[過去ログ] 生徒からも保護者からも教師からも嫌われる部活5 [無断転載禁止]©2ch.net (852レス)
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123: 2016/04/16(土)11:22 ID:oN/6vrEy(10/16) AAS
■<競技>と<教育>から今日の部活動を再考する

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フィギュアスケートや体操など一部の競技を除けば、今日の学校における運動部活動は、オリンピック選手育成の重要な下位組織として機能している。
学習指導要領では「部活動は生徒の自主的な活動」という<教育>の論理が掲げられながらも、実態は<競技>の論理に組み込まれている。

はたして、今日の学校現場において、<競技>の論理に抗するかたちで<教育>の論理を立てて、部活動のあり方を論じようという姿勢はあるだろうか。

いやそれどころか、<競技>の論理に沿うかたちで、<教育>の論理を立てることに一生懸命ではないだろうか。たとえば「部活動は生徒指導の要だ!」と、部活動の<教育>的意義を強調しながら、
平日の早朝や夕刻さらには土日祝日に、生徒を教員の管理下に置くことが正当化される。それは同時に、勝つための練習でもあり、対外試合への参加にもつながっている。生徒指導という<教育>の論理が、<競技>の論理と同じベクトルをもちながら、
年中無休の部活動が維持されている。

<教育>の論理とは、いったいどうあるべきなのか。そして、<競技>の論理もまた、それでよいのだろうか。さらには、学校の運動部活動と学校外のスポーツクラブは、いかなる機能をもつべきか。
これから先の部活動のあり方は、意外にも70年前に、答えが出ているのかもしれない。

[参考文献]

・ミッシェル・ブルース、2013、「危険な指導方法、危険な柔道とは?」(NPO法人柔道教育ソリダリティー、第14回講演会録)

・中村哲也、2013、「戦後日本における運動部活動と学校教育」『現代スポーツ評論』28: 121-129.

・中澤篤史、2014、『運動部活動の戦後と現在―なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか』青弓社。

・関春南、1970、「戦後日本のスポーツ政策―オリンピック体制の確立」『一橋大学研究年報経済学研究』14: 125-228.

・友添秀則、2013、「学校運動部の課題とは何か―混迷する学校運動部をめぐって」『現代スポーツ評論』28: 8-18.

[写真の出典]

「写真素材 足成」
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