紳士のひとりごと2498 (61レス)
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(1): 02/17(月)21:52 ID:CxQ8RSGK(1) AAS
今回は『翠の海 -midori no umi-』をクリアした
周囲には森がどこまでも続く場所にひっそりと建っている洋館での物語で、館モノでありクローズドサークルモノでもある
館から見えるどこまでも続く森がまるで翠の海のようだからと作中で呼ばれた名称でもある

主人公が目覚めたら、館のそばで倒れており過去のことを全て忘れていた
みちるというその館の住人が助けてくれたのだが、この館に住む少年少女たちはみな過去のことを思い出せないらしい
他に行くあてもないならとりあえずこの館で暮らそう、慣れたらこの館は楽園よ。というところから物語が始まる
が、すぐに楽園が危ういものであることを示唆する出来事が起こり、その中でどうやって生きるのか?というのがメインであるように感じた
この館の謎の解き、みんなでここから脱出しよう!というのが主題かなと思っていたのでそこは驚き

G線上の魔王などと同じくヒロイン個別エンドは途中下車式
序盤のとにかく情報を集めていく中でのバッドエンドや、中盤での真相の断片を得ながらも自分と周囲の人だけしか救済できなかったビターエンド
このあたりがゲームとしてのワクワク感の絶頂で、真相が明らかになっていくにつれて整合性がおかしくなっていくし
登場人物が本来受けなきゃいけない、犯した罪への断罪が行われないままエンドになるのでどうしてもトータルでは点数が下がってしまう
プレイ途中の情報が足りない中ではエンタメとして面白かったのでクソではないが、名作にはなれないかな

エンドに至るたびに流れるエンディングソングが名曲で何度も聞いたし、音楽の評価も結構高い
作中の退屈はしなかったし、キャラも良いのだが
真相部分がゲーム全体にかかるテーマや舞台設定、行動の動機づけでもあるので
そもそもその程度の問題なの?とかそれは根本的な解決になってなくない?とかじゃあなんで◯◯殺したの?
と全体が陳腐化してしまうのは避けられない内容だった

前にやったこのメーカーの箱庭ロジックも同じ人が書いていて、
思えば展開が似たようなものだったのでこの人はこういう話の書き方するんだなあと納得した
出来の悪いゲームじゃないし、そこそこ楽しめたので自分の評価はまあまあといったところ
キャラの名前が童話由来らしいのだがほとんどわからなかったのは残念
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