撃如何にかかわらず壊せる可能性は低いよ
そうじゃないと意味がないだろ
そして政府や軍部の指令系統、基地が全滅した時は自動報復装置が働いて無人の反撃が始まる
それは冷戦時代に起こりうる第三次世界大戦が世界の週末を意味する事で散々語られて来ただろ
北朝鮮の揺さぶりについてだが、アメリカはビビってないよ
面倒な事案が持ち上がっただけで
いうなれば、お前の後輩が前々から反抗的だったんだが、最近ひのきの棒を手に入れたらしいって程度だ
574
(2): 懐疑主義者 ◆gp8K9xaeSI 2013/02/24(日)22:11 ID:4XoV1kPf0(1) AAS
>>572
地上発射型は実際にピンポイントで破壊できるよ。
アメリカが厄介だと考えているのは、核兵器とミサイル技術の拡散。

そもそも「どうビビっているのか?」が謎のままだ。
575
(1): 2013/02/26(火)11:17 ID:Ga7VudAj0(1) AAS
>>574
懐疑さん久しぶり

核技術の拡散は確かにそうだけどミサイル技術の拡散は対して脅威にならないんじゃ?米国がピンポイントで破壊できるなら寧ろ米国の権威が増すから
576: 懐疑主義者 ◆gp8K9xaeSI 2013/03/02(土)18:45 ID:EIJ8L+yR0(1) AAS
>>575
お久しぶりです・・・と、言われても申し訳ない。
名無しさんなので、どなたか判別がつきませんが。

ピンポイントで破壊した後が面倒くさいんじゃないかなぁ、と思うのですよ。
例えば、イランの核開発施設への空爆に関しても、「その後」を考えると大変だという主張もある訳で。
戦争を始めてしまうと後始末が大変ですからね・・・

ちょっと古いですが、こんな記事もあったり。
外部リンク[htm]:www.yomiuri.co.jp
こういう体制も存在していたり、と。
外部リンク[html]:www.mofa.go.jp
577
(1): 2013/03/19(火)06:47 ID:Y3+62Ec90(1) AAS
近年のグローバル化によって国家間の経済の結びつきが強まってきたおかげで戦争が起こりにくくなったという、いわゆる「経済相互依存状態」というのは一見正しいように思えるのですが、
人類の長い歴史を振り返って考えてみると、どうもこの考えを疑わざるをえない。グローバル化というのは特に最近始まったものでもありませんし、そういう議論は百年以上前からありました。
ノーマン・エンジェル(英国の経済学者)が「ヨーロッパでは国家間で経済的な結びつきが強まったために戦争は割りにあわなくなった」と書いたのは第一次世界大戦が起こる直前だったことを忘れてはなりません。
578: 2013/03/20(水)17:57 ID:umPZES6J0(1) AAS
>>577
お前、理屈に囚われてなんも見えてないな
5千年前から100年前までと
この100年はまるで違う
先進国同士の戦争が起こるとしたら経済的理由とかを超越した理由になると考えるのが普通だろ
579: 2013/03/24(日)07:31 ID:986lsRiX0(1) AAS
軍事力とは
戦間期におけるパワーポリティクスの代表的論客E.H.カーは、戦争が国際政治の支配的要因である限り、軍事力の重要性が衰えることはないと指摘した。国家が行使する経済力にせよ、世論を支配する力にせよ、
それらは軍事力と結びつくことでパワーとなりうる。つまり、軍事力は国家活動の本質的要素であり、単に手段であるだけでなく、それ自体が目的であるとする。
その根拠として、過去の主要な戦争は、自国を軍事的により強大にするために戦われたのであり、他国が軍事的により強大となるのを防ぐために戦われてきたのだという。
カーの主張を整理すると、第一に、軍事力は、国家の独立と安全を保障するための重要な手段である。
第二に、軍事力は、国家にとって安全以外の政治目的を実現するための重要な政策手段である。
第三に、軍事力の拡大は、国家が追求すべき目標である。

核兵器の強大な破壊力のおかげで、通常戦争から核戦争へのエスカレーションを恐れる政策決定者は、軍事力の行使に慎重にならざるをえなくなった。
その結果、軍事力はリスクの限定された状況でしか使用できない手段になったといわれる(K.J.ホルスティ『国際政治の理論』(1972))。
しかし、それは核を保有する国同士の関係にのみ当てはまることであり、非核保有国同士や核保有国と非核保有国との関係においては、依然として軍事力の効用は肯定されてきた。
省4
580
(2): 2013/03/24(日)08:59 ID:WKygCkUC0(1) AAS
>>574
どうやって移動式ミサイルの発射地点が分かる?
581: 懐疑主義者 ◆gp8K9xaeSI 2013/03/24(日)22:39 ID:6LXl3MXN0(1) AAS
>>580
偵察衛星。
582: 2013/03/25(月)04:54 ID:5qj/VosL0(1) AAS
>>580
スパイ活動に決まってるだろ
何の為に大枚払って諜報活動してると思ってんだ
583: 2013/03/26(火)18:45 ID:COtEoqh70(1) AAS
平和とは

ネオリアリズムの理論では、「平和」とは何か、きっちりと定義されている。それは「戦争の休止状態」のことである。つまり、力が均衡し、紛争が起こっていない状態のことを「平和」と呼ぶのである。
ネオリアリズムの理論を簡潔に述べれば、大国がお互い核武装をすれば世界は平和になる、というものだ。もちろん小競り合いがなくなることはないが、核兵器による抑止力が働くため、大規模な戦争が起こることはない。
大戦略を学んでいる人たちにとっては、大国には核武装させたほうが良いというのが常識だが、実務レベルの人たちはそうではない。ジョセフ・ナイなどがその典型だが、これまで外交の実務レベルを握ってきた人たちは、
今まで自分たちが進めてきた政策を転換されることを嫌がる。
インドが核実験した際、アメリカはやはりインドに対しても経済制裁を行った。しかし、アメリカは現在、中国に対抗するためにインドとの関係を強化している。
また、北朝鮮に対しても、彼らが核武装した途端、それまでの態度を変えてテロ支援国家リストからの削除や重油支援の表明などを行った。

外部リンク[html]:archive.mag2.com
584: 2013/03/29(金)13:02 ID:laJCB0Qo0(1) AAS
大戦略とは

国力という手段を用いて国益を最大化すること。
国益は、国土防衛、戦争の防止、戦争の勝利、個人の自由、生活水準の向上として政府首脳により政治的に明確化される。
国力は、軍事力、経済力、政治力、心理力、食糧、エネルギー、核兵器、人口規模、技術発展、教育水準などの開発により保持される。
政治力は国民性、国家の安定性、政治的リーダーシップ、そして国民の全般能力などに規定される。次に経済力は国家の利用可能資源、産業、交通網、国際貿易、戦時耐久性などに規定される。
心理力は国民の団結、社会的安定、国家機構の性格と活力、また愛国心、国民士気、忍耐力、奉仕精神などで規定される能力であり、また外国政府や外国国民の了承や援助をも含む。
最後に軍事力は兵員数や装備数、資源、工業能力、人口、国民士気などに規定される。
相手国に対して優位を確保するためには、政治力、経済力、心理力、軍事力の均衡のとれた国力開発が求められる。
585: 2013/03/30(土)17:40 ID:33hU5nYs0(1/2) AAS
「大陸国家の増勢を利用して、国益を最大化する軍事大国」

両米大陸における勢力均衡政策を進めようとしていた英国や、旧スペイン領の諸国を再びブルボンの王冠のもとに統一しようと試みていた仏国は、欧州大陸でプロイセン王国が急速に強大化したため、勢力を欧州へ集中せざるを得なくなった。
英仏の干渉排除に成功した米国は、「現在合衆国は、この大陸に対して事実上の主権(sovereignty)を持っており…」と西半球の諸国はアメリカの承諾なしにその領土の一部を他に譲ることは出来ないという一方的な宣言を行った。
ロシアやドイツの増勢に対して米国は、英国へすでに艦齢を過ぎた50隻の駆逐艦の譲渡を行ったが、それと引き換えに英国が大西洋上に所有する島々の基地の用役権または租借権を要求した。
大西洋上における英米の勢力関係の転換を物語る重要な歴史の一幕となった。
586: 2013/03/30(土)17:41 ID:33hU5nYs0(2/2) AAS
ケネス・N・ウォルツ=カリフォルニア大学名誉教授の「なぜイランは核兵器を保有すべきか」という論文で、現在のイランの核開発をめぐる危機は、テヘランが核開発を試みていることではなく、
そもそもイスラエルが核を保有していることに伴って派生している問題に過ぎないとし、イランがそれに対抗して核武装に成功することによってむしろ中東の戦略環境が安定すると主張した。

第1に、主要国はこれまでも、特定の国が核開発を始めると「脅威だ」と言って止めさせようとするが、その国が核開発に成功して核クラブに事実上の仲間入りを果たすと、それまでの立場を変えて現実を追認してきた。
インドとパキスタンの核武装に対する米国はじめ主要国の態度がまさにそれだった。

第2に、新しい核保有国の出現によって、地域的・国際的な軍事力の不均衡が小さくなり、相互抑止環境が形作られて、安定が高まることがある。
インドとパキスタンは1991年に相互に相手国の核兵器を攻撃目標にしないことに合意する条約に調印したが、これは、相手国の核抑止力を破壊することよりも、抑止関係を維持する方が利益になると両国が気付いたからで、
実際、それ以後両国は、平和維持を心掛けるようになった。

第3に、翻って中東地域では、イスラエルが過去40年に及んで核を独占してきたことが、不安定化を助長してきた。「世界的に見ても、特定の一国が核の独占状況を他に抑止されずに維持してきた地域は中東以外には存在しない。
現在の危機の多くは、イランが核開発を試みているからではなく、イスラエルが核を保有していることに派生している」と。イスラエルは、この地域的な核独占を維持しようとして、1981年にはイラクの原子炉を空爆し、
2007年にもシリアが建設中だった各関連施設を空爆したが、イスラエルがそのような行動をとっても国際社会は厳格な懲罰を行わなかった。
省2
587: 2013/04/08(月)02:02 ID:8UUQBDMN0(1/2) AAS
平沼赳夫の警鐘塾「益々世界は混沌へと向かう 50年先を考え対策を打つべきだ」
動画リンク[YouTube]

総合安全保障(comprehensive security)とは国家の平和と安定を図る上で軍事的側面のみならず非軍事的側面をもとらえ、侵略の脅威のみならず国内の不安要因や自然災害などの脅威にも対処するという安全保障政策の考え方である。

・日本の領域における軍事的脅威から防衛すること
・名目GDP成長率目標を設定
・エネルギー安全保障を実現すること
・食糧安全保障を達成すること
・大地震などの自然災害に対する対策を講ずること
・米国との協力関係の維持
・海上交通路(シーレーン)の安全確保
省5
588: 2013/04/08(月)02:02 ID:8UUQBDMN0(2/2) AAS
日本の核武装の可能性というのは、広島、長崎といった日本の国内の感情などを考えたときには確かに難しいと考えられます。ところが日本が核武装を迫られることになりそうなケースが一つあります。
それはアメリカが北東アジアから本格的に撤退を始めた時です。すでに核兵器を持っているイギリスのような国でも一旦その技術・インフラを破壊してしまうと、ある日また新しく核兵器が必要な場合が出てきた時に、
そのインフラを再構築するには時間がかかりすぎて困難になってしまうものなのです。中国のように軍事力、とくに政治的な恫喝力を持つ核兵器を持つ国に対して日本がこれから核技術の分野でどう対抗していくのかわかりませんが、
そのような事態が十数年後に起こるとしたら、今すぐ覚悟を決めてインフラ構築を始めても遅いくらいかもしれません。(コリン・グレイ)
589: 2013/04/19(金)00:53 ID:+7WCdaU90(1) AAS
国際法では国際紛争を2つに分類しています。ひとつ目は法律的紛争であり、2つ目は政治的紛争です。
法律的紛争とは、条約の解釈、国際法上の問題、認定されれば国際義務違反となるような事実の存在、国際義務違反に対する賠償の性質または範囲などが法律的紛争の内容だといえます(国際司法裁判所規定36条2項)。
政治的紛争とは、法律的紛争でなければ、すべて政治的紛争となってしまいます。
例えば、A国の自動車が売れるようになり、B国の自動車は売れなくなり、多くの自動車会社が倒産してしまいました。この状況を受けて、B国はA国の自動車に高い関税をかけ、自国の自動車産業を保護しようとしました。
A国は、B国からの輸入品に高い関税をかけて仕返しをしました。この事態をめぐってA国とB国は対立し、争いは紛争へと発展してしまいました。この紛争は、互いの貿易に対する事項であり、法律的紛争ではありません。
法の上でのお互いの権利や義務が争点となるような紛争ではないからです。政治的紛争では法によらずに外交を用いて解決されるのです。
例えば、非常に領土も狭く経済的にも弱い立場にあり、さらに他国から多くの援助をもらっている小国が、大国と交渉を持ったときに対等に話ができるのかどうかが疑問になります。
もし、小国が大国に援助を打ち切るといわれれば、思わず相手のいいなりになってしまうこともあるでしょう。
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